令和6年3月の「区長の談話室」(ゲスト:瓜生律子氏)

最終更新日 令和6年4月15日

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令和6年3月の区長の談話室

令和6年3月3日・10日放送
区長の談話室「介護の人材確保・育成はみんなの課題です!」

※3月10日は3日の再放送です。

高齢社会を迎え、福祉に関わる人材を育成することは重要な社会的課題です。世田谷区では、福祉人材の確保・育成を総合的に推進するために、「世田谷区福祉人材育成・研修センター」を運営しています。センターはどのような事業を行い、その意義や目的とは何か、お話を伺っていきます。(ゲスト:世田谷区福祉人材育成・研修センター長 瓜生律子氏)

テーマ・ゲスト紹介

  • パーソナリティ:保坂区長、今日もよろしくお願いいたします。
  • 区長:よろしくお願いいたします。
  • パーソナリティ:今日は、介護の人材確保・育成についてお送りしてまいります。早速ゲストをご紹介しましょう。世田谷区福祉人材育成・研修センター長の瓜生律子さんです。瓜生さん、よろしくお願いいたします。
  • 瓜生氏:瓜生です。どうぞ、よろしくお願いいたします。
  • パーソナリティ:瓜生さん、世田谷区福祉人材育成・研修センターはどのようなお仕事をされているのでしょうか。
  • 瓜生氏:福祉人材育成研修センターは、福祉人材の確保・育成、定着支援に取り組んでおります。確保についてはハローワーク渋谷さんなどと就職イベントなどを行っています。育成については年間120本ほど研修を行っています。そして、定着支援は、お仕事の悩み相談や、研修の支援、研修室の貸し出しなどを行っています。

介護人材確保の背景・KAiGO PRiDEについて

  • パーソナリティ:介護というのは人ごとではない自分ごととして切実ですが、区長、介護の人材を確保する背景とはどのようなところでしょうか。
  • 区長:はい。今、本当に介護の中では、求人サイトに情報を出しても反応がほとんどこない。とにかく人手が足りなくて困っているという声がしきりです。瓜生さんは5年前まで世田谷区役所の高齢福祉部長を務められてきました。この福祉人材育成研修センターでも、やがて5年の月日が経つわけですが、この間、私はこれぜひ皆さんに知ってほしいなと思うのが「KAiGO PRiDE@SETAGAYA」という企画展を瓜生さんや世田谷区役所の高齢福祉部と共同で準備された、これは今まで例がなかった写真展です。介護で働いている人が何人でしたっけ。
  • 瓜生氏:今回は22人ですね。
  • 区長:一人一人、かなり陰影がはっきりしたモノクロの写真で、商業カメラマンで世界的に活躍しているインド人のマンジョットさんが撮影しているんですね。これを展示して並んだときにすごい迫力がありましたね。
  • 瓜生氏:そうですね。今までにない介護の仕事を別の視点からお伝えするという新しい取り組みだったかなと思います。
  • パーソナリティ:今、目の前にもKAiGO PRiDEのポートレートの写真のポスターが飾られておりまして一人一人まさにモデルさんじゃないか、女優さん俳優さんじゃないかなというぐらいにお人柄というか味が出ている。また、親子でだったり家族で撮られていて、皆さんが現役の介護職ですというキーワードに、ちょっとびっくりさせられる素敵なお写真ですね。
  • 区長:介護で働くということに対して、どうしてもこの社会がネガティブなイメージを広めてしまって、確かに給料が平均賃金より低いとか大変であるとか、流動性が高いとかそういうことが言われている。一方で、介護の現場でこんな誇りを持って、命を支えているんだというキリッとしたお顔が、やっぱりこれすごい仕事なんだなという尊敬の念を見る人に喚起してくるような、やっぱり写真の力はすごいなと思いました。
  • パーソナリティ:「年を取らない人は誰もいない中で、一番大切なのはどうすれば最後まで自分らしく生きられるのか。それこそが目指すべきウェルビーングの一つの形でもある。」というふうにも、ここに書いてありますがそれでは、KAiGO PRiDE代表理事のマンジョット・ベティさんのお言葉をお聞きください。

【音声】

マンジョット氏:私、昔、自分の親友の施設にお邪魔したことがあって、その時に実は気づいたことは、我々が思う介護のイメージと、実は中で働いている人たちの笑顔とか楽しくやっているのにそのギャップがかなり気になったんですよね。なんとなく我々が介護の仕事ってつらいなとか、ネガティブなイメージが多かったんですが、実は中に入ってみるとそうではなく、みんなすごい楽しくやっているんだな。そのギャップを何かの形で解決できないかなと思って、クリエイティブな力で介護のブランディングをやりたいと思ったのは約10年前ですね、KAiGO PRiDEを立ち上げて我々今、介護の魅力を発信している団体であります。私は全国にわたって介護職の皆さんの写真を撮らせていただいていますが、是非皆さんに写真を見てほしいんですが、実は私は写真の下に皆さんの思いだったりとか、その魅力を書いてあるんですよね。一人一人読むと本当に胸が熱くなって涙が出るくらいかっこいい言葉が書いてあるんですよ。その中でも、「あなたと一緒にいてよかった」という言葉を聞いた時にすごい胸が熱くなったし、感動したなと思うし、介護職の皆さんというのは、自分の家族以上に自分の時間だったり、自分の気持ちを入れて皆さん仕事をやっていらっしゃるんですが、それは一つ一つの言葉にも出ていますし、是非皆さんに写真を見ながら下の言葉を読んでいただきたいなと思っています。実は16日から24日まで、まだ写真展をやるので、是非皆さん見に来てくださいね。


  • パーソナリティ:お聞きいただきました。マンジョットさんの取り組みを通して瓜生さん、反響も大きかったですか。
  • 瓜生氏:そうですね。本当に介護というのを、一方ではネガティブなイメージで語られがちなんですけれども、こちらの写真を見た方から、介護でみんなこんな頑張っていらっしゃる、素敵な仕事なんだなとか、お子さんが介護の仕事をしていたんだけども、今まで介護の仕事のことを語ってくれなかった。この写真を見て、「息子は頑張っているんだ」ということが伝わってきたとか、見ていただいた方、それぞれが見ながら涙して、こんなに皆さん一生懸命仕事に取り組まれているんだ、やりがい、プライドを持って仕事をしているんだ、というのがびんびん伝わってきたようでした。
  • パーソナリティ:2月にもイベントも開催されて、今後もこういった展示もされていくんですよね。
  • 瓜生氏:そうですね。年間10回ほど展示させていただいているんですが、これから3月に私ども研修センターが入っております「うめとぴあ」というところがあるんですが、そちらで写真展開催させていただきたいと思いますので、どうぞ皆様ぜひご覧いただければと思います。
  • 区長:ワクチン接種で行ったことあるという人も結構いらっしゃると思いますが、広いホワイエですね、入り口のところ、そこでの写真展ぜひ見てほしいなと思います。

世田谷区の取組み 

  • 区長:介護の問題なんですがやはりここ3年、特にこの1、2年、物価が上がりました。それとともに、アルバイト、時給などかなり上がっています。それに対して、介護の仕事は介護保険を中心に運営されていますので、そうそうポンポン上げられない。これまでも民間の平均の給与と比べると決して高くはない、むしろ低いというところが泣きどころだったんですが、世田谷区では何とかこの介護を支えよう、せっかく高齢者施設を立派なものを作っても働く人がいなければ、例えば50床のベッドがあっても20床しか稼働しないということがありますので、働く方をバックアップするにはどうしたらいいかということで、これまでやってきたのは、資格を取られるときの支援ですね。これをやってきました。もう一つ決定打かなと思っているのは住宅費の補助。つまり社会福祉法人がマンション、アパート、貸家等を借り上げて8万2千円までの範囲で公共の、世田谷区も含めたお金、そして法人の方が8分の1出して8万2千円までは家賃の負担は差し引かれますよということなので、8万2千円の家賃にお住まいの方は、ちょうどゼロになるということで給料が引き上げられた効果があって、保育士さんなどでもすでに広がって使われている制度ですが、介護の現場で特別養護老人ホームであるとか、そして世田谷区独自で使えるようにしようということで広げているところです。
  • パーソナリティ:そういった介護職の改善というところの手厚さもありましてどうですか、変化などはありましたか。
  • 瓜生氏:福祉について世田谷区がそれだけ補助しているということは、働いている方々にとっても、世田谷区は私たちのことを大切にしていただいているというような思いが伝わるかなと思っております。研修センターとしては、福祉の理解者をもっと増やしていくということとか、またサービスの質の向上ですかね。いろんな仕組みができてきても、やっぱりより良いサービスを提供していかないと皆さんの支えになっていかないというところがありますので、しっかりサービスの質の向上ができるような研修を実施していきたいと思っております。それと先ほどのKAiGO PRiDEではないのですが、福祉の仕事のイメージをアップしていきたいということで、働いている方々の思いなどを伝えるために、KAiGO PRiDEのほかにも座談会などを行って、働いている方々の思い、やりがい、それから大事にしていること、そういうことを機会あるごとに伝えております。 

世田谷区福祉人材育成・研修センターの役割 

  • パーソナリティ:区長、世田谷でも超高齢社会を迎えている中で、世田谷区福祉人材育成・研修センターの役割は大きくなりそうですね。
  • 区長:そうですね。一言で介護といってもお一人お一人の介護を利用される、例えば施設に入る方にしても、訪問を受けている方にしても状況は違うと思うんですね。そして、介護が必要な、例えば病気を持っているにしても複合的にあるとか、例えば認知症の傾向がだんだんと進んでいるとかいろんな方がいる。多分介護の仕事ってマニュアル化しにくい。やっぱり経験で分かってきて、その人にぴったりな介護ができるように、だんだんと積み上げていく要素がすごく大きいと思うんですが、研修センターでは実際に働いている介護職の人に対しても、スキルアップの研修をしているんですよね。
  • 瓜生氏:様々な研修をしておりまして、研修を受けた方々にお聞きするとやっぱり日々学んでいるんだと、またご利用者さんからも学ばせていただいているという言葉をよく聞きます。その中で、自分がこの仕事を通して成長していくという言葉もよく聞かれております。なので、心が豊かになっていくということを聞かれますので、研修もしばらくコロナでなかなか集合する研修ができなくて、ウェブを活用した研修が多かったんですが、ここに来まして、また集合研修も再開しております。そうすると、皆さん研修の隙間時間にすごく交流が進んでいくかな、また学びにつながっているなというふうに常に思っております。なので、集合研修の素晴らしさと、ウェブ研修で学ぶことで学びやすさというのがあって、受講者はコロナ前の倍以上になりました。
  • パーソナリティ:ユーチューブでも発信されていたり、オンラインも活用しながらかと思いますが、またそういった体験研修の中にも新たな未来の介護というか、お子様向けの体験もされていたりするんですよね。
  • 瓜生氏:夏休み小学生親子、中学生、高校生の福祉体験を開催しております。その中で車椅子や介護ベッドの体験など、福祉クイズなどをしながら福祉について身近に感じていただく機会を設けています。今年度は400人近くの方が参加いただいて親子で参加された親御さんからは大変こういう機会が持ててよかった、福祉について今まで考えるきっかけがなかったけど、すごく一緒に考えるきっかけになりましたという声をいただいたりしております。
  • パーソナリティ:本当に素敵な気づきになりますね。
  • 区長:今団塊の世代の方が大体75歳、後期高齢の年齢になってきて、その辺りまだかなり元気な方が多いんですけれども。やはり介護を受ける方は、80代後半90ととても多くなっていくんですね。ですから、介護需要は世田谷区においては高齢層においてはこれから先かなり拡大をすると見られていまして、他方でそれだけの人を支えていくことが可能な介護で働く人が不足をしていますし、またスキルをどんどん上げていくというところで定着して、しっかり安定的に働いてくれる方がもっと必要なんですね。そういう意味でも研修センターで時代の移り変わりが早いですから、5年ほど前にパワーアシストを体に装着して、ちょっとした力で持ち上げることができるという補助器具というか、あるいは見回りが大変なんだけど、そこにセンサーをつけて何かちょっと異変があったら電子的に知らせるような装置だとか、そういうものも巧みに使いつつ、また海外から日本語を相当勉強して介護の現場で一生懸命やられている方たちも次第に多くなっています。
  • 瓜生氏:研修センターで毎年外国人職員の方の調査もさせていただいているんですけど、今年度の調査だと約200人くらい働いていらっしゃいます。
  • 区長:私が会った方の中には、日本語も難しかったと思うんですけど、今も勉強して介護の現場で働きながら日本語の介護資格をちゃんと突破して取ったという方も、何人もいらっしゃるんですね。
  • 瓜生氏:国家資格、介護福祉士という、日本人でもなかなか難しい試験なんですけど、その国家資格、何人も通っているという、そういう方々が世田谷で頑張っていただいています。
  • パーソナリティ:未来があふれるこの介護について、後半もまたお話伺っていきたいと思います。 

 介護の外国人人材

  • パーソナリティ:今日は介護の人材確保育成のテーマでお送りしています。ゲストには世田谷区福祉人材育成・研修センター長の瓜生律子さんをお迎えしています。瓜生さん。前半でも伺ったんですが、介護のこれからというところでデジタル化だったりとか、グローバル化、外国人人材も増えていらっしゃるようですねそうですね。
  • 瓜生氏:そうですね。外国人職員の調査をさせていただいているんですけど、この3年間で特別養護老人ホームでは約2倍。今年度ですと200人の外国人職員の方がそれぞれの特養でご活躍されています。
  • 区長:KAiGO PRiDEにも写真がありますよね。
  • 瓜生氏:KAiGO PRiDE 22人のモデルのうち、5人の外国人の方がモデルとして参加いただいています。KAiGO PRiDEは全国的に広がってきている取り組みなんですけれども、このように外国人のモデルさんが出ているというのは珍しいみたいなんです。このモデルさんになった方でこのポスターで言いますと、一番上の列にいらっしゃる親子で写っている3人。この方はインドネシアからいらした方で、介護福祉士の資格を取ってですね、日本で結婚をして赤ちゃんがいて一緒に撮影されたんですけど、世田谷区の保育園に通って、職場の方でもそのお仕事を調整しながらですね、またインドネシアなのでお祈りの時間とか断食の時間って言うんですかね。1ヶ月ラマダンって言うんですか。1ヶ月日中水も飲めないというような中でお仕事頑張っている。文化の交流もとても職場で進んでいるようです。

あんしんすこやかセンター等について

  • 区長:聞いてらっしゃる皆さんの中には介護って聞くとビクッとするというか、不安が大きいと思うんですね。でも人間誰しも歳をとるしできなくなることが加齢とともに出てくるのは当然のことで、そこを受け入れながら、必要なサポートを必要なレベルで提供していくのが介護のスキームだと思います。世田谷区の場合はですね。28カ所にあんしんすこやかセンター、略して「あんすこ」がありまして28カ所だいたい自転車や歩きで行ける身近にあります。もし聞いてらっしゃる皆さんの中で、お連れ合いの方がかなり具合が悪くて介護が必要になってきているのではないか、あるいはこれからそうなるのかもということで、ちょっと相談したいというニーズがありましたら、迷わずですね、28カ所のあんしんすこやかセンター「あんすこ」の窓口、福祉の窓口って作っていますので、そこで相談をいただけると瓜生さん、介護の必要があるかどうかまず見に行きましょうと言ってみた上で、認定がおりるともう他に行かなくていいんですよね。
  • 瓜生氏:そうですね。介護の認定でなくても介護予防、今、介護にならないようにするということも大変重要で、その介護予防の取り組みもそこのあんしんすこやかセンターでは様々実施しているので、そういう中でですね、いかに元気に皆さんが暮らしていけるか、そういう取り組みもやってらっしゃいます。
  • パーソナリティ:家族の話でも、認知症と言ってもどう相談していいのか分からない、どう判断していいか分からないという方が地域でね、そういったあんしんすこやかセンターで相談できるというのはとても心の拠り所になるかと思いますし、瓜生さん、しかも地域ともいろいろ連携もとってサポートしてくださっているようですね。
  • 瓜生氏:そうですね。地域の見守りということもですね、あんしんすこやかセンターの大きな仕事の一つでございまして。ある例ですが、お風呂屋さんにいつも決まった時間にいらっしゃる方がいて、その方がいらっしゃらない、どうしたんだろうと心配された浴場主の方がですね、あんしんすこやかセンターに連絡をして、あんしんすこやかセンターの方が飛んでいったら、中で倒れていた。2月の寒い時期だったので、これがあと1日、半日でも遅れたら亡くなっていたんじゃないかっていうような事例もございまして、あんしんすこやかセンターが飛んでいったことでね、1人の命が救われたっていう事例もございました。
  • パーソナリティ:区長、まさに世田谷で超高齢社会を迎えると言いながらも、まさに住み慣れた街で過ごしやすい証でもありますね。
  • 区長:そうですね。ですから今、どうしても施設でって方もいらっしゃいますけれども、できなくなることがいくらか出てきたり、あるいは認知症の症状が少し出始めたという時にそれだからガラッとその人が変わったってわけではなくて、その人なりの地域生活の仕方、また居場所の提供、認知症の家族とか、本人の認知症カフェなどだいぶ変わってきています。ですから、多分瓜生さんのとこの研修もですね、日々ですね、認知症に対する基本法もできましたんで、やっぱりその人らしさや尊厳をとっても大事にしながら支えていこうというふうに、考えがだんだん変わってきました。一時代前だとすぐ病院へみたいな時代もあったんですけれども、そういう意味では最先端の知識と科学的根拠、そして経験上大事なスキルの積み重ねというのを、やっぱり区全体で共有する広場でもありますよね。
  • 瓜生氏:そうですね、その研修センターの研修なども通してホームページで公開講座というのも行っていまして、認知症とともに生きる希望条例のことですとか、また世田谷の福祉の今後の在り方とかですね。区民の皆様にもぜひ聞いていただきたい。公開講座たくさんありますので、研修センターホームページもご覧いただければと思います。

まとめ

  •  パーソナリティ:瓜生さん、どうですか、これからどんな世田谷での介護をどういうふうに育んでいきたいなとか思いはありますか。
  • 瓜生氏:そうですね、やはり誰もが関係ない人はいない、介護についてですね。そういうことで皆さんに介護の仕事、福祉の仕事を知っていただきたい。そしてみんなで支え合っていける、そういう世田谷ができていったらいいなというふうに思っております。そのためにはやはり、福祉のプロとしての仕事をですね。しっかり全うできるように研修も充実していかなければいけないなというふうに思っております。
  • パーソナリティ:まさに優しさあふれる世田谷というところになりますが、区長改めて本日のまとめもお願いいたします。
  • 区長:区としてはですね、やはり、国も東京都も少しずつ介護で働く人の賃金に底上げを図っていますけれども、先ほど申し上げたように、お住まいを提供していく。これを活用してその住まいがちゃんと用意されるのであれば、世田谷で働こうという希望を持って、介護の仕事を始める方に間口を開いていきたい。区内の特別養護老人ホームもずいぶん増えましたよね。
  • 瓜生氏:そうですね。29カ所現在ございます。
  • 区長:なので特養の待機者の方も一時よりは半分以下になってきていますが、まだいくらかいらっしゃいます。そういった中で一番困るのは、せっかく施設はできたけれども、働く人がいないってことなんで、やっぱり働く人一人一人が誇りを持って、自分こんな仕事しているだよってことを言えるようにバックアップしていく。それは金銭面や労働条件面だけではなくて、社会的価値の向上とそれが多分、マンジョットさんのKAiGO PRiDEという呼びかけに学んだことかなと思います。
  • パーソナリティ:介護の魅力を世田谷からも発信しておりますので、ぜひ、ホームページなどもご覧いただけたらと思っております。本日、保坂区長、瓜生さんお話を伺いましてありがとうございました。
  • 瓜生氏、区長:ありがとうございました。
写真令和6年3月放送
写真左よりパーソナリティ、保坂区長、瓜生氏

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