令和7年第4回区議会定例会 代表質問
11月26日及び27日の本会議で、5名の議員がそれぞれの会派を代表して質問を行いました。その一部を要約してお伝えします。
- 恵泉通りの土地占有者との交渉
質問 さきの決算委員会で区長は、恵泉通りの土地占有者との明渡し交渉に関し残された時間は少ないと答弁した。そうした考えならば、期限を定め区長が直接交渉に臨め。
区長 先日直接お会いしており、引き続き強い決意で交渉を進める。
- 狭あい道路解消への取組の強化
質問 区内では狭あい道路の後退用地に自転車などが置かれる例が散見される。防災上大きな問題であり、条例で支障物の設置を禁止する杉並区を参考に対策を講じよ。
防災街づくり担当部長 条例改正を視野に支障物などへの対応を検討する。
- 都立祖師谷公園の整備の加速化
質問 祖師谷公園は都市計画決定から約70年たつが、都の整備は一向に進まない。区が計画区域内の生産緑地を先行取得し都に売却するなど、主体的に整備に関与せよ。
みどり33推進担当部長 都に早期整備を強く求め、区としても検討を深める。
- 緑の保全と創出に向けた支援拡充
質問 区内の緑の保全や創出には区民の協力が不可欠だ。みどりのトラスト基金を活用して保存樹木の所有者へ奨励金を交付するなど、緑化に取り組む区民を支援せよ。
みどり33推進担当部長 他自治体の事例も参考に支援拡充の手法を検討する。
- バス路線維持に向けた事業者支援
質問 コミュニティバスは公共交通不便地域の解消に寄与し、区民の生活に欠かせない存在だ。バス路線を維持するため、運転手不足などに苦しむ事業者を支援せよ。
副区長 運行の維持・確保に向け、具体的な支援を積極的に検討する。
- 持続可能な介護人材確保策の推進
質問 高齢者福祉の充実に向け、介護人材の確保に一層注力すべきだ。地域の福祉施設などと連携して就労体験の機会を設けるなど、持続可能な人材確保策を講じよ。
高齢福祉部長 人材の確保と育成に効果的な支援を着実に進める。
- 若者の力を生かした地域活性化
質問 若者の力を地域の活性化につなげるべきだ。児童館を地域活動の拠点に位置づけるとともに、商店街や町会などと連携して若者が地域で活躍できる場を整えよ。
子ども・若者部長 若者が地域の中で活躍できる社会づくりを進める。
- 子ども食堂への支援体制の強化
質問 子ども食堂は地域の支え合いや多世代交流に加え、食品ロス削減に資する活動だ。広く周知し協力者を増やすとともに、地域福祉の拠点と捉え継続的に支援せよ。
副区長 地域の力を生かした持続可能な支援体制の構築を目指す。
- プラスチック分別収集の機運醸成
質問 2030年からのプラスチック分別収集の実施に向けて着実に準備を進めるべきだ。分別の意義を区民に周知し機運醸成を図るとともに、安定した収集体制を構築せよ。
副区長 分別の必要性の周知や、計画的な人員確保などに取り組む。
- かかりつけ医の有用性の周知啓発
質問 かかりつけの医師や歯科医、薬局を持つことは継続的な健康管理に有用だが、若年層には十分浸透していない。区内三師会と連携し重要性を積極的に周知啓発せよ。
副区長 幅広い世代に伝わるよう工夫を重ね、周知啓発に努める。
- 千歳烏山駅周辺まちづくりの推進
質問 我が会派は国から先行取得した土地を駅周辺まちづくりに活用するよう再三求めてきた。千歳烏山駅周辺の再開発の議論が進む今、区は早急に活用方針を示せ。
区長 当該用地の段階的活用を図り駅周辺の都市計画事業を進める。
- 千歳烏山駅周辺の公共施設の集約
質問 千歳烏山駅周辺では支所や区民センターなどが分散しており、大変不便だ。区民の利便性を高めるため、駅周辺再開発を好機と捉えて公共施設の集約化を実現せよ。
区長 区民センターの建て替えを機に集約を図る構想を練っている。
- 区政課題に対する区長の見解
質問 我が会派は現役世代や中間層への施策が不十分であることを再三指摘し、住宅政策や教育政策について提案をしてきた。区長が考える区政の重要課題とは何か。
区長 指摘の方々への支援は極めて重要な課題だと受け止めている。
- 子育て世帯への住宅政策の強化
質問 都は子育て世帯への低廉な住宅の供給に向け官民連携のファンドを創設したが、供給戸数が少なく区民の住宅ニーズに応えられるか疑問だ。区の取組方針を示せ。
都市整備政策部長 安心して住み続けられるモデルの構築を都に求めた。
- 入札制度改革の着実な推進
質問 入札制度について区内事業者から最低制限価格の引上げや総合評価方式の見直しを求める声を聞く。真摯に受け止め改善を図れ。
財務部長 公契約適正化委員会などの意見を踏まえ、改善を進める。
- 重度心身障害者への支援の充実
質問 重度心身障害者への支援が不十分だ。受入施設の体制整備など中長期的な目標を明確化し、実効性のある計画を早急に示せ。
副区長 具体的な施策の実現に向けて障害施策推進計画を策定する。
- 将来を見据えた交通政策の方針
質問 バス路線の廃止や減便が続き、交通不便地域の拡大が懸念される。持続可能な地域交通の実現に向け、自動運転技術の進歩などを見据えた交通政策の方針を示せ。
道路・交通計画部長 全体像を示しながら多様な施策を複合的に展開する。
- 外国籍の子どもと保護者への支援
質問 区では外国籍の子どもが増えており、母国語と日本語の習得が不十分な子どもや日本語が話せない保護者への支援が喫緊の課題だ。今後どう支援していくのか。
学校教育部長 学校生活に付随する様々な場面での支援を検討する。
- 物価高対策の更なる推進
質問 物価高が長期化する今、家計負担を減らす取組を推進すべきだ。せたがやPay(ペイ)のポイント還元率の上乗せやエッセンシャルワーカーへの支援などを実施せよ。
副区長 物価高対策を総合的に検討し早期の実施に全力で取り組む。
- 災害に備えた訓練の強化
質問 区は、関係団体や協定事業者などと連携し物資の配送訓練を実施した。訓練成果を生かし、道路啓開や下水処理停止時のトイレ対応などを含めた訓練につなげよ。
危機管理監 道路啓開を含め不測の事態を想定した訓練を実施する。
- 交流自治体との疎開事業の実施
質問 区外に親族や交流先のない区民が増えている。避難生活が長期化する災害時でも、区民が安全な環境で生活を送れるよう、交流自治体との疎開事業を検討せよ。
区長 交流自治体も含め、相互応援協定の締結を更に進めていく。
- 終活登録制度の迅速な整備
質問 生前に終活関連情報を登録し万一の際に関係機関が情報を活用する終活登録制度は、区民の希望と尊厳を守る基礎となる。終活支援センターの開設前に整備せよ。
保健福祉政策部長 終活支援センターの開設と並行し制度設計を進める。
- 乳がん検診における視触診の廃止
質問 区は乳がん検診で視触診を必須としているが、抵抗を感じる方も少なくない。早期発見への有用性が不明で国が推奨していない点も踏まえ、視触診を廃止せよ。
保健所長 指摘の点について、がん対策推進委員会などで検討する。
- 乳がん検診の勧奨通知の対象拡大
質問 区は乳がんの早期発見に向け、40~69歳を対象に乳がん検診の受診券を送付している。70歳代の乳がん患者が増える状況に鑑み、送付対象を70歳代まで拡大せよ。
保健所長 国の標準仕様に基づくシステムの導入に合わせ検討する。
- 北沢学園中の教育環境の整備
質問 区は不登校などの生徒が通う本校型の学びの多様化学校を開設する。教員が子どもたちと十分に向き合える体制を整備し、生徒の意欲を引き出す学習を推進せよ。
教育総合センター長 生徒の意欲を引き出せるよう多様な学びを実施する。
- 稼ぐスポーツ拠点の構築
質問 大蔵運動場の再整備では収益性も重視すべきだ。地域経済への波及効果を高める「稼ぐスポーツ拠点」の構築に向けて、今後どのように整備を進めていくのか。
スポーツ推進部長 新たな運営手法に挑戦する機会として検討を進める。
- 地域の担い手づくりの推進
質問 地域行事への参加でせたがやPay(ペイ)ポイントを付与する事業は地域の担い手確保に有効だ。担い手の増加に向け、参加回数に応じて還元率を上げるなど工夫せよ。
政策経営部長 町会などの意見を踏まえ柔軟な制度設計を検討する。
- 現役世代への住宅支援の強化
質問 都は経済的負担の大きい子育て世帯や若年夫婦世帯が低廉な住宅に住めるよう、都営住宅の入居条件の緩和や入居枠の拡充に取り組んでいる。区営住宅でも行え。
都市整備政策部長 良質な住宅の供給に向け再編、整備の検討を進める。
- 交通不便地域の解消に向けた取組
質問 交通不便地域に住む区民の移動手段を確保すべきだ。砧・大蔵地区で実証運行しているデマンド型交通の持続化を図るとともに他地域への展開を着実に進めよ。
区長 交通不便地域の解消は重要なテーマであり着実に進めていく。
- 千歳烏山駅周辺の施設の集約化
質問 区民サービスの一元化と行政の効率化に向け、公共施設を集約すべきだ。まずは烏山区民センターの改築を機に、千歳烏山駅周辺に点在する施設の集約化を図れ。
区長 公共施設の分散を解消すべく、集約や再編の検討に着手する。
- 区長宅の違法建築疑惑
質問 区長は自宅改築時に口約束で隣地を借りたと言うが利用実態はなく、接道義務を満たすため借りたことにしたと思われる。建築指導事務所は適法と判断したのか。
区長 専門家に相談し、その内容を多摩建築指導事務所に報告した。
- 区長宅の完了検査に係る疑義
質問 完了検査は建築基準法に規定されている義務である。区長宅は検査合格後に交付される「検査済証」がないが検査を受けたのか。
区長 建築当時のことについては設計事務所や専門家に任せていた。
- 区長宅の敷地面積に対する疑問
質問 区長宅の改築時の資料を見ると建て替え前の台帳記載事項証明と建て替え後の不動産登記で敷地面積が異なる。その理由を示せ。
区長 借用していた土地を返却したため、面積に違いが生じている。
- 議会軽視を繰り返す保坂区政
質問 区はマンション防災事業の延長について予算案を議決する前に区民に周知するなど、議会の信頼を損なう行為を繰り返している。議会を軽視する姿勢を即刻改めよ。
副区長 指摘を重く受け止め、議会への説明責任を徹底していく。
- 拙速な空襲被害者支援の見直し
質問 区民の要望や十分な議論もなく空襲被害者に見舞金を支給するのは拙速だ。まずは区長会で支援策づくりを提案し議論を深めるべきである点からも事業を見直せ。
障害福祉部長 区長会で区の取組を紹介するなどして働きかける。
- 実効性がない住宅施策の見直し
質問 区は子育て世帯や若年夫婦世帯の定住促進に向けて区内で家を購入する場合に30万円を助成する方針を示したが、実効的とは到底思えない愚策だ。実施を見送れ。
都市整備政策部長 アンケート結果を踏まえ支援が必要だと考えている。
- 高市新政権に対する区長の評価は
質問 高市政権は軍事力の強化や非核三原則の見直しなど「戦争国家」づくりをやめ、国民の暮らしを守る政策を進めるべきだ。区長は新政権をどう評価しているのか。
区長 非核三原則の見直しは反対であり、堅持を求めていきたい。
- 違法状態の生活保護基準の是正を
質問 2013~2015年の生活保護基準引下げは、利用者の生活に大きな打撃を与えた。引下げに対する最高裁の違法判決を踏まえ、基準引上げや利用者への補償を国に求めよ。
区長 引下げ分の全額を補償すべきであり、機会を捉えて要望する。
- 補聴器購入費助成の対象拡大を
質問 補聴器は難聴者の生活の質を高めるが、高額で利用を諦める方も多い。必要な方が利用できるよう、補聴器購入費助成の所得制限を撤廃するなど対象拡大を図れ。
副区長 高齢者ニーズ調査の結果などを基に制度の在り方を考える。
- 包括管理業務委託の適正な運用を
質問 区は学校施設で包括管理業務委託を始める。実施に際しては、公契約条例を踏まえた区内事業者の活用や適正な労働条件の確保を受託者に遵守させる仕組みとせよ。
教育政策・生涯学習部長 モニタリングや弁護士などによる監査を実施する。
- 外環道工事と地盤沈下の因果関係
質問 外環道地下工事上部の野川に隣接する地域で地盤沈下が発生した。因果関係が明らかになるまで外環事業者に工事中止を求めよ。
副区長 状況把握に努めるとともに、事業者へ適切な対応を求める。
- 代田一丁目都営住宅の跡地活用を
質問 代田一丁目都営住宅の廃止に伴い生じる跡地を有効活用すべきだ。活用に際しては地域住民の声を反映するよう都に働きかけよ。
政策経営部長 地域や地区などでの行政需要を確認し都へ要望する。
(補足)代表質問や一般質問では下記のとおり省略表記を使用しています。
- 支所=総合支所
- ファミサポ事業=ファミリー・サポート・センター事業