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最終更新日 2025年11月20日
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世界エイズデーは、エイズのまん延防止と、患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に制定されたものです。毎年12月1日を中心として、世界各国で「U=U 検出されない=性感染しない」を合言葉に、エイズに関する啓発活動が行われています。
【注】U=U(ユー・イコール・ユー)とは
Undetectable=Untransmittableの略で、「(ウイルスが)検出されなければ感染させない」という意味です。「HIVの治療を受けて、血液中のウイルスが継続的に検出されなくなれば、性行為でも他の人へ感染させることはない」ということが科学的に証明されています。
治療法の進歩により、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染を早期発見し、治療することでエイズの発症を防ぐことができるようになりました。また、治療により血液中のウイルス量が検出限界値未満まで減少すると、他の人に性行為を通じてHIVを感染させることは一切なく、性生活も含め今まで通りの日常生活を送ることができます。
近年は、梅毒の患者報告数が男女ともに急増しており、早期発見・早期治療が重要になっています。東京都では毎年11月16日から12月15日までの期間を「東京都エイズ予防月間」と定めています。
世田谷区では12月にHIV・性感染症の夜間検査を行います。詳細は、HIVと性感染症の相談・検査についてをご確認ください。
HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」のことです。HIVに感染した場合、感染初期に風邪に似たような症状がでることがありますが、数日で治まるためHIVとわかる症状はほとんどありません。HIVは体の免疫細胞に感染し、徐々に免疫細胞を壊していきます。そして、数ヶ月~数年の経過の後、体の免疫力が低下し、健康であれば感染することのないウイルスや細菌、カビ等の病原体に感染し、さまざまな病気を発症します。この病気の状態をエイズ(後天性免疫不全症候群)といいます。
HIVはHIV感染者の血液、体液(精液・膣分泌液)、母乳などに多く含まれます。主な感染経路は次のとおりです
HIVの感染力は弱く、唾液や汗などにも含まれないことから日常の社会生活で感染することはほとんどありません。感染経路として最も多いのは性行為による感染です。
正しい知識を持ち、適切な予防行動をとることでHIVの感染は予防できます。
予防のポイントはコンドームを使用することです。また不特定多数との性行為は感染リスクが高いため気をつけましょう。
抗HIV薬の服薬によってウイルスの増殖を抑えることができます。現在では治療の進歩により、病気の進行を遅らせ、通常の生活を長く続けることができるようになりました。早期にHIV感染症を発見して、適切な治療を開始することが大切です。
性行為によって感染する病気(HIVを含む)を総称して性感染症(STI)といいます。最近では若い人の間で性器クラミジア感染症、梅毒などが増えてきています。性感染症の多くは一度かかって治療しても、何回でも感染する可能性あります。また性感染症にかかっているとHIV感染のリスクが高まるといわれています。
パートナーへの感染を防ぐためにも気になる症状がある、心配なことがある方は早めに検査を受けましょう。
具体的な症状など、詳しくは以下のウェブサイトを見てください。
世田谷保健所 感染症対策課
電話番号:03-5432-2370
ファクシミリ:03-5432-3022