資源・ごみ処理経費

1 ごみ・資源の処理経費（令和3年度）

（1）令和3年度の処理経費

令和3年度に世田谷区のごみ処理や資源のリサイクルにかかった経費は、115億5,974万円でした。内訳は、ごみの収集運搬に61億3,955万円、ごみの焼却処理や埋立などに35億6,656万円、資源のリサイクルに18億5,363万円となっています。

「ごみ」とは、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみです。

「資源」とは、ガラスびん、缶、古紙、ペットボトル、容器包装プラスチック類、廃食用油等です。（集団回収は処理経費に含んでいません。）

（補足）千円未満の数値は端数処理をしています。

（2）みなさんのご家庭では？ 

区民1人あたりのごみ・資源の処理経費を計算すると年間12,593円（ごみ10,574円、資源2,019円）になります。（令和3年10月1日現在、世田谷区人口約91.8万人）

2人世帯では年間25,186円、4人世帯では年間50,372円になります。

（3）資源の2R推進

資源のリサイクルは、限りある天然資源の有効活用や23区唯一の埋立処分場の延命化に有効です。また、ごみとして処分する場合の約73％の経費で行うことができ、経費削減に直結します。

しかし、リサイクルでも環境負荷を生じ、費用もゼロにはできません。そのため、世田谷区としてはそもそも不用なものを発生させない「発生抑制（リデュース）」と「再使用（リユース）」の2Rを推進しています。環境負荷の低減や、埋立処分場をより長く使うためにも、各家庭でのごみの減量に更なるご協力をお願いいたします。また、まだまだ利用可能なものが、多くごみに出されています。再使用（リユース）を促進するために、知人・友人に譲る、リサイクルショップ、レンタルショップ、フリーマーケットを利用するなど、なるべくものを大切に長く使う工夫をお願いします。

2 資源・ごみの処理原価（令和3年度）

（1）令和3年度の処理原価（処理コスト）

処理原価とは、ごみや資源の重さあたりの処理経費です（人件費、物件費、減価償却費、起債利子などの支出分から資源売払い金などの収入分を差し引いた処理経費を、ごみ・資源の収集量で割り返して計算しています）。

令和3年度のごみの処理原価は、1キログラムあたり63円、資源の処理原価は、1キログラムあたり46円でした。

（注意）1円未満の数値を端数処理しています。

（補足）品目ごとの処理原価は、一覧表をご覧ください。

（2）収集車1台分のごみ処理にかかる経費

ごみの処理原価は1キログラムあたり63円です。

清掃車1台分のごみ（約1.5トン）を処理するには、

94,500円の経費がかかっていることになります。

（3）粗大ごみの処理原価（処理コスト）

粗大ごみの処理原価（処理コスト）は1キログラムあたり138円でした。粗大ごみを除いた可燃ごみと不燃ごみの処理原価は1キログラムあたり59円ですので、粗大ごみの処理には通常のごみ処理の約2.3倍の経費がかかっていることになります。

令和2年度 ごみ・し尿・資源処理原価一覧表

種類	内容				処理原価
ごみ	可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみ				63円／キログラム
	種類別		可燃ごみ・不燃ごみ		59円／キログラム
			粗大ごみ		138円／キログラム
し尿					109円／キログラム
資源	資源全般				46円／キログラム
	種類別			ガラスびん	68円／キログラム
				缶	78円／キログラム
				古紙	23円／キログラム
				ペットボトル	125円／キログラム
				容器包装プラスチック類	3,530円／キログラム
				廃食用油	1,185円／キログラム

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