「だれもが暮らしやすいまちを考える意見交換会~ユニバーサルデザインのまちづくり~」を開催しました(令和5年9月9日開催)
最終更新日 令和5年10月25日
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区では、年齢、性別、国籍、能力等にかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすい生活環境にするというユニバーサルデザインの考え方のもと、「世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画」を平成21年に策定し、だれもが暮らしやすいまちづくりに取り組んでいます。
現在取り組んでいる「世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画(第2期)」は計画期間を令和6年度までとしていることから、令和7年度から取り組む第3期計画の策定に向けて検討をはじめました。
今回の意見交換会は、ユニバーサルデザインのまちづくりに対する意見やアイデアを伺うために開催しました。
いただいたご意見やアイデアは、第3期計画の検討に活かしていきます。
開催概要
開催日時 |
令和5年9月9日(土曜日)午後1時から午後4時15分まで |
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開催場所 |
保健医療福祉総合プラザ(うめとぴあ) |
参加人数 |
23名(日本国籍16名、外国籍7名) |
参加者 | 世田谷区に在住の16歳以上の区民を対象として無作為に選出された800名(日本国籍600名、外国籍200名)のうち、参加を表明した方と意見交換を行ないました。 |
プログラム
1 開会
2 説明「ユニバーサルデザイン推進計画(第2期)後期の取組み」
3 講演「きちんと平等に使える環境づくり」
4 意見交換
5 各班発表
6 閉会
当日の様子
ユニバーサルデザイン推進計画(第2期)後期の取組み
区のユニバーサルデザインのまちづくりの取組みとして、ユニバーサルデザイン推進計画(第2期)後期の25の施策・事業を説明しました。
講演「きちんと平等に使える環境づくり」
講師 | 川内美彦氏(東洋大学人間科学総合研究所客員研究員) |
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講演内容 |
ハード整備は必要であるが、それがゴールではない。世界が注目しているのは「ちゃんと使えるかどうか」であり、そのために「合理的配慮(注)」が重視されている。その背景にある価値観は「こころ」「やさしさ」「思いやり」ではなく、「人権」「尊厳」「平等」である。 |
意見交換・各班発表
参加者は5班に分かれて、世田谷区のユニバーサルデザインのまちづくりについて、普段の生活や身のまわりの環境で気になっていることなど、身近なテーマから発言していただき、意見交換をしました。途中で班のメンバーを入れ替え、多くの参加者と意見交換できるように工夫しました。
最後に、各班で出た意見を班の代表者が発表し、全体で共有しました。
意見交換の様子
発表の様子
いただいたご意見
ご意見は付せんや模造紙に記入し、班ごとにまとめました。
意見の紹介(要旨)
ユニバーサルデザイン全般
- ユニバーサルデザインは分野を限定せず、対象を広く考えることが必要である。
- 区民の多様なニーズの把握と理解が必要。ライフステージによりニーズは異なる。
子ども
- 子どもの視点や意見を反映させる必要がある。
- ベビーカー連れの外出時は、お店などに入れるかが気になり、自由に外出しづらい。
- 子どもたちに早くからユニバーサルデザインを伝える教育が必要。そうすればユニバーサルデザインが普通の社会になっていくのではないか。
まちづくり・ハード整備
- みんなが安全に歩ける、自転車が安全にスムーズに移動できるまちが良い。
- ユニバーサルデザインを取り入れて、多世代が楽しめる公園づくりをしてほしい。
- 公共施設にはバリアフリーのトイレ、ジェンダーレスのトイレがあると良い。
- 職場までの移動手段や職場のバリアフリートイレの整備など、就労環境のユニバーサルデザインが必要である。
サイン・情報
- 外国籍の人がいることを前提にした対応やサービス提供が必要である。
- 駅のアナウンスは、聴覚障害者や高齢者、外国人のために文字でも情報提供してほしい。
- 情報提供・情報入手、行政手続き等、生活全般にウェブ、オンラインシステムの活用が必要である。
配慮・行動
- 多様な人に対する理解と寛容な対応ができるマインドチェンジが求められる。そのためには障害やユニバーサルデザインについて学べる場が必要である。
- 困っている人を見かけたら、声をかける、手伝うといった行動が必要ではないか。
たくさんのご意見をいただき、ありがとうございました。
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