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最終更新日 2024年12月23日

ページID 21764

「ユニバーサルデザインの取組みを広げる意見交換会~ユニバーサルデザインの視点でまちを考えよう~」を開催しました(令和6年6月15日開催)

区では、年齢、性別、国籍、能力等にかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすい生活環境にするというユニバーサルデザインの考え方のもと、「世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画」を平成21年に策定し、だれもが暮らしやすいまちづくりに取り組んでいます。

今回の意見交換会は、令和7年度からの取組みの方向性を盛り込んだ計画について、区民の皆さまのご意見やアイデアを伺うことを目的として開催しました。

開催概要

開催概要
開催日時 令和6年6月15日(土曜日)午後1時30分から午後4時30分まで
開催場所 保健医療福祉総合プラザ(うめとぴあ)
参加人数 13名

プログラム

1.開会

2.説明「ユニバーサルデザインの視点でまちを考えよう」

3.意見交換

4.各班発表

5.閉会

当日の様子

説明「ユニバーサルデザインの視点でまちを考えよう」

意見交換する以下のユニバーサルデザイン(UD)に関する4つのテーマについて、事務局より説明しました。

テーマ1:区立施設のUD整備、公園緑地のUD整備

テーマ2:交通や移動サービス、歩く空間(歩道や身近な道)

テーマ3:民間施設(お店等)のバリアフリー支援、UD整備の情報提供、だれにでも届き、使える情報

テーマ4:UDの普及啓発、仲間や担い手づくり、UDの取組みを進める制度

説明の様子

意見交換・各班発表

参加者は4班に分かれて、各班に割り当てられたテーマについて、普段の生活や身のまわりの環境で気になっていることなど、身近で感じていることを発言していただき、意見交換をしました。

最後に、各班で出た意見を班の代表者が発表し、全体で共有しました。

意見交換の様子

意見交換の様子

発表の様子

発表の様子

いただいたご意見の紹介(要旨)

区立施設のUD整備

  • 学校は子どもたちが長時間過ごす場所なので、快適な環境づくりをしてほしい。
  • 障害者はスマートフォンを頻繁に使用するため、ベンチがあると落ち着いて操作できて助かる。

公園緑地のUD整備

  • トイレの出入口に庇がほしい。
  • 水飲み器の水栓は、手に力がなくても、簡単に水が出せて、飲めるような蛇口にしてほしい。

交通や移動サービス

  • 介助者がいないと外出できないような環境だと、車椅子使用者は自由に外出ができない。車椅子の人が、一人でも外に出やすい環境にしてほしい。
  • 移動サービス等の情報を移動困難がある人など、必要な人に最低限届くようにしてほしい。

歩く空間(歩道や身近な道)

  • 車椅子だとタイルやレンガの歩道はガタついて走行しにくい。素材の異なる所もガタつき、車椅子では走行しにくい。
  • バリアフリー設備の使い方や意味を知らせていく。誘導用ブロックの上にものを置いたり、立ち止まったりなどしては迷惑になることを周知する。

民間施設(お店等)のバリアフリー支援

  • 小さなお店のバリアフリーがなかなか進まない。特に段差の解消、トイレ整備。
  • バリアフリー改修の助成金があることを知らないお店の人が多い。もっと知らせてほしい。

UD整備の情報提供

  • 飲食店のバリアフリー情報を、ネット上に掲載できたら良いのではないか。
  • トイレ、ベンチの情報もアプリ化して、使い勝手を向上させてほしい。

だれにでも届き、使える情報

  • 音声情報だけでなく他の手段で伝える工夫が必要。電車の扉が開閉する際に音を伴うが、光でも表示するなど。
  • 音声認識アプリは、周りに聞こえないよう、見えないようにして、プライバシーへの配慮も必要。

UDの普及啓発

  • UDは配慮が必要な人だけでなく、全ての人の理解が必要である。
  • UDを知ってもらうには「体験型イベント」が有効。

仲間や担い手づくり

  • UDが普及すれば自ずと仲間が増えるはずなので、担い手を増やすには、広報・普及に力を入れる。
  • 「楽しいUD、面白いUD、美味しいUD」は良い考え。

UDの取組みを進める制度

  • UD整備を気持ちで取り組んでもらうのは難しいので、ソフト面についても制度化して“しなければならない”となるとUDが進む。
  • 遵守義務のある条例を作って「車椅子で入れること、店内には車椅子で利用できるスペースを設けること」を定めるとよいのではないか。

たくさんのご意見をいただき、ありがとうございました。

お問い合わせ先

都市整備政策部 都市デザイン課  

ファクシミリ:03-6432-7996