このページに知りたい情報がない場合は

ここから本文です。

最終更新日 2022年6月13日

ページID 571

自転車損害賠償保険等への加入が義務になりました

東京都は「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」を令和2年4月に改正施行し、自転車利用中の事故により、他人にケガをさせてしまった場合などの損害を賠償できる保険等への加入を義務化しました。

詳しくは東京都のホームページをご覧ください。

自転車事故で他人にケガをさせると、高額の賠償金が掛かることがあります。被害者の事故後の生活を支えるための賠償に備えるため、自転車保険に入りましょう。

自転車損害賠償保険等とは

自転車の利用によって生じた他人の生命または身体の損害を賠償する保険や共済です。このような保険は損害保険会社だけでなく、さまざまな企業や団体等でも取り扱っています。また、各種自動車保険・火災保険等に個人賠償責任特約として付帯しているものもあります。

以下は一例です。詳しい内容は各保険会社等へお問い合わせください。

日常生活での賠償保険等
自転車事故に対応した保険の種類 保険の概要
個人賠償責任保険 自転車向け保険 自転車事故に備えた保険
自動車保険の特約 自転車事故にも対応した付帯特約
火災保険の特約 自転車事故にも対応した付帯特約
傷害保険の特約 自転車事故にも対応した付帯特約
区民交通傷害保険 交通傷害保険に自転車賠償責任
プランをプラスした保険
団体保険 企業等の団体保険 団体の構成員向けの保険
PTAの保険 PTAや学校が窓口となる保険
共済 こくみん共済、都民共済など
クレジットカードの付帯保険 クレジットカードに付帯した保険
TSマーク付帯保険 自転車の車両に付帯した保険
業務中での賠償保険等(事業者向け)
自転車保険の種類 保険の概要
施設所有者賠償責任保険 業務活動中の事故に備えた保険
TSマーク付帯保険 自転車の車両に付帯した保険

自転車保険の二重の加入に注意しましょう

上記のように、自転車事故に対応した保険には様々な種類があります。既に加入済みではありませんか?追加で加入し複数に保険料を支払っていても、補償は1本です。

新たな自転車保険への加入を検討する前に、まずはご自身の加入状況を是非ご確認ください。

保険に加入していない場合

自転車を利用する方が自転車事故に対応できる保険に加入していない場合は、保険に加入する必要があります。

保険の種類は、補償限度額、ご自身のケガへの補償、示談交渉サービスの有無等、多岐にわたりますので、ご自身に合った保険等を選択して加入をしてください。

自転車事故で問われる責任

自転車は、身近で手軽な乗り物です。危険な自転車の乗り方によっては、死傷者も出る重大事故につながります。事故を起こすと、自転車利用者は刑事上の責任が問われます。また、相手にけがを負わせた場合には、民事上の損害賠償責任も発生します。

  • 刑事上の責任
    相手を死傷させた場合、「重過失致死傷罪」となります。
  • 民事上の責任
    被害者に対する損害賠償の責任を負います。
  • 道義的な責任
    被害者を見舞い、誠実に謝罪する責任があります。

自転車事故での加害事故例

  • 【賠償額9,521万円】
    児童(小学5年生)が坂道を時速20~30キロで下っていたところ、散歩中の女性に衝突、女性は頭の骨を折り意識の戻らない状態となった。裁判所は事故の原因が児童へ十分な指導をしていなかった母親にあるとして、母親側へ賠償を命じた。
  • 【賠償額9,266万円】
    高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた会社員と衝突。会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。
  • 【賠償額6,779万円】
    男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行して交差点に進入、横断歩道を横断中の女性と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。

交通ルール・マナーを守り、安全運転を心がけましょう。

お問い合わせ先

土木部 交通安全自転車課  

ファクシミリ:03-6432-7996