渓谷に繁る竹林に囲まれて~等々力渓谷でたけのこ掘り体験

最終更新日 令和5年4月13日

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たけのこ掘り
たけのこ掘りの様子
大きいたけのこ
みんなで採った大きなたけのこ

令和5年4月9日(日曜日)に等々力渓谷内の竹林でたけのこ掘り体験を行いました。

この催しは、身近に豊かな自然があることを感じ、自然保護や地域の関わりの大切さに目を向けてもらうことを目的に、等々力渓谷保存会と世田谷区が主催しています。

23区で唯一の渓谷「等々力渓谷」は、谷沢川によってできた谷で、多くの動植物がみられ、深山の趣があり、平成11年に東京都の「名勝」に指定されています。広さ3万平方メートルを超える渓谷一帯には、寺院や日本庭園、みかん畑などもあります。崖地すぐそばの一角にある竹林で体験できるたけのこ掘りは、人気が高く、例年区内各地から多くの応募があります。

この日は、抽選倍率4倍を超える中で当選した親子連れなど15組51人が参加し、参加者たちは、普段は入ることができない竹林に意気揚々と足を踏み入れました。

子どもたちは、大きく育った立派なたけのこを見つけると、スコップやシャベルなどで一生懸命に掘っていきました。参加した父親と男の子は、やっとの思いでたけのこを掘りおこすと、「すごく大きいのが取れた!」と歓声を上げ、自分で掘ったたけのこを手に取り、大満足の笑顔を見せていました。

収穫後、子どもたちは、公園管理事務所の職員に教わりながら竹とんぼづくりに挑戦し、大人たちは、等々力渓谷保存会が実演するたけのこの切り方の説明に熱心に耳を傾けていました。収穫後のこの催しは、コロナ禍以前に行っていたものが復活したもので、参加者は戻りつつあるかつての日常を春の陽気と共に満喫していました。

参加者は自分たちで収穫したたけのこ2本を自宅に持ち帰ることができます。帰路につく親子は、汗を流して収穫した逸品を抱えながら、「竹」三昧の一日を締めくくる一家団らんのたけのこ料理に思いを馳せている様子でした。

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