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最終更新日 2025年3月14日

ページID 2987

結核は昔の病気じゃない!

結核は日本の重大な感染症です

結核は今も全国で年間約1万人の新たな患者が見つかり、約1,600人が命を落としている感染症です。

高齢の方は特に注意が必要です

世田谷区では昨年68人の結核患者が見つかり4割が80歳以上の高齢者です。高齢者に結核患者が多い理由は、現在の高齢者が若い頃に、結核がまん延しており、感染する機会が多くあったからといわれています。若く体力があった頃は抑えられていた菌の活動が、加齢とともに体力や免疫が低下すると、活発になり結核が発病すると考えられています。

結核は早期発見が大切です

結核の初期症状は、風邪とよく似ています。「せきが2週間以上続く」「たんが出る」「からだがだるい」「急に体重が減る」という症状があれば、結核も疑って早めに医療機関を受診しましょう。

症状がなくても、ご自身の健康管理のために、65歳以上の方は毎年1回は健康診断、人間ドック等で胸部エックス線検査を受けましょう。検査結果が「要精密」「要医療」の場合は放置せず、必ず医療機関を受診してください。ご自身の結核が進行すると周囲の方が感染するおそれがあります。

普及啓発について

世田谷では、以下の期間に普及啓発を強化しております。

世界結核デー

世界保健機関(WHO)は1997年の世界保健総会で、1882年3月24日に細菌学者ロベルト・コッホ博士が結核菌の発見を発表した日にちなみ、毎年3月24日を「世界結核デー(World TB Day)」と制定しました。

結核・呼吸器感染症予防週間

厚生労働省は、毎年9月24日から9月30日までを「結核・呼吸器感染症予防週間」と定めて、結核に関する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。

お問い合わせ先

世田谷保健所 感染症対策課  

ファクシミリ:03-5432-3022