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最終更新日 2024年5月28日
ページID 4785
平成26年3月1日、神奈川県三浦市の区有地(世田谷区立三浦健康学園跡地)に、「世田谷区みうら太陽光発電所」を開設し、発電を開始しました。
区は、「世田谷区地球温暖化対策地域推進計画」を策定し、地球温暖化の原因とされる温室効果ガス(主に二酸化炭素)の削減に努めていくこととしています。
区が事業主体として発電を行い、温室効果ガス削減に取り組むとともに、環境施策への活用を図っています。
(左)世田谷区みうら太陽光発電所/(右)パンフレット
発電された電気は、小売電気事業者を通じて、区内で消費(地産地消)する取組みを始めました。身近な再生可能エネルギー電力の活用を通じて、皆さんもご家庭や事業所で使用する電気について、考えてみませんか。
※発電された再生可能エネルギー電力は、小売電気事業者に特定卸供給され、区内に供給されています。
発電所名称 | 世田谷区みうら太陽光発電所 |
---|---|
敷地面積 | 8,695.16平方メートル |
年間発電量 | 約50万キロワットアワー |
発電開始日 |
平成26年3月1日 |
所在地 |
神奈川県三浦市南下浦町金田字仙神1958番1号 (世田谷区から直線距離で約55キロメートル) |
発電出力 | 350キロワット |
施工・運営管理事業者 |
株式会社エネウィル 国際航業株式会社 |
発電量 | 温室効果ガス削減量 | |
---|---|---|
令和5年度 |
508,358キロワットアワー | 約248,587キログラム-CO2 (スギの木28,249本のCO2吸収量に相当) |
令和4年度 |
476,906キロワットアワー | 約233,207キログラム-CO2 (スギの木26,501本のCO2吸収量に相当) |
令和3年度 |
505,851キロワットアワー | 約247,361キログラム-CO2 (スギの木28,109本のCO2吸収量に相当) |
※二酸化炭素排出係数0.489[kg-CO2/kWh]、スギ1本が1年間に吸収するCO2の量を8.8[kg]と推定
発電状況をパソコンやスマートフォン等でリアルタイムに見ることができます。
現在の発電状況は、以下のリンク先をご参照ください。
121.1.142.168/Solar_SlideSub.php
民間事業者が設置する太陽光発電設備を区が「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の期間内である20年間賃借し、区が事業主体として発電を行い、温室効果ガス削減に取り組んでいます。
発電所の建設からメンテナンスまでをリース会社に委託することで、初期投資がかからず、故障や事故などの事業リスクについても最小限に抑えられます。
発電した電気は電力会社を通じて地域の方が利用し、売電した収入は世田谷区の環境事業に活用します。
(補足)100キロワットのパワーコンディショナには、自立運転機能がついているため、停電時でも発電した電力の一部を 近隣で使うことができます。
三浦市に地震、津波、火災、その他災害等が発生した場合、世田谷区みうら太陽光発電所を一時避難所として使用したり、三浦市の求めに応じ発電した電気を非常用電源として提供する協定を結んでいます。
事業地は、昭和39年から平成17年までの41年間、「区立三浦健康学園」が設置され、ぜんそくなどの健康課題の克服と豊かな自然を活かした教育により、多くの子どもたち(927名)が学びました。また、併設された臨海学園(移動教室)では、20年間に16万3千人もの区立小学校の児童が訪れるなど、多くの区民にとって大変ゆかりのある土地でもあります。
世田谷の環境と関係の深いかつての学園の地は、発電の際に二酸化炭素を排出しない「自然エネルギー発電所」に生まれ変わりました。区は、世田谷区みうら太陽光発電所を、直接温室効果ガスの削減とともに、自然エネルギー利用の象徴として運営していきます。
(左)開園当時の区立三浦健康学園(昭和39年撮影)
(中)空から見た区立三浦健康学園(平成6年撮影)
(右)世田谷区みうら太陽光発電所(平成26年撮影)
環境政策部 環境・エネルギー施策推進課
電話番号:03-6432-7133
ファクシミリ:03-6432-7981