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世田谷区トップページ > 住まい・街づくり・環境 > 都市計画 > 農地保全の取組み > 農的活用のまちづくり > タマリバタケ「日常生活に農と人のつながり」(提案型協働事業)
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最終更新日 2024年9月24日
ページID 3703
2024年10月のカレンダーを追加しました。詳細は下段をご確認ください。
※過去の写真やタマリバタケ日記はページ下部の添付写真、添付ファイルをご覧ください。
世田谷区の南西部には多くの農地があり、そのほとんどが農家のみなさんにより経営されています。農地は、生産緑地法に基づく生産緑地とそれ以外の農地に区分されており、平成4年度に最初に指定された生産緑地地区は629箇所、都市計画決定面積は約142.86haでした。
その後、生産緑地地区は、減少し続け、令和5年度(令和5年11月)には471箇所、約81.16haとなり、平成4年度から、158箇所、約61.7haの農地が消滅したことになります。
そのような中、国は平成27年度に都市農業振興基本法を制定し、その翌年に「都市農業振興基本計画」を策定しました。この計画では、都市農地の位置付けを「宅地化すべきもの」から「都市にあるべきもの」へと大きく転換し、計画的に農地を保全していくこととしました。
これまで、世田谷区は都市整備方針に「みどり豊かで住みやすいまちをつくる」とのテーマ別方針を定め、みどりとみずを守り育て、農地保全及び緑・水環境を創出するなどの取り組みを進めてきました。
区としては、引き続き農地を保全していくために、これまでの生産緑地の保全に加えて、新たに民有地などのみどりの保全策として農的活用による保全の取り組みを進めていくことにしました。
タマリバタケは、地域交流のタマリバと農体験のハタケを組み合わせた造語となりますが、「地域のつながりを育む畑」を目指したコミュニティ型農園として、令和3年度よりNPO法人neomura(ネオムラ)と区が協働で事業(実証実験)を行っています。NPO法人neomura(ネオムラ)からの事業提案書は令和6年度世田谷区提案型協働事業が決定しましたからご覧ください。
活動場所は区の土地となりますが、上野毛地域の皆さんをはじめ多くの方に参加いただき、暮らしの中に農を取り入れ、農を学びながら収穫を楽しむなど、親交を深められる共有の畑や場とし、これらの活動を通じて、地域住民の生活の一部に「農」や「自然との接点」が入ることで、農の大切さや必要性を学び、共感することにつながるよう農地を守るコミュニティづくりを目指します。
令和6年5月30日~令和7年2月28日
※提案型協働事業としては本年度で最後となります。
世田谷区上野毛3-25番先(添付ファイル位置図参照)
月曜日~日曜日 8時30分~17時00分
(近隣住民への周知により、上記の利用時間としています。)
※活動日(コミュニティデイ)以外においても開園しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。
隔週の土曜日・日曜日に、みんなで集まるコミュニティデイを開催しています。
コミュニティデイは原則、第1・3・5日曜日、第2・4土曜日の10時~12時です。
下記カレンダーをご確認ください。(雨天中止)
NPO法人neomura及びタマリバタケ運営委員会が計画するスケジュール表をご確認の上、タマリバタケデイにご参加ください。
(カレンダーの画像をクリックすると拡大してご覧になれます。)
※9月28日(土曜日)のタマリバタケデイでは、「タマリバタケでやりたいこと作戦会議!」を実施します。初めての方も大歓迎です。
~みなさんが、タマリバタケでやりたいことは何ですか?エントランスを飾り付けたい?井戸を掘りたい?秋冬野菜は何を植えたい?
みんなでわいわいどんなことをしたいか話しましょう。話さず植物と交流していても大丈夫!ハタケのあきふゆ隊も募集中です。~
※10月20日(日曜日)のコミュニティデイはタマリバタケでの活動の後、世田谷区次大夫堀公園民家園にて麦を加工するイベントを行います。こちらのイベントに参加ご希望の方は事前にお申込みをお願いいたします。
申込み方法:開催2日前までに都市計画課(03-6432-7148、担当:柿澤)へお電話にてお申込みください。
※10月26日(土曜日)のコミュニティデイは、棚田米&多年草稲の収穫祭を行います。タマリバタケメンバーも田植え、稲刈りなどのお手伝いをした新潟県まつだいの「ヨーイ!みんなの棚田」で育ったお米を炊いて一緒に食べましょう。タマリバタケの片隅にある多年草化した稲のお米も一緒に炊きます。マイ食器をお持ちいただけると助かります。申し込み不要ですので初めての方も是非ご参加ください。
インスタグラムで日々の活動を発信しています。
項目 | 年 | 内容 |
---|---|---|
「地域交流」編 | 2021 | テーブル、椅子の設置、シンボルツリー設置 |
2022 |
「地球温暖化と食べ物」の紙芝居イベント、丸太椅子設置、砂場づくり、七夕祭り、夕涼み会、 大人向け絵を描くワークショップや、藍染ワークショップなど |
|
2023 | 楽ちん堂との連携(かき氷屋台)、掲示板の設置、エントランスのワークショップなど | |
「ハタケ」編 | 2021 | 草刈り、開墾、日常の水やり、物置の組み立て |
2022 | 草刈り、日常の水やり、野菜の収穫、種の収集、コンポスト設置(一部)、綿ワークショップなど | |
2023 |
草刈り、日常の水やり、野菜の収穫、種の収集、春の大園芸大会、次大夫堀民家園での小麦の製粉体験など |
※サムネイル画像をクリックで拡大できます。
タマリバタケはみんなでつくるコミュニティ型農園です。現地には交流空間と2つの農的空間があります。これらの空間でのコミュニティ活動や畑の作業活動を通して、新しい意見やアイデアをみんなで出し合いながら「みんなの居場所」として育てていきたいと考えています。
なお、高齢者との交流は地域にとっても大切なことと考えていますので、高齢者の参加を呼び掛けていきたいと思います。
「タマリバ」編
「農体験」編
※タマリバタケの活動状況については、NPO法人neomuraが発行する「タマリバタケ日記」などの通知を、町会掲示板や町会回覧(二子玉川町会および上野毛町会等)をしています。また、NPO法人neomuraのホームページで、FacebookやInstagramでもタマリバタケの情報を掲載していますので、そちらをご覧ください。
有機野菜作り
※初めての方、高齢者の方、大歓迎です。手ぶらで仲間に加わってください。お待ちしています。
(予約不要、参加費はかかりません。)
(注)タマリバタケのハタケは区画割りの分担農園ではなく、みんなで作る農園スペースとなります。収穫した野菜等は持ち帰れます。
区としては、この実証実験を地域のより多くの方に知ってもらい、様々な形でかかわっていただけたらと考えています。タマリバタケに興味がある方、参加を考えていらっしゃる方は、ぜひ下記担当へご連絡ください。
註)2023年5月8日より感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)上の位置づけが「5類感染症」へ変更されましたが、個人の主体的な選択を尊重し、マスク着用は個人の判断に委ねることを基本としています。
ただし、流行期においては、これまでの感染症防止対策を行いながら取り組むものとします。
NPO法人neomura(tamaribatake@neomura.or.jp)
※タマリバタケ周辺地域においてアンケート調査を行いました。
結果については令和5年度「タマリバタケ」における周辺住民アンケート調査結果についてをご覧ください。
都市整備政策部 都市計画課
電話番号:03-6432-7148
ファクシミリ:03-6432-7982