【世田谷パブリックシアター】シッダールタ
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劇作・長田育恵×演出・白井晃×音楽・三宅純が臨む、ヘルマン・ヘッセの最高傑作
「人にとって最大の謎は自分が自分自身であるということ」
ノーベル文学賞を受賞したドイツの作家ヘルマン・ヘッセ。20世紀前半の激動のヨーロッパを生きた彼は2つの世界大戦に衝撃を受け、インドを訪れたことをきっかけに東洋思想と出会い、自我を探求し思索を深め古代インドを舞台に宗教家が悟りに至るまでの姿を「シッダールタ」に描いている。
世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃による2025年のメインプログラムとして上演される本作。繊細で緻密、美意識の高い洗練された演出で高い評価を得る白井晃が、劇作に令和5年度文化庁芸術選奨新人賞を受賞した劇作家・長田育恵を迎え、「シッダールタ」の壮大な世界観をベースに現代を映す舞台へと昇華。白井晃と長田育恵の初タッグに加え、音楽は世界の名だたるアーティストと創作を共にし活躍を続ける作曲家・三宅純が作品にさらなる奥行きを与える。
主演は圧倒的な演技力で数多くの賞を受賞し続ける草彅剛。実在する宗教家で仏陀(釈迦と言われる仏教の始祖ブッダ)と同じ名を持つ青年シッダールタと、「現代を生きるヘッセ」に重なるひとりの男を演じる。シッダールタの生涯の友となるゴーヴィンダ役には杉野遥亮、シッダールタと深い関係で結ばれるカマラーには瀧内公美、実力派俳優2人がシッダールタの旅に寄り添う。
極めて不安定な世界情勢の中、情報の氾濫、価値観の変容、哲学の喪失によって混沌とした世界の中で、宗教とは何か、他者とは何か、そして個のアイデンティティとは何かをこの作品を通して映し出し、平和主義を唱えたヘッセが「シッダールタ」で何を伝えようとしたかを考えていく・・・
日程
- 2025年11月15日(土曜日)から2025年12月27日(土曜日)
時間
公演日により異なります(詳細は世田谷パブリックシアターホームページをご覧ください。)
場所・会場
世田谷パブリックシアター
住所:世田谷区太子堂4丁目1番1号 キャロットタワー3階
電話:03-5432-1526
交通:三軒茶屋駅[東急田園都市線(渋谷より2駅・5分)・世田谷線]より直結
対象
どなたでも
費用・料金
(全席指定・税込)
【一般】S席(1・2階席) 12,000円/A席(3階席) 9,000円
【高校生以下】S席6,000円/A席4,500円※当日要証明書提示。世田谷パブリックシアターチケットセンターおよびオンラインチケットのみ取扱い。
チケットに関する詳細・車椅子スペース、託児等の各種鑑賞サポートについては世田谷パブリックシアターホームページをご覧ください。
申し込み方法
【チケット取り扱い】
▶世田谷パブリックシアターチケットセンター※窓口での販売はございません。
https://setagaya-pt.jp
03-5432-1515(午前10時から午後7時)
▶イープラス※オンライン販売のみ。一般料金のみ取扱い。
https://eplus.jp/siddhartha
▶TBSチケット※オンライン販売のみ。一般料金のみ取扱い。
https://tickets.tbs.co.jp/siddhartha
▶チケットぴあ※オンライン販売のみ。一般料金のみ取扱い。
Pコード536-197
▶ローソンチケット※オンライン販売のみ。一般料金のみ取扱い。
Lコード34421
申込可能な申請方法
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オンライン利用不可能
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窓口利用不可能
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郵送利用不可能
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電話利用不可能
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ファクシミリ利用不可能
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メール利用不可能
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コンビニ利用不可能
キャスト・スタッフ
原作:ヘルマン・ヘッセ「シッダールタ」「デーミアン」(光文社古典新訳文庫 酒寄進一訳)
作:長田育恵
演出:白井 晃
音楽:三宅 純
出演
草彅 剛、杉野遥亮、瀧内公美
鈴木 仁、中沢元紀、池岡亮介、山本直寛、斉藤 悠、ワタナベケイスケ、中山義紘
柴 一平、東海林靖志、鈴木明倫、渡辺はるか、仁田晶凱、林田海里、タマラ、河村アズリ
松澤一之、有川マコト、ノゾエ征爾
美術:山本貴愛
照明:齋藤茂男
音響:井上正弘
映像:栗山聡之
ヘアメイク:川端富生
衣裳:前田文子
ステージング:平原慎太郎
演出助手:加藤由紀子
舞台監督:田中直明
プロデューサー:大下玲美(世田谷パブリックシアター)
世田谷パブリックシアター芸術監督:白井 晃
公演について
ストーリー
ひとりの男が、世界の混沌の中で自身を見失い佇んでいる。友人のデーミアンは行動を促すが、彼は歩き出す道を見出せない。同僚のエヴァの支えを受けながら思索の森に足を踏み入れ、やがて彼はシッダールタとなる。
古代インドに生まれたシッダールタは、最高位のバラモン階級の子として生きている。その生活に疑問を抱き、より深い叡智を求めて、家を飛び出す。シッダールタについてきたのは、彼に魅了されている青年ゴーヴィンダただひとりだった。
しかしシッダールタは、修行の意味に疑問を抱き、修行の道を突き進むゴーヴィンダとも袂を分かち、俗世に下野する。やがてシッダールタは、美貌と知性と教養で確固たる地位を築いた高級娼婦・カマラーと出会い、性愛による快楽を体験する。さらには商売で富を得ることで、所有欲を満たす経験を覚えるが、それでも本質が満たされることはなく苦悩する。やがて彼は川で渡し守のヴァズデーヴァと出会い、彼の世界観に導かれていく。川の流れの中、シッダールタは別れたカマラー、自らの息子、かつて袂を分かったゴーヴィンダらと再会を果たし、自らにさらに深く問いかける。
出会いと別れを繰り返し、この世界に絶望し、人生に迷っていたシッダールタが、悟りの境地にたどり着いた時に見えた景色とは―。その音とは―。
主催ほか
企画制作:世田谷パブリックシアター
主催:公益財団法人せたがや文化財団/TBS/イープラス
公式HP:https://setagaya-pt.jp/stage/25224/