ユニバーサルデザインの設計内容
ユニバーサルデザインの設計
世田谷区本庁舎等整備では、基本的方針の一つに「すべての人に分かりやすく、利用しやすい、人にやさしい庁舎」を掲げ、窓口サービスの利便性を高め、区民ニーズにあった便利で利用しやすい庁舎とするとともに、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、高齢者や障害者、子ども連れの方や外国人など、利用される方の立場に立ったきめ細やかな配慮によって、すべての人にやさしい庁舎を目指しています。
本ページでは、設計で取りまとめたユニバーサルデザインの設計内容を紹介します。

設計内容
世田谷区本庁舎等整備におけるユニバーサルデザインの取組み(PDF:15,727KB)
全体
- 視覚障害者誘導用ブロックの配置計画・突起高さ
- 車いす使用者用駐車場
- 身障者用乗降場
- 屋上庭園
- 音声誘導装置
- 窓口カウンター
- 会議室、相談室の調光機能(クールダウン・カームダウン)
- 西棟の階段併用スロープ形状(大きめの踊場、休憩場所)
- 東棟中庭の階段形状(緩やかな勾配)
- 風除室・出入口の自動ドア等の衝突防止フィルム
- 通行空間のグレーチングの溝幅は9ミリメートル以下
トイレ計画
- 配置計画(バリアフリートイレ、授乳室、男女共用トイレ等)
- 男女共用トイレ
- 子ども用小便器(区民窓口のある1~3階の女子トイレ)
- 子ども用便座(男女トイレの共用部)
- フラッシュランプ(光警報装置)
- 区民利用エリアの男女トイレ内にベビーチェアの設置
- 男子トイレの小便器は低リップタイプ(床から350ミリメートル程度)
- 男子トイレの小便器に手すりの設置
- 男子・女子トイレ内のトイレブースの一部拡張
- バリアフリートイレの手すり(右利き、左利き)
- バリアフリートイレの扉仕様(区民利用の多い箇所:自動ドア)
- バリアフリートイレの設備の視認性(手すり、ボタン等と床との明度差)
- バリアフリートイレ内の操作盤はJIS規格化
- バリアフリートイレ内の緊急用呼出しボタン
エレベーター
- 配置計画、かごサイズ
- かご内に手すり
- 車いす対応操作盤
- 操作盤に点字プレート、文字等の浮き彫り
- 聴覚障害者専用ボタン
- 監視カメラ
- オートアナウンス(放送)機能
- 閉じ込め防止機能
- 免震構造により、EVは震度6まで使用可能※ (一般建物:震度5)
※地震後の点検のみで使用可能
サイン計画
- サイン計画の基本方針
- 主要サインの配置
- サインデザイン
- その他サイン
- デジタルサイネージ
区民会館ホール
- バリアフリー動線の確保(既存の段差を改修工事で解消)
- 車いす対応席
- 演者の裏動線
- 親子観覧室
- 集団補聴設備
議場傍聴スペース
- 親子傍聴室
- 車いす使用者傍聴スペース
- 手話通訳者配置スペース
- 集団補聴設備
- 大型モニター
災害時対応
- 緊急地震警報装置
- フラッシュランプ
- 階段内の一時待避スペース
- 2階のテラスを活用した避難
- 職員研修(避難訓練、新庁舎マニュアル)
階段
- 階段の段鼻の明度差
- 階段下部の侵入防止柵
- 手すりの始点終点に点字シール
- 踊場等に警告ブロックの設置
- 一時待避スペース
スロープ
- 傾斜(外構):1月20日以下
- 手すり始終端に点字シール
- スロープ部と平坦部(始点終点)に色分け
- 防滑仕様