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最終更新日 2024年11月16日

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令和6年第3回区議会定例会 一般質問

9月18日及び19日の本会議では、31名の議員が区政をめぐる諸課題について質問を行いました。その一部を要約してお伝えします。

質問者一覧

自由民主党世田谷区議団 加藤たいきくろだあいこ坂口賢一佐藤正幸宍戸三郎畠山晋一真鍋よしゆき
公明党世田谷区議団 佐藤ひろと津上仁志福田たえ美
立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団 オルズグル中山みずほ原田竜馬藤井まなみやかおり

無所属・世田谷行革110番・維新

大庭正明田中優子若林りさ
日本共産党世田谷区議団 川上こういち坂本みえこ
都民ファースト・国民民主・あらた 石原せいじ佐藤美樹そのべせいや
生活者ネットワーク世田谷区議団 おのみずき関口江利子
レインボー世田谷 上川あや
世田谷無所属 ひうち優子
国際都市せたがや 神尾りさ
せたがやの風 つるみけんご
参政党 岡川大記
無所属 青空こうじ

福田 たえ美(公明)

  • 聞こえの相談の機会充実
    質問 加齢に伴う難聴は認知症やうつ病になるリスクを高めるため、早期発見による対応が大切だ。高齢者に身近な場所で聞こえの相談や簡易検査ができる環境を整えよ。
    答弁 聞こえのチェックシートをあんすこで活用するなど検討する。
  • 障害児者の移動支援事業の改善
    質問 障害児者の移動支援事業は、月単位で利用時間に上限があるため利用状況によっては限度を超えることがある。年単位で取り扱うなど実態に応じて柔軟に運用せよ。
    答弁 課題を整理し、外出ニーズに柔軟に対応できるよう検討する。
  • 医療的ケア児への保育支援の充実
    質問 区は5つの区立保育園で医療的ケア児を受け入れているが、各園の定員はたった1名であり保育需要に全く追い付いていない。当該園での受入枠を拡充せよ。
    答弁 現場の意見やサポート指導医の助言などを踏まえて検討する。

川上 こういち(共産)

  • 樹木を生かした熱中症対策
    質問 熱中症対策には街路樹などの樹木を増やして地表面温度を下げることが有効だ。樹木の枝葉で覆う面積の割合を示す樹冠被覆率の数値目標を掲げ、達成を目指せ。
    答弁 きめ細かいみどりの把握や分析の方法について検討を進める。
  • 奥沢図書館の早期再開
    質問 現在仮事務所の奥沢図書館は閲覧スペースのみで図書館機能を果たしていない。奥沢センタービルの耐震補強が困難で再開できないのならば別の場所に新設せよ。
    答弁 耐震工事の取組を注視しつつ図書館サービスの向上を図る。
  • 中学校の修学旅行先の慎重な選定
    質問 5校が修学旅行先に大阪・関西万博を選定したが、会場予定地ではメタンガスの爆発事故が発生するなど安全面に大きな不安がある。教育委員会の認識を示せ。
    答弁 子どもの安全を最優先に考慮した修学旅行とするよう努める。

真鍋 よしゆき(自民)

  • 私立幼稚園への積極的な支援
    質問 長年にわたり幼児教育を担い地域との交流も深く、区の財産でもある私立幼稚園だが、数年以内に6園が閉園予定だと聞く。この厳しい現状にどう対応するのか。
    答弁 園との意見交換を重ねながら、状況に応じた支援を検討する。
  • 都市計画道路事業の着実な推進
    質問 都市計画道路の次の優先整備路線は令和8年に第5次計画として公表される予定だ。選定しても手も付けられないでは地域の不安を招く。十分検証し5次に臨め。
    答弁 着実な事業着手に努めるとともに整備完了に全力で取り組む。
  • 概成道路の整備方針
    質問 ほぼ完成した状態にある概成道路は、整備の予定が当面ないにもかかわらず未完成扱いのため建築制限を受け続ける。次期事業化計画では現状に合う形に見直せ。
    答弁 概成道路の今後の在り方について課題意識を持って検討する。

津上 仁志(公明)

  • 道路上の支障物への取締り強化
    質問 区は狭あい道路後退用地への支障物の設置禁止は区民の財産権の侵害に当たると答弁してきた。今般、国が問題ないとの見解を示したことに鑑み取締りを強化せよ。
    答弁 職員が指導に当たる際の要領などを作成し取組を強化する。
  • 私道の改修促進に向けた支援拡充
    質問 区内で散見される劣化した私道への対応が急務だ。修繕工事費の全額助成や所有者が不明な私道の所有権移譲に係る裁判費用の補助など支援拡充を検討せよ。
    答弁 他自治体の助成条件などを研究し財政状況も踏まえ検討する。
  • 子どもや若者が集える場の拡充
    質問 三軒茶屋駅周辺は子どもや若者が集い交流できる場が圧倒的に不足している。区施設が移転した後のスペースを活用し、青少年交流センターや児童館を整備せよ。
    答弁 既存施設のスペースなどを活用し最適な配置を検討していく。

宍戸 三郎(自民)

  • 区の実情に即した空き家対策
    質問 区内には流通価値や利用価値のある空き家が多いことが区の調査から推測できる。他自治体の好事例を参考にしつつ、区の強みを生かした空き家対策を展開せよ。
    答弁 他自治体との意見交換を継続し有効性が高い取組を研究する。
  • 公共施設整備の計画的な推進
    質問 公共施設等総合管理計画の実効性を確保すべきだ。建物の総量抑制や都市基盤施設に係る経費の平準化に努め、施設更新のための予算を毎年度計画的に計上せよ。
    答弁 施設更新の予算を計画的に反映させ施設整備を着実に進める。
  • せたがやペイの一層の活用策
    質問 せたがやペイを活用した健康施策としてデジタルポイントラリー事業が全地区で始まる。高齢者を含め誰もが日常的に楽しめるイベントに発展するよう取り組め。
    答弁 様々な施策と連携して一層広く区民に定着するよう努める。

佐藤 ひろと(公明)

  • 衣類の資源循環の推進
    質問 環境負荷の低減に向け衣類の資源循環への取組を推進すべきだ。不要になった学生服を補修し、必要とする保護者に安価で譲渡している中央区に倣い区も実施せよ。
    答弁 需要と供給などの課題を踏まえ、実現の可能性を見極める。
  • 建設業の人材の定着に向けた支援
    質問 建設業の就業者数が減少しており人材の確保や定着に向けた支援の充実が急務だ。建設業で働く方の資格取得への補助金について、対象資格や補助率を拡大せよ。
    答弁 ニーズにあった制度とすべく補助内容の改善などを検討する。
  • 稼ぐ公共への意識転換
    質問
    区は公共施設の利用料を値上げするばかりで、施設を生かして税外収入を確保する意識が希薄だ。稼ぐ公共に向けて収益の目標値を設定し職員の意識転換を図れ。
    答弁 歳入増に向けて職員の意識改革などできることから取り組む。

加藤 たいき(自民)

  • 学校改築時の指定校変更
    質問 学校改築で仮設校舎を校庭に建設する場合、活動の場が何年も制限されるため不安を抱く家庭は少なくない。希望すれば近隣校に通学できるよう柔軟に対応せよ。
    答弁 児童生徒それぞれの事情などを踏まえ、個別に判断する。
  • 地下を利用した学校改築の推進
    質問 学校改築に際し、高さ制限や容積率の問題で増築できない学校がある中、地下化は空間を生み出し災害時にも有効な手段だ。改築の考え方に地下化も含めよ。
    答弁 周辺環境に応じ地下を含めて敷地の有効活用を十分検討する。
  • 水泳授業の民間活用
    質問 学校の水泳授業はプールの維持管理コストや教員の負担軽減の観点から民間施設を活用する方針に転換すべきだ。近隣に民間プールがある学校から運用を見直せ。
    答弁 学校改築に当たり民間プール活用について検討を進めている。

つるみ けんご(風)

  • 本庁舎整備延伸に伴う情報開示
    質問 委員会で報告された本庁舎整備延伸に伴う損害額の庁内調査結果は僅か8行の概要のみだった。交渉に臨む区の姿勢が分かるよう、適時適切に情報を開示せよ。
    答弁 現段階の損害がまとまり次第報告し、交渉後に再度報告する。
  • 区民の健康づくりへの政策立案
    質問 区民が心と体の健康を保てるまちづくりを推進すべきだ。区民の医療情報など健康課題の解決につながる様々なデータを分析し、世田谷らしい健康政策を打ち出せ。
    答弁 新たなデータ分析手法を研究し効果的な健康政策を推進する。
  • 慢性腎臓病の予防対策
    質問 自覚症状がないまま腎機能が低下する慢性腎臓病の推計患者数は日本で約2000万人に上り、新たな国民病と言われている。予防に向けた今後の対策と展望を示せ。
    答弁 病気の認知度を上げ、関係機関とも連携して予防に取り組む。

そのべ せいや(都国S)

  • 自動運転の早期導入の実現
    質問 自動運転はバス路線の廃止が相次ぐ世田谷において、区民の利便性向上に大きく寄与する技術だ。実証実験が進む他自治体に遅れることなく早期の導入を目指せ。
    答弁 バス事業者の試験運行への支援などを通じ活用の検討を図る。
  • 学校給食での保護者負担の軽減
    質問 一部の区立小では衛生面を理由に、白衣へのアイロンがけやランチョンマットの持参が必要だ。効果が不確かであり、保護者の負担も大きいため早急に見直せ。
    答弁 前例踏襲せず、必要か検討するよう校長会などで周知する。
  • BOP・学童の昼食規定の統一
    質問 長期休みに保護者が家にいることは当然ではなくなっている。4年生以降の新BOP利用も学童保育同様に一時帰宅させず学校の中で昼食が取れる体制に統一せよ。
    答弁 4年生の昼食利用の対応期間などについて、再度検証を行う。

上川 あや(虹)

  • 区有財産は安易に廃棄せず売却を
    質問 先の定例会で売却可能な備品の大量廃棄を批判したが、区の規則で廃棄は所管課任せの放任だ。処分は原則売却と定める他自治体を参考にチェック体制を整備せよ。
    答弁 売却などの判断基準や会計室の関与について整理検討する。
  • 子育て応援に部分休暇を導入せよ
    質問 現在、区の子育て部分休業は法に基づく就学前に限られ、就学後はキャリアの継続すら困難だ。非常勤職員を含め、就学後も時短を認める部分休暇導入が不可欠だ。
    答弁 ニーズを踏まえ制度の内容や導入について具体的に検討する。
  • 同性ペアの住民票に事実婚表記を
    質問 先の議会で私より同性カップルの住民票の続柄欄にも事実婚表記を求め、区長も早急かつ具体的な検討をすると答えたが、検討状況とその開始時期を明確にせよ。
    答弁 11月の段階で取扱いを開始できるよう準備を進めている。

藤井 まな(立憲れ)

  • 防災カタログギフトの周知徹底
    質問 区は一人3000円分の防災用品がもらえるカタログギフトを全区民に配付したが申込み状況は芳しくない。広報を強化するとともに申込み結果を検証し今後に生かせ。
    答弁 区報での周知とともにアンケートを通じて分析を行う予定だ。
  • 公契約条例違反に対する対応
    質問 公契約条例では労働報酬下限額以下での人員募集を禁止しているが、条例違反が疑われる事例を確認した。もし事実であった場合、区はどう対応するのか。
    答弁 事実関係を確認した上で、適切かつ厳正に対応していく。
  • イベントでの暑さ対策の支援
    質問 町会や商店街が行うイベントでは暑さ対策に費用をかけられず、熱中症への対応が遅れる可能性がある。区民の命を守るため現場の声を踏まえた支援策を講じよ。
    答弁 熱中症予防対策に係る補助事業を効果的に活用していく。

神尾 りさ(国際)

  • 少子化傾向の反転に向けた取組
    質問 国が巨額の子ども関連予算を投じる今が少子化の流れを変える好機だ。国や都の補助金や区の独自財源を積極的に活用し、少子化対策に全庁を挙げて取り組め。
    答弁 国や都の補助を最大限活用して多様な施策を充実していく。
  • 若者世代への婚活支援
    質問 昨年に初めて実施した婚活イベント「せた婚」は自治体主催の信頼性の高さから高確率でマッチングしたと聞く。今後、結婚を望む方をどう後押ししていくのか。
    答弁 都と連携を図るなど多様な交流や出会いの機会拡充を目指す。
  • 子育て支援と連携した住宅政策
    質問 区は住宅政策として子育て家庭が親と近居や同居をする際の初期費用を助成する予定だ。この取組は少子化対策も含むため子育て政策と一体的に推進、評価せよ。
    答弁 子育て支援に資するよう事業化に向けて詳細の検討を進める。

大庭 正明(F行革)

  • 本庁舎整備の損害額の交渉経緯
    質問 大成建設との賠償交渉に係る打合せ記録はほぼ黒塗りで開示されたが、いまだ議会に報告のない損害額を昨年7月に交渉した形跡がある。幾らだと答えたのか。
    答弁 支払いフレームの交渉段階であり損害額の交渉はしていない。
  • 情報公開に対する区長の姿勢
    質問 区は大成建設との賠償交渉の過程を秘密にしているが、自治法の趣旨に照らせば行政は議会に対して報告する義務があるはずだ。情報公開への区長の見解を示せ。
    答弁 損害について交渉中であり、もう少しお待ちいただきたい。
  • 子ども条例改正素案への疑義
    質問 子ども条例改正素案は、定義に曖昧な箇所が見られるとともに矛盾する記述もあり、条例の基盤や理念に乏しく、総じて一貫性に欠けた内容だ。区の見解を示せ。
    答弁 子どもの権利が保障される文化を地域社会で築く内容だ。

若林 りさ(F行革)

  • スタートアップ企業への支援
    質問 区の持続的な発展に向け、地域課題の解決に取り組むスタートアップ企業を支援すべきだ。金融機関などと共に当該企業の支援に特化したファンドを設立せよ。
    答弁 先行自治体を参考に社会経済状況に即した支援策を検討する。
  • 生理の貧困対策の強化
    質問 女性支援新法の施行を受け、生理の貧困への対策に一層力を入れるべきだ。社会福祉協議会と連携し、自動販売機を活用した生理用ナプキンの無料配布を実施せよ。
    答弁 配布機能付自動販売機の設置を社会福祉協議会と検討する。
  • ペットの熱中症対策の周知啓発
    質問 記録的猛暑が続く昨今、ペットの熱中症も増加している。ペットの命を守るため、夏場における外飼いの危険性を周知するなど、飼い主への啓発に注力せよ。
    答弁 日本動物愛護協会の取組も参考に更なる注意喚起に努める。

青空 こうじ(無所属)

  • 平和資料館の充実
    質問 戦後80年を迎えるに当たり、平和への取組を一層拡充すべきだ。多くの区民に戦争と平和について考える機会を幅広く提供できるよう、平和資料館の活動を充実せよ。
    答弁 地域に根差した平和の取組を区民と共に進めていく。
  • 若い世代への戦争体験の継承
    質問 戦争を二度と繰り返さないためには、次世代への平和教育が大切だ。区内に多数の戦跡があることを伝えるなど、子どもや若者に地域の戦争の記憶を継承せよ。
    答弁 戦争体験者を講師としたまち歩きツアーなどを進めていく。
  • 戦争体験者から学ぶ平和の尊さ
    質問 戦争の体験談は平和の尊さを学ぶ契機となる。高齢者施設に平和資料館の資料を置き、戦争体験のある利用者が平和について語るきっかけとなるよう取り組め。
    答弁 幅広い世代が語り合えるよう工夫を凝らした取組を進める。

岡川 大記(参政党)

  • 認知症の早期発見に向けた取組
    質問 認知症の前段階にある方をいち早く支援につなげることで認知機能の改善や医療費の削減が期待できる。認知症条例に早期発見の視点を加え、支援策を講じよ。
    答弁 認知症に係る計画を更新する際に早期発見の取組を検討する。
  • 効果的な認知症施策の推進
    質問 明石市では認知症チェックシートを提出した方に図書カードを進呈するとともに、認知症の疑いがある方の受診料を全額助成している。これに倣い区も実施せよ。
    答弁 明石市の例も参考に早期発見につながる手法を調査研究する。
  • 民間の技術を活用した認知症対策
    質問 AI版の時計描画テストは認知症診断を高精度かつ容易にできる有効な手法だ。成果に応じて報酬を払う官民連携の仕組みを活用し予防医療を積極的に推進せよ。
    答弁 様々な課題はあるが、他自治体の取組事例を踏まえ研究する。

坂口 賢一(自民)

  • 太陽光パネルの大量廃棄への対応
    質問 2030年代に耐用年数を迎える太陽光パネルの大量廃棄が見込まれる。処分方法の周知をはじめパネルに含まれる有害物質の処理などの課題に区はどう対応するのか。
    答弁 事業者と連携しアフターサービスなど適切な情報を提供する。
  • プラスチック分別収集の実施
    質問 海洋汚染の原因となるプラスチックごみの排出量は年々増加しており対策は急務だ。資源循環の推進に向けて多くの自治体が行う分別収集を、区でも実施せよ。
    答弁 分別収集の実施に向け課題を整理し6年度中に方向性を示す。
  • 災害用備蓄物品の適切な管理
    質問 災害から区民の命を守るためには、膨大かつ多岐にわたる備蓄物品の平時からの管理が重要だ。物品の消費期限や在庫の管理を適時適切に実施できる体制を整えよ。
    答弁 物流事業者に委託するなど、一元的な物資管理体制を検討する。

くろだ あいこ(自民)

  • 学級担任への支援体制の強化
    質問 小学校低学年の担任教員は、きめ細かな対応が必要なため負担が大きい。都の補助事業を活用し、担任を補佐する「エデュケーション・アシスタント」を導入せよ。
    答弁 ご提案の人材活用も視野に入れ学級支援の在り方をまとめる。
  • 学校での熱中症対策
    質問 学校現場で熱中症が発生した際の応急措置として、水道からホースで全身に水をかける手法は冷却効果が高く有効だ。区の学校安全対策マニュアルに取り入れよ。
    答弁 マニュアルの改訂作業を進める中で掲載について検討する。
  • 風水害時の情報発信の改善
    質問 区は風水害情報を発信する際にホームページでのハザードマップの閲覧を促すが、説明不足で探すのが大変だ。区民が災害にしっかりと備えられるよう改善せよ。
    答弁 早めの備えを促せるよう、分かりやすい情報発信に努める。

佐藤 正幸(自民)

  • 地域金融機関への配慮
    質問 地域金融機関は、地域の伝統文化や区内の経済循環を支える重要な存在だ。区が多額の預金を引き出す際には、経営への影響を考慮しあらかじめ十分に説明せよ。
    答弁 多額の預金額変更の際は十分な説明を行うなど丁寧に進める。
  • 慢性閉塞性肺疾患の周知啓発
    質問 たばこの煙などに起因して肺機能が低下する慢性閉塞性肺疾患は、命に関わる重大な病気だ。国内での認知度が極めて低い現状に鑑み、普及啓発に注力せよ。
    答弁 効果的な普及啓発の検討や関係機関と連携した取組を進める。
  • 聴覚障害者の就労支援
    質問 聴覚障害の方から就労先が見つからないとの悲痛な声を聞く。言語化アプリなどを活用すれば即戦力として働ける点を踏まえ、区や外郭団体での雇用を検討せよ。
    答弁 区を志望先に上げてもらえるよう働く環境の整備に取り組む。

佐藤 美樹(都国S)

  • 多様な働き方と保育入園選考
    質問 保育園の入園選考は昨今の多様な働き方を踏まえ改善すべきだ。副業について、就労実態の把握のため丁寧な窓口対応と共に、必要書類の例示など改善せよ。
    答弁 案内を改善するとともに、丁寧な説明を行うよう徹底する。
  • グリーンインフラの効果の検証
    質問 頻発する豪雨災害を踏まえ、公園などに整備した雨庭などのグリーンインフラの効果を見える化すべきだ。先進的なポートランド市の知見も取り入れて検証せよ。
    答弁 国や研究機関の動向を注視し、検証方法について検討する。
  • 新たな金融教育の導入
    質問 お金のもつ役割を理解し、子どもたち自ら課題を掘り下げ、動画として発表する新たな金融教育の実践が始まっている。探究的な学びの一環として導入の検討を。
    答弁 銀行からの指導用資料の提供など、授業充実に向け支援する。

おの みずき(生ネ)

  • 区事業に携わる派遣労働者の保護
    質問 区事業に携わる派遣労働者へのハラスメント防止は各種法令で派遣先の区の義務とされている。基本方針に派遣労働者を位置づけ、相談窓口の存在を広く周知せよ。
    答弁 区職員と同様に扱うものと基本方針で示し周知徹底していく。
  • 新BOP学童クラブへの支援強化
    質問 新BOP学童クラブでは、障害のある児童や配慮が必要な児童への対応が増えている。対応に当たる非正規職員に対して研修機会を設ける等支援体制を強化せよ。
    答弁 研修の参加機会の拡充や巡回支援体制の強化などを検討する。
  • ジェンダー視点に立った施策展開
    質問 区が示した子ども・若者総合計画素案にはジェンダー主流化の視点が十分に反映されていない。女児や若年女性が置かれた多様な状況や困難を考慮した内容とせよ。
    答弁 抱えている困難など幅広い視点で議論を重ね計画をまとめる。

畠山 晋一(自民)

  • 近隣区の路上飲酒禁止による影響
    質問 渋谷、新宿の駅周辺で10月から路上飲酒が禁止される。両駅からアクセスしやすい当区の立地を踏まえ、区内の路上飲酒の増などの影響をどう想定しているのか。
    答弁 実際にどの程度の影響が生じるかは計りかねている状況だ。
  • 子宮頸がん検診の啓発強化
    質問 子宮頸がんから区民の命を守るには、検診の受診率やHPVワクチンの接種率を高めることが重要だ。婦人科医や地区医師会などと連携し啓発を一層強化せよ。
    答弁 医師会などと連携し、がん対策推進に向けた啓発に取り組む。
  • 有事に備えたAEDの整備支援
    質問 商店街のAED設置が進む一方で保守や修理の費用負担が増大している。維持管理不足で不具合などが起きないようメンテナンスへの助成があることをPRせよ。
    答弁 補助の周知とともに適切なメンテナンスへの注意喚起を行う。

石原 せいじ(都国S)

  • 介護福祉人材の確保
    質問 介護福祉の人材不足の要因として、やりがいはあるが給料が低い、仕事に対しネガティブなイメージを持たれやすいなどが挙げられる。区の福祉人材育成・研修センターが中心となって課題を整理し、更なる人材の確保や育成、定着支援の推進に一層力を注げ。
    答弁 福祉業務の理解促進事業や現場で働く職員の悩み相談など、人材にまつわる施策の充実を図る。
  • 世田谷の貴重な農業の継承
    質問 区内では約300軒の農家が限られた農地で高い技術力のもと様々な花や野菜、果物を生産しているが、全国と同様に後継者不足が課題となっている。世田谷の貴重な農業を未来へつなぐため、農業を魅力ある仕事にし、若者が参入しやすい分野となるよう取り組め。
    答弁 農家やJAなどと連携し、更なるPRや情報発信の充実を図り、都市農業の振興に取り組む。

オルズグル(立憲れ)

  • 外国籍区民に対する施策の充実
    質問 区の外国人アンケート調査は回収率が低く、実態を把握できているのか疑問だ。他自治体の調査も参考に分析を行い、課題を整理した上で必要な施策を展開せよ。
    答弁 回収率の高い自治体の調査結果などを情報収集し参考にする。
  • 外国人のメンタルヘルス対策
    質問 区の外国人人口の増加に伴い、外国籍区民のメンタルヘルスケアの重要性が高まっている。言語を問わず、こころの健康相談ができる体制を整備し周知せよ。
    答弁 通訳タブレットなどを用いて相談できることを周知する。
  • ショート動画を活用した広報戦略
    質問 SNSは多くの方に情報を発信できる有効な手段だ。地域の魅力を発信するショート動画のアイデアを学生などから募り、区の広報事業に積極的に取り入れよ。
    答弁 若者世代の現状を把握し、実施の可能性を前向きに検討する。

みや かおり(立憲れ)

  • 授業中の小まめな水分補給
    質問 熱中症予防には授業中も水分補給が大切だが、判断は教師任せであり水分補給を促さない状況もあると聞く。教師個人ではなく学校が組織的に判断し対応せよ。
    答弁 校長会を通じ、学校での具体的な対応例などを情報提供する。
  • 子どもを取り巻くネットいじめ
    質問 いじめの認知件数は減る一方、ネット上の誹謗中傷の被害件数は増加している。ネットの世界に潜り込み、外からは見えづらいいじめに対しどう対応するのか。
    答弁 保護者も対象のリテラシー講座や相談事業の取組を進める。
  • 駅ホームの待合室の設置拡大
    質問 駅ホームの待合室は季節や天候を問わず快適に列車を待つことができる便利な施設だが、路線によって設置状況に差がある。設置拡大を鉄道事業者に働きかけよ。
    答弁 設置が進むよう駅改修などの機会を捉えて働きかけていく。

原田 竜馬(立憲れ)

  • 不登校の子どもの孤立防止策
    質問 不登校の子どもが学校や支援機関とつながりを持てず孤立する現状が国の調査で明らかとなった。早急に区内の状況を把握し、全ての子どもの学びを保障せよ。
    答弁 不登校支援チームの働きかけを通じて相談や指導につなげる。
  • 起立性調節障害に対する理解促進
    質問 起立性調節障害の症状で朝、調子が悪く不登校となる児童生徒は少なくない。保護者や学校関係者などの理解促進に向け、啓発リーフレットの作成などに取り組め。
    答弁 教員への研修の実施や保護者の理解を広げる方法を検討する。
  • 街路樹が持つ効果を生かす取組
    質問 街路樹が増えることによりヒートアイランド現象の緩和などの多彩な効果がもたらされる。枝葉が地面を覆う割合を示す樹冠被覆率をみどり政策の指標に加えよ。
    答弁 高木の分布状況の把握方法など、調査や分析手法を検討する。

関口 江利子(生ネ)

  • 上用賀公園の暫定利用の在り方
    質問 上用賀公園拡張整備の着工までの間、いつ起きるかわからない災害に備えて、あらゆる手立てを講じる必要がある。災害時の活動拠点として利活用せよ。
    答弁 消防や警察、自衛隊などの関係機関と活用に向けて協議する。
  • 配慮を要する子どもの学びの充実
    質問 障がい等、配慮を要する児童生徒に個別最適な学びを提供する体制を充実すべきだ。支援内容などを検討する機能の強化に向け、教育委員会がバックアップせよ。
    答弁 学校現場と教育委員会とが一体となった取組を検討する。
  • 介護事業所への継続的な支援
    質問 介護人材の不足が深刻だ。区民への介護サービス供給を守るため、区が事業所への給付金支給へ踏み切ったが、実態を把握し、引き続き有効な支援策を検討せよ。
    答弁 使途や効果などを把握し、継続的な支援策の実施を判断する。

中山 みずほ(立憲れ)

  • 生成AIのさらなる活用に向けて
    質問 生成AIは人材不足などの課題を解決し得る技術であり、区ではDX担当職員チームが独自に開発したと聞く。さらなる活用を進めるに当たっての課題は何か。
    答弁 データの充実や日々進化する技術の研究などが必要である。
  • 利用者目線での事業再構築を
    質問 地域で子育て家庭を支援するファミサポ事業はICT活用が進んでおらず利用者と援助会員を効率的にマッチングできていない。利用者目線で事業の改善を図れ。
    答弁 利用者や援助会員の声を聴き、できることから順次実施する。
  • 子どもの発達特性を踏まえた支援
    質問 発達障害の子どもを適切に支援するには、発達特性の十分な理解が必要だ。学校の相談に応じる特別支援教育巡回グループの専門性や巡回頻度は足りているのか。
    答弁 3班体制に拡充したが巡回希望が多いため一層の充実を図る。

ひうち 優子(世田谷)

  • 未来都市世田谷に向けた取組
    質問 高齢者が安心して住み続けられるまちを築くべきだ。自動運転やAIなどの技術を実証し生活の質向上を目指す都市「ウーブンシティ」の発想を施策に取り込め。
    答弁 関係所管で連携し、まちづくりへの活用の可能性を模索する。
  • 滞在型図書館の整備
    質問 新しくなる梅丘図書館は区民が快適に過ごせる滞在型図書館を目指すべきだ。ワーキングスペースやWi-Fi整備、カフェや多目的室の設置など多機能化せよ。
    答弁 カフェエリアの設置や閲覧席のWeb予約などを実践予定だ。
  • 図書館のバリアフリー機能の充実
    質問 視覚障害者や高齢者の読書環境の充実に向けて図書館のバリアフリー機能を充実すべきだ。備え付けのタブレット端末に図書を読み上げるアプリを導入せよ。
    答弁 使いやすさなどの点から、様々なアプリを検証している。

田中 優子(F行革)

  • 桜上水駅周辺の安全対策
    質問 桜上水駅には東改札口がないため、踏切解消後、駅の東側にある学校に通う多くの学生たちの水道道路横断の危険性が懸念される。駅周辺の安全対策を講じよ。
    答弁 機を逃さず関係機関とも協議しながら対策を検討する。
  • 京王線の沿線住民への配慮
    質問 京王線の高架化工事で発生する騒音や振動は沿線住民にとって深刻な問題だ。防音シートを十分な高さまで設置するなど必要な対策を行うよう京王電鉄に求めよ。
    答弁 住環境に最大限配慮して工事を行うよう引き続き要請する。
  • 文化芸術に触れる機会の充実
    質問 国は子どもが文化芸術に触れる機会を創出するため、体験の場を設ける学校に補助を行っている。区立校での活用実績が低調な現状に鑑み、積極的な活用を促せ。
    答弁 校長会で周知するなど、各校で実施されるよう働きかける。

坂本 みえこ(共産)

  • 聴覚障害への理解促進
    質問 手話言語条例の制定や東京2025デフリンピックの開催は子どもが聴覚障害のある方への理解を深める契機となる。手話に親しむ場や競技を観戦できる機会を設けよ。
    答弁 競技観戦への積極的な参加を都と連携して学校に働きかける。
  • 園児の命を守る体制強化
    質問 認可外保育施設での乳児死亡事故の検証結果を踏まえ、再発防止への職員体制の強化が急務だ。認可、認可外を問わず区が独自に人員の配置基準を引き上げよ。
    答弁 認可外保育施設の指導監督基準などの見直しを国に要望する。
  • 旧林愛作邸の保存に向けた検討
    質問 貴重な歴史的建造物である旧林愛作邸は建物だけでなく、広い庭や景観も含めて文化財としての価値が非常に高い。保存に向けて専門家を交え多面的に検討せよ。
    答弁 専門家などの意見を聞きながら適切な保存に向けて取り組む。

(補足)代表質問や一般質問、会派意見では下記のとおり省略表記を使用しています。

  • あんすこ=あんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)
  • ファミサポ事業=ファミリー・サポート・センター事業

会派名等

  • 自民=自由民主党世田谷区議団
  • 公明=公明党世田谷区議団
  • 立憲れ=立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団
  • F行革=無所属・世田谷行革110番・維新
  • 共産=日本共産党世田谷区議団
  • 都国S=都民ファースト・国民民主・あらた
  • 生ネ=生活者ネットワーク世田谷区議団
  • 虹=レインボー世田谷
  • 世田谷=世田谷無所属
  • 国際=国際都市せたがや
  • 風=せたがやの風
  • 参政党=参政党
  • 無所属=無所属

お問い合わせ先

世田谷区議会 区議会事務局  

ファクシミリ:03-5432-3030