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最終更新日 2015年9月25日
ページID 3148
中東呼吸器症候群(MERS マーズ)は、新種のコロナウイルスによる感染症で、2012年に初めて報告されました。中東地域を中心に患者の発生が報告されていますが、2015年5月には韓国で輸入例からの感染拡大が報告されています。
なお、現在までに日本国内でMERS患者は確認されていません。
主な症状は、発熱、咳、息切れなどの呼吸器症状です。下痢などの消化器症状を伴う場合もあります。
MERSに感染しても、症状が現れない人や軽症の人もいますが、高齢の方や糖尿病、慢性肺疾患、免疫不全などの基礎疾患のある方は重症化する傾向があります。
正確には分かっていませんが、ヒトコブラクダが感染源のひとつと考えられています。
現在は家族間や医療機関内での患者間、患者と医療従事者間など濃厚接触者間での感染も報告されています。
ワクチンや特異的な治療法はなく、症状に応じた治療(対症療法)が行われます。
中東地域を旅行する場合は、下記リンク先より事前に情報を確認してください。
中東呼吸器症候群(MERS)注意喚起リーフレットもご活用ください(PDF:283KB)
世田谷保健所 感染症対策課
電話番号:03-5432-2441
ファクシミリ:03-5432-3022