就学支援シート
「就学支援シート」とは
お子さんが楽しい学校生活を送ることができるよう、幼稚園、保育園、療育機関など、就学前機関のお子さんの様子や支援の様子等を区立小学校または都立特別支援学校(以下「小学校」といいます。)に引き継ぐとともに、就学後に必要と思われる支援等について、保護者、就学前機関、小学校がともに考えていくことを目的としています。
この「就学支援シート」の作成、活用等は保護者の同意のもとに行われます。
「就学支援シート」を作成する対象のお子さん
学校生活を送る上で、特に配慮が必要と思われる以下(1)~(2)のお子さんが主な対象となります。
- (1)就学相談を申し込んでいるお子さん
- (2)現在、療育機関に通っているお子さん
「就学支援シート」で引き継ぐこと
お子さんの好きなことや得意なこと、また、お子さんがどうしても苦手なことなど、就学に向けて小学校に知ってもらいたいことを引き継いでいきます。
<引き継ぐ具体的な内容>
- (1)家庭での様子(生活・健康、人とのかかわりなど)
- (2)保育園、幼稚園、療育機関での様子(生活・健康、人とのかかわりなど)
- (3)入学した先での本人や保護者の希望など
「就学支援シート」の提出時期について
保護者、就学前機関、小学校がともに考えていくことを目的としているため、小学校への提出時期は、お子さんの学校が決定した後となります。また、なるべく入学前に就学先へご提出ください。
「就学支援シート」活用スケジュール
- 就学支援シート配布(12月上旬~) 教育委員会(支援教育課 支援教育担当)、または療育機関等から、対象となるお子さんの保護者にシートをお配りします。
- 就学支援シート記入(保護者 )保護者の方は、「就学支援シート(1)【保護者記入用】」を記入し、保育園、幼稚園、療育機関等に作成の依頼をしてください。
(様式欄のすべてを記入しなくても結構です。「ここだけは」というポイントをご記入ください。)
(保護者は「就学支援シート(1)(2)」を就学前機関に渡してください。)
- 就学支援シート記入(就学前機関) 就学前機関は、保護者の作成の依頼に基づき、「就学支援シート(2)【就学前機関記入用】」を記入します。
- 就学支援シートが出来上がったら 保護者は、就学前機関から「就学支援シート(1)(2)」(原本)を受け取ってください。
(保護者は、必要に応じて「就学支援シート(1)(2)」のコピーをとり、ご活用ください。)
- 保護者から小学校へ提出(就学校決定後) 保護者は、就学校決定後、小学校に事前に連絡のうえ、「就学支援シート(1)(2)」(原本)を直接、小学校へ提出してください。
なお、通級指導学級(難聴・言語・弱視)へ通われる場合は、「就学支援シート(1)(2)」(コピー)を直接、通級する小学校へ提出してください。また、特別支援教室(情緒)利用の場合は、就学する学校で指導することになりますので、就学校へ提出してください。
- 支援の方法を考えます 保護者は、「就学支援シート(1)(2)」を活用し、家庭や就学前機関でのお子さんの様子等を小学校に伝えてください。その後、就学後に必要と思われる支援等について、小学校と一緒になって考えていくことになります。
就学前機関と小学校では規模も異なり、学校生活で求められる内容や支援の内容も変わってきますので、保護者は、小学校の状況を事前に確認しておくことが大切です。
お子さんが楽しい学校生活を送ることができるよう、「就学支援シート(1)(2)」を参考にしながら、現在の学校環境の中で行える支援等について、保護者と小学校が一緒に考えていただければ幸いです。
以下、必要に応じて
- 連絡 小学校は、必要に応じて、保護者の了解を得たうえで、就学前機関と連絡を取り合い、支援等について考えていきます。
- 就学支援シートの活用 保護者の方の判断により、お子さんに関係する機関(医療機関、教育相談室(分室)、区総合支所(保健福祉課など)など)に保護者の方から直接「就学支援シート(1)(2)」をお渡しいただくなど、今後の支援に役立ててください。
「就学支援シート」の作成・活用の流れ
(図)「就学支援シート」の作成・活用の流れ(図をクリックすると拡大します。)