「砧地域拠点園」としての役割を担う ~世田谷区立希望丘保育園~

最終更新日 令和元年12月23日

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地域の身近な「子どもの育ちのセーフティネット」として、すべての子どもの安全と育ちを保障するために

平成31年2月に策定した「区立保育園の今後のあり方」では、区立保育園は、『地域における身近な公設の児童福祉施設として「子どもの育ちのセーフティネット」の役割を行政の責任のもと担い、すべての子どもの安全と育ちを保障するとともに、地域・地区の中心となり、すべての保育施設と連携・協力しながら、地域全体の保育の質の維持・向上のために取り組んでいく』と、その役割を示しました。

区立希望丘保育園と区立船橋西保育園を統合して、砧地域拠点園としてスタート

区立希望丘保育園は、平成31年1月に希望丘複合施設内の新園舎に移転し、近隣にある区立船橋西保育園を統合したうえで、平成31年4月から、区立保育園の役割を実践し、けん引していく砧地域の拠点園としてスタートしました。

希望丘保育園の外観希望丘保育園のっぱら

(1) 砧地域保育ネットワークの活動

砧地域の「地域保育ネット(保育施設間のネットワーク)」の事務局の役割を担い、すべての保育施設(認可・認可外を問わず)や地域の民生児童委員、子育て支援コーディネーターにも参加を呼びかけ、「顔が見える、いつでも相談しあえる関係づくり」をキーワードに、子どもを中心とした保育を目指し、連携・協力しながら、保育の質の維持・向上に取り組んでいます。

保育ネットの様子

保育所等が行う散歩等の園外活動の安全を確保するために、地域の様々な保育施設が一同に集まり、散歩ルートの安全点検や危険個所を確認し、共通の危険マップを作成しました。

また、行事や普段のあそびでも交流を重ねています。秋のスポーツフェスティバルでは、近隣保育施設の子どもたちと一緒に汗を流しました。園内の聖火リレーから始まり、追いかけっこや大縄跳び、最後はドッジボール大会と、職員と子ども達に分かれての対抗戦は大いに盛り上がりました。

(2) より質の高い教育・保育の実施

地域・地区における教育と保育の連携を進め、より質の高い教育・保育が提供できるよう、先進的に取り組んでいます。

アトリエ活動

アトリエでは、子ども達が自由に素材や道具を使って製作活動を楽しんでいます。近隣の企業の方からいろいろな廃材をいただき、様々な素材に触れる機会となっています。

年に一度の劇発表会では、子ども用ミシンを使って自分達で衣装を手作りしました。発表会当日は、素材を提供してくださった方も、観に来てくださいました。子ども一人ひとりが、それぞれの発想で、のびのびと表現しイメージを形にしています。

(3) 医療的ケアを必要とするお子さんやその保護者への支援

障害や疾病等により、医療的ケアが必要でかつ集団保育が可能な子どもの受入れを開始しました。また、区立保育園に勤務するすべての看護師を対象とした専門性の高い研修や園内研修を開催し、職員の支援技術の向上に努めています。

医療的ケア研修の様子

同じクラスの友達と保育室や園庭で遊んでいます。医療的ケアが必要な時間になると、看護師に「~~さん医療室にいくよ」と声をかけ、ニコニコしながら医務室に向かいます。ケア中は、おもちゃで遊び、ケアが終わると、また保育室に戻ります。医務室までの道中では、他のクラスのお友達やすれ違う職員にハイタッチ!日々、保育園での生活を楽しみながら、成長しています。

(4)「おでかけひろば にじ」の開設

子育て中の親子が気軽に立ち寄り、交流できる場として「おでかけひろば にじ」を併設しています。子育て相談や子育て情報の提供を通して、子育てに対する不安の解消や負担感の軽減、地域の子育て支援機能の充実を図っています。

ひろば(1)ひろば(2)

ある日、いつものようにひろばへ遊びに来ると保育園では環境学習が行われていました。

目の前にはスケルトンのごみ収集車。ひろばに来ていた子どもたちも、指をさしながら、「おー」と声を出して興味津々です。イベントではないけれど、日々の中でのちょっとしたサプライズ!!「楽しそう!」「何しているのかな?」保育園の様子をいつもそばでみながら、同じ空気を感じています。

このページについてのお問い合わせ先

子ども・若者部 保育課保育計画・再整備担当

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