九品仏地区の紹介

最終更新日 令和元年11月1日

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九品仏地区の概要について

九品仏地区は奥沢4~8丁目及び玉川田園調布1~2丁目で成り立っており、面積1.244平方キロメートル で、目黒区と大田区に接した住宅地です。主な交通機関は管内中央を東西に大井町線、東側を南北に東横線と目黒線が走っており、更に南側を環状八号線が通っています。東横線及び目黒線は地下鉄と相互乗り入れを行っているため、都心への通勤・通学、自由が丘、二子玉川、渋谷、横浜などへのショッピング等の便に恵まれています。
管内は大正から昭和初期にかけて宅地開発分譲及び耕地整理がなされ、碁盤の目状に道路が整備されています。また淨眞寺の樹木をはじめ緑や草花が多く、環境に優れた穏やかな住宅地となっています。もともとは玉川村大字奥沢として一体でしたが、昭和7年の東京市編入時に田園都市会社が開発分譲した地域が玉川田園調布として分割されました。
管内の学区域は、小学校が八幡小学校及び九品仏小学校の2校、中学校は全域が八幡中学校が指定されています。これらの三校は、グループ名を「さぎそう学舎」として、「世田谷9年教育」に連携して取り組んでいます。

主なみどころ

管内には「お面かぶり」の伝統行事で知られている淨眞寺、「大蛇のお練り」が行われる奥澤神社などがあります。また、宮本三郎記念美術館が平成16年に開館しました。

  • 淨眞寺
    江戸時代 第4代将軍 徳川家綱より奥沢城跡地をいただき、1678年珂碩上人が開山しました。、正式には「九品山()()在念仏院()()眞寺()」といい、浄土宗に属しています。 本尊は本堂の釈迦如来像で、本堂の対面には上品、中品、下品の3つのお堂があり(三仏堂)、それぞれ3躰、 合計9躰の阿弥陀如来像像が納められています。九品仏という名称は、この9躰の阿弥陀如来像 からきています。
    3年に一度、本堂と上品堂を結ぶ特設の架け橋をお面を被った二十五菩薩が練り歩くお面かぶりが行われています。
    また、境内には「区立さぎ草園」があります。さぎ草は世田谷区の花に指定されています。かつて淨眞寺から自由が丘にかけてあたり一面さぎ草が群生していたことからさぎ草の里と呼ばれていました。奥沢城主息女常盤姫にまつわるさぎ草伝説も有名です。そのようなことから淨眞寺の一角でさぎ草を栽培し、訪れる人の目を楽しませています。 なお、さぎ草は8月上旬が見ごろです。
  • 奥澤神社
    奥澤神社は、世田谷城主吉良氏の家臣大平氏が奥澤城を築いたときに、世田谷郷東部の守護として八幡社を勧請したと伝えられています。
    江戸中期、疫病が流行したとき、名主の夢枕に八幡様がたたれ、「縄でつくった蛇を祀るとよい」とのお告げがあり、大きな「縄蛇」が鳥居にかけられるようになり、この祭礼は毎年9月、「大蛇のお練り」として今も行われています。
    また、江戸時代末期、社寮に土地の子弟を集めて読書算を教えていました。明治12年社寮の一部を改修し、八幡小学校が創立しました。
  • 宮本三郎記念美術館新しいウインドウが開きます
    宮本三郎氏のご遺族より膨大な作品と土地の寄贈をうけ、開設された美術館です。宮本三郎氏の画業をさまざまな視点から紹介する展覧会を開催するほか、様々な企画展示・事業をおこなっています。

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玉川総合支所 九品仏まちづくりセンター

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