10周年記念!「宇奈根の渡し」で今年も川崎市の住民と交流

最終更新日 令和5年5月16日

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さおさしの衣装で司会進行を務める子どもたち
さおさしの衣装で司会進行!
子どもたちから地域の方へ賞状と花束を贈呈
地域の方へ子どもたちから感謝状

令和5年5月14日(日曜日)、10周年記念となる「宇奈根の渡し」が開催されました。

「宇奈根の渡し」は、子どもたちの興味があることや挑戦してみたい夢を応援する「世田谷区子ども夢プロジェクト」の一つとして、平成26年に喜多見児童館で始まりました。

「対岸の川崎市高津区宇奈根の子どもたちと遊びたい!」、「渡し舟って作れるかな?」、「渡し舟で対岸まで行けるかな?」、という子どもたちの夢が、64年前(当時)まであった宇奈根の渡しを復活させました。地域の方々から宇奈根や渡し舟の歴史を学び、手作りの和舟「夢叶丸(ゆめまる)」も地域の方と一緒に作製したものです。また、この復活を記念して、児童館の子どもたちが河川敷に記念碑を建てるとともに、国土交通省による宇奈根の渡しの歴史を記した看板も設置されました。以降、川崎市と世田谷区との包括協定締結記念行事として毎年、両市(区)の住民が渡し舟の乗船による交流を行っています。

今回で10周年となった「宇奈根の渡し」では、初代の子ども実行委員長や、さおさしのメンバーなど、これまで関わってきた方々が一堂に会し、オープニングとして川崎市長たちを世田谷区へ招待し、共に交流を祝いました。

10周年記念セレモニーでは、第1回を体験した初代の子どもたちと共に、第1回「宇奈根の渡し」の映像を上映するなど、10年間の軌跡をたどり、これまでの歴史を振り返りました。また、第1回の復活から携わってきた地域の方へ、子どもたちから感謝状と花束が贈呈されました。

川の増水により、当初予定されていた渡し舟の遊覧乗船体験は行われませんでしたが、初代渡し舟の「夢叶丸(ゆめまる)」が展示されるなど、川崎市と世田谷区の子どもや地域住民が楽しみながら交流を深めました。

この日集まった世田谷区の小学生は、「遊覧乗船ができなかったのはとても悔しいけど、来年は最高の宇奈根の渡しを行いたい」と来年の実施に向けて意気込んでくれました。

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