区のおしらせ「せたがや」令和5年8月16日ふるさと納税特集号(1面)

最終更新日 令和5年8月16日

世田谷区にふるさと納税を

世田谷区長 保坂展人(のぶと)
世田谷区長
保坂展人(のぶと)

 寄附とは本来自発的な志に基づくものです。「ふるさと納税」の浸透により、自治体間競争が過熱し、「返礼品」が目的で寄附先を決めることが当たり前であるかのような風潮が強くなっています。区では、ふるさと納税が寄附本来の姿に近づくように、児童養護施設退所者等奨学・自立支援基金や医療的ケア児の笑顔を支える基金等の社会貢献型のプロジェクトに力を入れてきました。これまで多くの皆さまからのご厚志をいただいたことに御礼を申し上げます。
 一方、特別区民税からの流出額は昨年度87億円、今年度は99億円にまで膨張しています。昨年秋、流出額に歯止めをかけるために、これまでの「返礼品競争には一線を画する」という方針を転換して、世田谷区ならではの品物や宿泊・食事サービスの提供も始めました。昨年度は、確実に反響が広がり、2億8600万円の寄附額となり一年で倍増しました。
 残念ながら、区から区民の皆さまには返礼品を贈ることが制度上禁止されています。一方で、今回の紙面で紹介しているプロジェクトに区民がふるさと納税していただくことは可能です。ぜひ、「ふるさと世田谷」を応援してください。

 

ふるさと納税で届けよう世田谷への想い

世田谷へのふるさと納税では、寄附金の使い道をお選びいただくことができます。
現在、皆さまからの寄附を募っている区の取組みをご紹介します。

 

医療的ケア児の笑顔を支える基金
-医療的ケア児とそのきょうだい・家族のために-

>医療的ケア児の笑顔を支える基金

 医療的ケア児を育てる保護者は、子どもの体調の急変や災害時の不安等に対応しながら過ごしています。区はそのような家族を支える取組みを進めています。

使い道

  • 医療的ケア児ときょうだいが家族みんなで笑顔になれる事業の実施(キャンプ等の外出イベント等への招待)
  • 災害支援体制づくり(防災物品等の購入、勉強会・訓練の実施等)
  • 医療的ケア児支援の取組みを新たに始める事業者への支援

令和4年度の主な実績

  • 非常時の避難訓練や発電機等の防災物品の使い方を学ぶ勉強会の実施(2回)
    医療的ケア児が災害時でも地域で安心して過ごすことができるよう、地域の方と協力して取り組みました。
  • ポータブル電源等の配付(計112件)
    人工呼吸器等を使用している医療的ケア児に配付しました。

医療的ケア児の保護者からの声

医療的ケア児の保護者からの声

雨が降り続くと停電になったらどうしようと心配していましたが、ポータブル電源が家にあることで、充電して非常時に備えられるので、今は安心できます。

医療的ケア児の保護者からの声

災害時対応の不安からちょっとだけ解放されました。

問合せ先:障害保健福祉課 電話番号:03-5432-2242 ファクシミリ番号:03-5432-3021

 

国際平和交流基金
-姉妹都市等との交流や地域の国際化の推進のために-

 多文化共生・国際交流等の推進のために活用します。

使い道

  • 地域の国際化を推進するための支援事業の実施
  • 姉妹都市等とのマラソン交流事業に参加する区民への助成等

令和4年度の主な実績

  • ウクライナから避難している方への支援
    避難民受入れ世帯への支援金、ウクライナ語の翻訳や通訳、ウクライナ周辺国で避難民支援に取り組む国際団体への支援等に活用しました。
  • 外国人のための日本語教室(3期各20回)
  • せたがや日本語サポーター講座の実施(初級:2期各5回、中級:1回)
  • 区民団体が実施する多文化共生推進等のイベントへの助成(1団体)

問合せ先:文化・国際課 電話番号:03-6304-3439 ファクシミリ番号:03-6304-3710

 

児童養護施設退所者等奨学・自立支援基金
-児童養護施設等を巣立つ若者の自立のために-

児童養護施設の子どもたちの様子
▲児童養護施設の子どもたちの様子

 児童養護施設や里親等のもとを巣立った若者の自立支援に取り組んでいます。
 皆さまからいただいたご寄附は、平成28年度から現在までで累計2億円以上にものぼります。温かいお気持ちをより着実に若者の自立につなげられるように、今年度から事業を拡充し取り組んでいます。

寄附金の状況

使い道

  • 奨学金の給付
    大学や専門学校等に進学する退所者等に返済義務のない奨学金を給付し、親族等からの支援がなく、経済的に不利な退所者等の就学を支援します。
  • 資格等取得支援(NEW)
    進学・就職の進路選択にかかわらず、就職に役立つ資格等の取得費用を給付し、退所者等の安定した自立を支援します。
  • 家賃支援(NEW)
    進学・就職の進路選択にかかわらず、アパート等でひとり暮らしをする退所者等に家賃の一部を給付し、施設等退所直後の生活の安定を支援します。

令和4年度の主な実績

  • 奨学金の給付(15人)

学生からの声

学生からの声

将来の夢に向けて、これからも一層努力していきたいと思います。(大学2年生)

学生からの声

技術を専門的に学べる機会をいただけてうれしいです。(専門学校1年生)

学生からの声

一人で自立していくことの不安や経済面の不安を抱える中で、皆さまのご支援は、大きな心の支えになっています。(大学2年生)

問合せ先:児童相談支援課 電話番号:03-6304-7740 ファクシミリ番号:03-6304-7786

 

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