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世田谷区トップページ > 住まい・街づくり・環境 > 都市計画 > 農地保全の取組み > 農的活用のまちづくり > タマリバタケ「日常生活に農と人のつながり」(提案型協働事業/令和3年度~令和6年度)【事業終了】
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最終更新日 2025年3月14日
ページID 3703
世田谷区の南西部には多くの農地があり、そのほとんどが農家のみなさんにより経営されています。農地は、生産緑地法に基づく生産緑地とそれ以外の農地に区分されており、平成4年度に最初に指定された生産緑地地区は629箇所、都市計画決定面積は約142.86haでした。
その後、生産緑地地区は、減少し続け、令和6年度(令和6年11月)には466箇所、約80.36haとなり、平成4年度から、163箇所、約62.5haの農地が消滅したことになります。
そのような中、国は平成27年度に都市農業振興基本法を制定し、その翌年に「都市農業振興基本計画」を策定しました。この計画では、都市農地の位置付けを「宅地化すべきもの」から「都市にあるべきもの」へと大きく転換し、計画的に農地を保全していくこととしました。
これまで、世田谷区は都市整備方針に「みどり豊かで住みやすいまちをつくる」とのテーマ別方針を定め、みどりとみずを守り育て、農地保全及び緑・水環境を創出するなどの取り組みを進めてきました。
区としては、引き続き農地を保全していくために、これまでの生産緑地の保全施策に加えて、新たに公共用地の有効活用を推進するための実証実験と併せてみどりの保全や農業振興に寄与していくため農的活用による保全の取り組みを進めていくことにしました。
タマリバタケは、地域交流のタマリバと農体験のハタケを組み合わせた造語となりますが、「日常生活の一部としての農」をコンセプトに地域のつながりを育む畑を目指したコミュニティ型農園として、令和3年度よりNPO法人neomura(ネオムラ)と区が協働で事業(実証実験)を行っています。NPO法人neomura(ネオムラ)からの事業提案書は「令和6年度世田谷区提案型協働事業が決定しました」からご覧ください。
活動場所は区の土地となりますが、上野毛地域の皆さんをはじめ多くの方に参加いただき、暮らしの中に農を取り入れ、農を学びながら収穫を楽しむなど、親交を深められる共有の畑や場とし、これらの活動を通じて、地域住民の生活の一部に「農」や「自然との接点」が入ることで、農の大切さや必要性を学び、共感することにつながるよう農地を守るコミュニティづくりを目指します。
令和6年5月30日~令和7年2月28日
タマリバタケの事業としては、上記期間で終了しています。
詳細は市民活動推進課のページ「市民活動支援事業(提案型協働事業)」をご参照ください。
世田谷区上野毛3-25番先
世田谷区の土地(公共用地)
項目 | 年度 | 内容 |
---|---|---|
「地域交流」編 | 2021 | テーブル、椅子の設置、シンボルツリー設置 |
2022 |
「地球温暖化と食べ物」の紙芝居イベント、丸太椅子設置、砂場づくり、七夕祭り、夕涼み会、 大人向け絵を描くワークショップや、藍染ワークショップなど |
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2023 | 楽ちん堂との連携(かき氷屋台)、掲示板の設置、エントランスのワークショップなど | |
2024 | 世田谷記念病院との連携(地域貢献に関する打ち合わせ等)、防災イベントなど | |
「ハタケ」編 | 2021 | 草刈り、開墾、日常の水やり、物置の組み立て |
2022 | 草刈り、日常の水やり、野菜の収穫、種の収集、コンポスト設置(一部)、綿ワークショップなど | |
2023 |
草刈り、日常の水やり、野菜の収穫、種の収集、春の大園芸大会、次大夫堀公園民家園での小麦の製粉体験など |
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2024 | 草刈り、日常の水やり、野菜の収穫、種の収集、次大夫堀公園民家園での麦ワークショップなど |
サムネイル画像をクリックで拡大できます。
白いタンポポは日本古来より生育している在来種ですが、近畿以西でしか見られませんでした。
タマリバタケで白いタンポポを見ることができます。
世田谷区では、令和4、5、6年度にタマリバタケ周辺地域においてアンケート調査を行いました。調査結果については以下リンク先をご覧ください。
コミュニティ農園は、地域住民の皆さんによるコミュニティ活動や畑の作業活動を通して、つくりあげていくものです。
新しい意見やアイデアをみんなで出し合いながら農を活かしたまちづくりを進めていきたいと考えています。
今後は世田谷区が主体となって、コミュニティ農園の継続を検討していきます。
都市整備政策部 都市計画課
電話番号:03-6432-7148
ファクシミリ:03-6432-7982