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最終更新日 2025年4月1日

ページID 23851

世田谷区社会的養育推進計画(中間見直し)【令和7年度~令和11年度】

世田谷区社会的養育推進計画(中間見直し)を策定しました

区では、令和2年度に特別区初となる区立の児童相談所を開設しました。それとあわせて、社会的養育を着実に推進するための体制整備に向けた区の基本的な考え方等を示すため「世田谷区社会的養育推進計画」を令和3年4月に策定し、令和6年度に進捗状況の検証、計画の見直しを行うこととしていました。

今回策定した世田谷区社会的養育推進計画(中間見直し)は、社会的養育の充実に向けた国の動向等を踏まえ、子どもの最善の利益の実現に向け、「家庭養育優先原則」と「パーマネンシー保障の理念」に基づき、支援が必要な子どもと子育て家庭を支える環境の充実を図るために、現行計画を見直し、世田谷区の社会的養育の推進に関する今後5年間の取組みをまとめた計画として策定するものです。

 家庭養育優先原則

地方公共団体は、子どもが家庭において健やかに養育されるよう、保護者を支援することを原則とした上で、家庭における養育が困難又は適当でない場合には、「家庭における養育環境と同様の養育環境」である里親等への委託を進め、里親等への委託が困難な場合、できる限り小規模かつ地域分散化された施設への入所措置を行うようにすること。

 パーマネンシー保障

永続的な家族関係をベースにした家庭という育ちの場の保障。

計画の位置づけ

この計画は、国が定める「都道府県社会的養育推進計画の策定要領(令和6年3月)」に基づき、「世田谷区社会的養育推進計画(令和3年4月策定)【計画期間:令和3~11年度】」の中間見直しとして策定するものです。

また、こども基本法の「市町村こども計画」に位置づけられている「世田谷区子ども・若者総合計画(第3期)【計画期間:令和7~16年度】」との整合性を図っています。

計画期間

令和7(2025)年度から令和11 (2029)年度までの5年間

計画の理念・目指す姿

子どもが権利の主体として、置かれた環境や経験にかかわらず、安全・安心に健やかに成長できるよう、地域社会全体で支え育み、「子どもが自分らしく幸せ(ウェルビーイング)な今を生きることができるまち・せたがや」を目指します。

ウェルビーイング(Well-being)

身体的、精神的、社会的に満たされ、その人にとってちょうど心地よい、幸せな状態であること。

基本的な考え方

  1.  子どもが家庭で健やかに育つことができるよう、家庭の養育支援や環境改善に取り組むとともに、子どもと子育て家庭を支える地域社会をつくります
  2. 代替養育を必要とする子どもが、家庭と同様の養育環境において養育され、施設で養育される場合においても、できる限り良好な家庭的環境で養育されるよう、支援の充実を図ります
  3.   子どものセルフアドボカシーが実現できるよう、子どもが安心して意見表明できる環境づくりをはじめとした権利擁護の取組みを一層推進し、子どもの権利が保障された地域社会を目指します

世田谷区における具体的な取組み

  1. 子どもの権利擁護の取組みの推進
  2. 予防型の児童相談行政の推進
  3. 児童虐待の未然防止・再発防止と養育環境の改善
  4. 一時保護の児童への支援体制のさらなる強化
  5. パーマネンシー保障に向けた取組みの推進
  6. 里親等委託の推進
  7. 児童養護施設等の機能強化
  8. 社会的養護自立支援の推進
  9. 人材育成・人材確保

計画策定の経過

世田谷区社会的養育推進計画(中間見直し)の策定にあたっては、その基本的な考え方について、令和6年(2024年)1月19日に世田谷区児童福祉審議会に諮問し、令和6年(2022年)12月4日に答申をいただきました。区では、その答申と区民意見、また社会的養護下にある子ども、社会的養護を経験した若者、社会的養護に携わる支援者等に対して実施したヒアリング調査、アンケート調査を基に計画を策定しました。

詳しくは下記添付ファイルをご覧ください。

「世田谷区社会的養育推進計画」(中間見直し)は、次の場所でご覧になれます。

  • 区政情報センター、総合支所区政情報コーナー
  • 出張所・まちづくりセンター
  • 図書館
  • 子ども・若者部児童相談支援課(梅丘分庁舎2階)

お問い合わせ先

子ども・若者部 児童相談支援課 社会的養護推進

ファクシミリ:03-6304-7786