区のおしらせ「せたがや」令和6年2月15日号(2・3面)

最終更新日 令和6年2月15日

あなたの声を区政に
今後策定を予定している計画にご意見をいただきました

9~12月に実施したパブリックコメント・意見募集でたくさんのご意見等をいただきました。主なご意見等と区の考え方の要旨を紹介します。

 

[1]世田谷区基本計画(素案)

77人の方からご意見等(210件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 政策の評価尺度については、どのような理論によって設定されているのかを明示して、理解を求めるべき。  ご意見を踏まえ、区が掲げる政策や施策、事業と成果指標の理論的なつながりについて、より分かりやすく理解していただけるよう、工夫していきます。
 財政については、財政健全化をめざすために支出先の優先順位を付けることは理解するが、行政としての立場や役割の認識を欠いてほしくない。  行政が果たすべき役割を念頭に置いたうえで、多様化する区民ニーズの把握に努めるとともに、将来の財政需要や景気の変動に対応していくため、継続的に行政経営及び財政運営の改善を図り、経営資源配分の最適化を進めていきます。

問合せ先:政策企画課 電話番号:03-5432-2192 ファクシミリ番号:03-5432-3047

 

[2]世田谷区本庁舎等における区民利用・交流拠点施設運営実施計画(素案)

15人の方からご意見等(26件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 運営ルールは極力自由で柔軟なものとし、縛りは最小限にするくらいで良いと思う。そのことが多文化共生・多様な人々の交流の場につながると考える。
 世田谷の将来を担うのは若い世代、大学生、子育て世代の人たちである。彼ら、彼女らが使いやすく、若い世代の居場所となるように、ニーズが最大限反映されたルールにしてほしい。
 本拠点は、若い世代を含め多様な区民の交流につながるよう、また利用・参加が促進されるよう、ルールや制限はなるべく少なくする方向で検討していきます。
 政策メッセのように、行政と市民団体が、政策ごとの協働と参画をメインにメッセができたらぜひ参画したい。  区と市民活動団体の協働の場とすることも本拠点の大きな目的であるため、ご提案も踏まえて取り組んでいきます。

問合せ先:市民活動推進課 電話番号:03-6304-3768 ファクシミリ番号:03-6304-3597

 

[3]世田谷区第4期文化・芸術振興計画(素案)

23人の方からご意見等(46件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 コロナ禍を経て、オンラインやデジタルの良さが評価されているが、やはり子どもの成長にはリアルな体験が欠かせない。子どものリアルな体験機会の充実も計画にうたってほしい。  コロナ禍で急速に普及したオンライン配信は、手軽に楽しむことのできる機会を提供するツールとして有用であると考えていますが、特に成長期の子どもには施設等で直接鑑賞・体験する経験が重要であると考えています。引き続き、文化・芸術を通して子どもたちの成長につながる経験の機会を提供していきます。
 情報発信の強化が掲げられているが、投入した費用に対して効果が上がっているのか分析や見直しをしてほしい。発信が一方的な垂れ流しとならないよう留意してほしい。  年齢に応じて情報の入手手段が異なることに留意し、SNSを活用した区民参加型の情報発信等も引き続き取組みつつ、効果的な情報発信のあり方について検討していきます。

問合せ先:文化・国際課 電話番号:03-6304-3427 ファクシミリ番号:03-6304-3710

 

[4]世田谷区教育振興基本計画(素案)

52人の方からご意見等(131件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 基本方針3に記載の「性別」には性的少数者が含まれることを明確にしてほしい。  個人の尊厳や多様性の尊重として、性別の記載とともに、LGBTQ等の性的指向、ジェンダーアイデンティティに関しても記載する方向で整理していきます。
 キャリア・未来デザイン教育について、目的や必要性が分からないので、小・中学校のどの段階で、どのような内容を教えているのか説明があった方が良いのではないか。  ご意見を踏まえ、キャリア・未来デザイン教育についての説明を加えることについて検討します。

問合せ先:教育総務課 電話番号:03-5432-2745 ファクシミリ番号:03-5432-3028

 

[5]世田谷区地域保健医療福祉総合計画(素案)

29人の方からご意見等(71件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 区民の主体性を尊重し、一つひとつの施策においても区民一人ひとりがチカラをもっている主体であることを尊重した文言にしてほしい。  地域福祉推進の視点(3)に記載のとおり、区民を施策の対象として捉えるのではなく、自ら地域をつくり支える存在として位置づけ、主体的な参加への意欲を引き出すコミュニティづくりにつなげていきます。
 本計画は男女共同参画、多文化共生推進等の計画と連携とうたっていながら、性的マイノリティについての記述がほとんどないことに疑問がある。ぜひ、連携を図り、全ての計画の中の対象者として性的マイノリティを含めるよう検討してほしい。  本計画は「誰一人取り残さない世田谷をつくろう」を基本方針としており、性的マイノリティの方も対象者としています。地域福祉推進の視点(1)の中に「LGBTQなどの性的指向及びジェンダーアイデンティティ」を明記するとともに、性の多様性に配慮し権利を尊重した事業運営をしていきます。

問合せ先:保健福祉政策課 電話番号:03-5432-2914 ファクシミリ番号:03-5432-3017

 

[6](仮称)せたがやインクルージョンプラン
―世田谷区障害施策推進計画―(素案)

52人の方からご意見等(146件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 相互理解について、(障害のある)当事者と出会う接点がなかなかなく、改めて出会うと少し素直に対応することができないかもしれないため、まず当事者と出会う場が必要ではないか。  本計画でめざす地域共生社会の実現においても、SDGsの達成においても、一人ひとりの違いを認め合い、受け入れることは「インクルーシブ社会」の重要な要素であり、障害者が住み慣れた地域で自分らしく、安心して暮らすには、周囲の理解と受け入れによる包容ある地域づくりが必要です。ご意見も踏まえ、障害者や障害に対する理解を区民全体で深められるよう交流の機会を充実させるための施策に取り組んでいきます。
 インクルーシブ社会の実現に向けては、周囲の人たちの理解浸透もさることながら、学校、職場や社会生活の場において、障害の有無や障害種別にかかわらず、誰もが自然に参画できている状態がめざすべき姿といえる。また、社会の中に障害者が参画することにより、一層周囲の人たちの障害に対する理解が増すことも期待できる。  ご意見のとおり、社会の中に障害者が参画することで障害への理解が増すことだけでなく、周囲の人たちも豊かな時間を見出すことができることも、インクルーシブ社会において非常に重要な効果であると考えています。区ではインクルーシブな地域共生社会の実現をめざして4年度に「世田谷区障害理解の促進と地域共生社会の実現をめざす条例」を制定しました。この条例に基づき、地域共生社会に向けた取組みを進めていきます。

問合せ先:障害施策推進課 電話番号:03-5432-2958 ファクシミリ番号:03-5432-3021

 

[7]健康せたがやプラン(第三次)(素案)

34人の方からご意見等(51件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 健康については、自分自身が自覚して健康確保維持に努めるしかない。食生活・運動・睡眠については、区民が多く学ぶ機会が持てるようさらに情報発信に力を入れてほしい。  望ましい生活習慣を実践するためには、食事や運動、休息・睡眠等の正しい生活習慣に関する知識を持つことが大切です。区のおしらせ(本紙)やホームページ、健康情報誌等を活用した健康づくり情報の発信の一層の充実に努めていきます。
 健康長寿の促進や心の健康のために人と人とがつながれるような場所、イベントがもっとあるとよい。健康というと何か我慢、辛抱という言葉が浮かぶが、楽しく暮らせる街をつくることが地域活性化につながり、笑顔で元気に過ごせることで健康につながっていくと思う。  地域とのつながりが強いと感じている人ほど、健康状態が良いと言われており、本計画においても、人と人とのつながりがある地域社会の中で、区民が健康の保持・増進に取り組み、生き生きと生活できるよう取り組むこととしています。引き続き、各地域において、多世代が交流できるイベントの実施や高齢者の多様な活動の支援、交流機会の提供等に取り組んでいきます。

問合せ先:世田谷保健所健康企画課 電話番号:03-5432-2354 ファクシミリ番号:03-5432-3019

 

[8]第9期世田谷区高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(素案)

45人の方からご意見等(118件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 高齢者がサービスの受け手ではなく、例えば介護の仕事の一部を有償ボランティアとして参加する等提供側で活躍することで、自身で気力・体力の維持に努力し、自然に健康寿命が延びるのではないか。  高齢者が仕事や地域でのボランティア活動を通して生きがいを持って活躍することは、地域を支えるだけではなく、自身の健康につながるものと考えています。本計画では「高齢者の生きがいづくり」を重点取組みとして位置付け、各施策を進めていきます。
 介護サービスを受ける際、自己決定・サービスの選択も経済的な余裕がなければ達成できない現状の解消を図ってほしい。  介護保険制度の持続可能性のためには、低所得者等への配慮が必要と考えています。区はこれまで低所得者等の介護保険料の軽減や介護サービス利用時の利用者負担の一部軽減等を行ってきました。引き続き低所得者等に配慮した介護保険制度の運営に努めていきます。

問合せ先:高齢福祉課 電話番号:03-5432-2768 ファクシミリ番号:03-5432-3085

 

[9]第2期世田谷区認知症とともに生きる希望計画(素案)

18人の方からご意見等(46件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 認知症の方の話を聞き、認知症に対するイメージが変わった。こういう機会が増えて、認知症への誤解をなくせると良いと思った。  本計画における特徴的な取組みとして「本人発信・社会参画の機会の拡充」を位置付けています。認知症の本人が自らの思いや体験、経験をオープンに発信できる機会を一層広げる取組みを行っていきます。
 認知症の方が、自分の希望を周りの方に伝えることは、とても大事だと感じた。認知症になってからでなく、いつも希望を持って、暮らしていけると、もっといい街になると思う。  本人が思いや希望を表出し、ともに実現できる環境を整えていきます。また、様々なツールや取組みを活かし、認知症になる前から、家族や日常的に関わりのある関係者等へ伝えていけるよう、アクション講座等の際に、本人の希望について考える機会を作っていきます。

問合せ先:介護予防・地域支援課 電話番号:03-5432-2954 ファクシミリ番号:03-5432-3085

 

[10]世田谷区第二次多文化共生プラン(素案)

43人の方からご意見等(62件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 多様な観点からたくさんの取組みが考えられていると感じた。全ての取組みがきちんとした運営のもとで実施されれば良いと思う。  区は「世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例」に掲げる「全ての人が、国籍、民族等の異なる人々の互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながらともに生きていく」多文化共生の社会をめざしています。今後、この条例の行動計画である多文化共生プランを基に、掲載する各施策の取組みを着実に進めていきます。
 「やさしい日本語」の推進は重要だと思う。  外国人等との交流の場や情報発信等、様々な機会を捉えて「やさしい日本語」での発信を進めていきます。また、より多くの方が「やさしい日本語」を活用できるよう、職員への研修や、国際交流センターと連携し区民向けの講座等においても啓発を行い、「やさしい日本語」の普及を図っていきます。

問合せ先:文化・国際課 電話番号:03-6304-3439 ファクシミリ番号:03-6304-3710

 

[11]世田谷区地域行政推進計画(素案)

9人の方からご意見等(18件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 住民自治の地域活動がオープンなものであり続けられるように、多世代をつなぐデジタルな仕組みの提供を支援してほしい。  オープンな地域活動のためには、幅広い世代の参加と協働のきっかけとなる、地区を中心とする生活圏の情報共有が重要と考えています。本計画では、地区の情報共有と地域参加の新たな仕組みとして「情報共有プラットフォーム」づくりを位置付け、地区住民の参加と協働により進めることとしています。
 現代にあっては中高年層でもある程度インターネットを使いこなせるため、オンライン窓口・手続きを推進するべき。例えば、区報や個別通知等をマイナポータル等を活用する、相談対応をZoom等を活用して実施するなど様々なアプローチが可能である。  区では、自宅からのオンライン手続きの拡充に取り組んでいます。また、オンライン相談についても、身近な地区のまちづくりセンター(福祉の相談窓口)から総合支所や本庁等への相談先の拡大を図ります。さらに、自宅からのオンライン相談についても利便性の向上の観点から検討を進めていきます。

問合せ先:地域行政課 電話番号:03-5432-2037 ファクシミリ番号:03-5432-3069

 

[12]第3次世田谷区立図書館ビジョン(素案)

11人の方からご意見等(49件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 生涯を通じた学びの支援は、図書館の職員のスキルアップとその体制に関わる。高い専門性をめざすことは必須だが、一部の職員だけが専門性をめざす少数精鋭主義では困る。職員全員がスキルアップできるような配慮が必要で司書制度を敷いていない区の体制についても再考が必要になってくる。専門職に関する新しい職員制度については期待している。具体策としてはどのように提示されるのか。  新しい職員制度の検討に関する行動計画では、庁内公募の活用、新たな司書ポストの設置等について示しています。引き続き図書館に専門的な知識及びスキルを持つ職員を体制として確保できるようご意見を参考に、図書館ビジョンの中に位置付ける予定の5年間の行動計画の中で検討を進めていきます。
 各項目を読み進めるにつれ、「知と学びと文化の情報拠点」としての図書館機能が着々と充実してきている現状を実感した。区民の大切なインフラである図書館が正しく機能するために、積み重ねた実績を今後も活かし、長期的な視点に立って賢明な図書館運営体制を構築し、真の「知と学びと文化の情報拠点」を確立することを期待する。  今後とも皆さんの要望を伺いながら、区民の知識・情報に関するインフラである図書館をより良いものにするよう引き続き努めていきます。

問合せ先:中央図書館 電話番号:03-3429-1811 ファクシミリ番号:03-3429-7436

 

[13](仮称)世田谷区地域経済発展ビジョン(素案)

7人の方からご意見等(21件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 ソーシャルビジネスの推進にあたっては、「地域及び社会が抱える課題の解決及び収益の確保の両立」を意識することが必要であり、補助金ありきではなく、ビジネスが自立的に回ることを意識して推進することが必要ではないか。  ソーシャルビジネスの推進は、地域及び社会課題の解決や持続可能な地域経済の構築に向けて重要であると捉えています。そのため、ソーシャルビジネスに取り組みやすくなるための環境整備や事業者を後押しする仕組みなどについて、ご意見を参考に検討していきます。
 「豊かな区民生活の実現」に対して、区民のウェルビーイングを推し量る統計調査等を利用して、区民へ「見える化(可視化)」すると良いと思う。  持続可能な地域経済の構築に向けて、その実現に向けた進捗を測定し、取組みを進めていくことが重要と考えています。ご意見は今後の評価指標の検討の参考とさせていただき、区民の皆さんにご理解いただけるよう分かりやすく説明していきます。

問合せ先:産業連携交流推進課 電話番号:03-3411-6644 ファクシミリ番号:03-3411-6635

 

[14]世田谷区スポーツ推進計画(素案)

40人の方からご意見等(58件)をいただきました。

主なご意見等 区の考え方
 スポーツに親しむきっかけとして、子どもたちが気軽に参加できるスポーツ講座の拡充や、働き盛りの世代や高齢者に対しての施策を実施してはどうか。また、運動をすることで区内で使えるポイントが付与される仕組みがあるとモチベーションとなり、普段運動しない人でも運動してみようと思えるのではないか。  子どもが対象のスポーツ教室・イベントや、学校や幼稚園でアスリートとのスポーツ体験授業を実施していますが、ライフスタイル・ライフステージに応じたスポーツ環境の整備に取り組みます。また、スポーツや運動に対して関心が低い人のきっかけにもなるよう、ポイント付与の仕組みを検討します。
 ラジオ体操のような高齢者が気軽に参加でき、身近な場所でいつでも体を動かせる機会が重要ではないか。また、駒沢・世田谷公園以外にもランニング・ジョギングコースの整備を検討してほしい。  スポーツに親しむきっかけづくりとして、いつでも・どこでも気軽にできるスポーツの普及をめざしています。公園等でのラジオ体操の開催拡充や、二子玉川緑地運動場周辺をはじめとしたジョギングコースの整備等、気軽に参加できる環境の整備に取り組んでいきます。

問合せ先:スポーツ推進課 電話番号:03-5432-2742 ファクシミリ番号:03-5432-3080

 

共通事項

パブリックコメント・意見募集の結果は、区のホームページ、各担当課、区政情報センター、総合支所区政情報コーナー、総合支所くみん窓口・出張所・まちづくりセンター、図書館でご覧になれます。いただいたご意見を踏まえ、3月に計画を策定する予定です。

区HP番号:9865

 

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