保健医療福祉総合プラザ 地中熱利用設備の導入について

最終更新日 令和6年2月29日

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「うめとぴあ」の保健医療福祉総合プラザでは、環境への配慮のひとつとして地中熱を利用したエアコンを1階のエントランスホールに導入しました。深さ100メートルの垂直型地中熱交換器を8本設置し、冷暖房に活用しています。

プラザ1階では、地中熱利用設備の稼働状況をモニターでご案内しているほか、ホームページ等での情報提供を行っています。

(導入にあたっては、「東京都区市町村との連携による地域環境力活性化事業補助金」を活用しています。)

地中熱について

地中は気中に比べ年間の温度差が少なく、特に10メートル以深はほぼ一定の温度になります。

この気中と地中の温度差を利用するのが地中熱利用です。

夏は外気中より冷たい地中の熱で冷却(放熱)し、冬は外気中より暖かい地中の熱で加温(採熱)することができるため、外気を利用するよりも少ないエネルギーで冷暖房をすることができ、二酸化炭素削減効果もあります。

冷房の場合
地中熱利用の仕組み(冷房の場合)
暖房の場合
地中熱利用の仕組み(暖房の場合)

地中熱利用は、地面があればどこでも利用できることが、大きな特徴です。ところが、地面の下の状況は場所によって異なります。例えば砂層、岩盤層、粘土層など、地層の順序や厚みは場所ごとに違ってきます。これらの場所による地層の特性の違いが、場所による熱の利用のしやすさに違いを生んでいます。

東京地中熱ポテンシャルマップについて

東京都では、こうした地下の構造の違いによる地中の熱利用のしやすさの違いを地図上に色別表示することで、一目で分かるようにした「東京地中熱ポテンシャルマップ」を作成し、公表しています。地中熱利用の導入を検討されている方は、どうぞご活用ください。

www.tokyogeoheatmap.metro.tokyo.lg.jp新しいウインドウが開きます 

「東京地中熱ポテンシャルマップ」についてのお問い合わせ

東京都産業労働局産業・エネルギー政策部事業者エネルギー推進課

電話番号 03-5320-7783

熱応答試験について

地中熱利用設備工事にあたっては、平成31年(2019年)2月に、設置した熱交換器による熱応答試験を実施しました。当初の計画どおり、100メートルの垂直型熱交換器を8本設置することでエントランスホールの空調が可能であると推定されました。

工事写真(掘削の様子)
工事の様子(掘削)
工事写真(熱交換器の設置)
工事の様子(熱交換器設置)

このページについてのお問い合わせ先

保健福祉政策部 保健医療福祉推進課

電話番号 03-5432-2939

ファクシミリ 03-5432-3017