令和5年12月の「区長の談話室」(ゲスト:曽田修司氏)

最終更新日 令和6年2月12日

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令和5年12月の区長の談話室

令和5年12月3日・10日放送
区長の談話室「新しい協働・交流の場を考えよう!」

※12月10日は3日の再放送です。

世田谷区では、令和3年7月より本庁舎などの整備工事を行っています。新しい本庁舎などには「区民自治と協働・交流の拠点としての庁舎」を実現するために、多くの区民や団体がふれあい、交流できる場の区民交流スペース、世田谷区民会館、広場などの様々な区民利用・交流拠点施設が整備されます。区では施設運営の根幹となる基本理念や基本方針を定め、具体的な運営内容について検討を重ねてきました。このたび11月5日にシンポジウムを開催し、区民利用・交流拠点施設に関する計画を紹介し、パネルディスカッションを開催しました。その様子を伝えながら、新しい協働と交流の場について考えていきます。(ゲスト:跡見学園女子大学教授 曽田修司氏)

テーマ・ゲスト紹介

  • パーソナリティ:保坂区長、今日もよろしくお願いします。今日は「新しい協働・交流の場を考えよう!」というテーマでお送りしてまいります。早速ですが、区長、新しい協働や交流の場というのはどのようなことなのでしょうか。
  • 区長:今、世田谷区では本庁舎の改築工事が進んでいますけれども、実はここに区民の皆さんの様々な方との交流の拠点を作るということが大きな柱になっています。また、芸術文化の発信とか色んな人たちがつながっていく、その一言で言えば、自治の拠点と言いますが、それが本庁舎の大きな役割になっています。
  • パーソナリティ:そういった新しい展開というところで、どんな新しい協働交流の場が生まれるのか、今回はゲストをお迎えさせていただきました。跡見学園女子大学教授の曽田修司さんです。曽田さん、よろしくお願いいたします。
  • 曽田氏:よろしくお願いいたします。
  • パーソナリティ:区長、曽田さんのプロフィールもご紹介いただけますか。
  • 区長:曽田先生は、跡見学園女子大学のマネジメント学部で教鞭を取っていらっしゃいます。今回のシンポジウムのテーマの、区民利用・交流拠点施設の検討を行いました令和4年区民利用施設総合運営計画策定検討委員会で委員長をやっていただきました。また、令和5年度においても、学識経験者で作られるワーキンググループに委員として参加していただき、その交流の拠点をどう作るのかという議論をリードしていただきました。

新しい区庁舎について

  • パーソナリティ:本日もたっぷりとお話を伺えたらと思っております。改めて区長、お話にあった、新しい区の庁舎とのお話、その概要も伺えますか。
  • 区長:庁舎の方は、工事の遅れがありまして、今第1期工事が行われていますが、この完成が来年の春、3月の末ということになっています。3期に分けて長い期間工事していく庁舎の工事ですが、順番は思い浮かべていただきたいのですが、世田谷区民会館、これは外壁、箱そのものは残ります。ただ中身は全部入れ替えて、舞台も楽屋も作り替えてリハーサルスタジオも地下に作り、だいぶ機能は更新されて使いやすくなると思います。その世田谷区民会館の客席の手前のホワイエ、そちらの部分の上部、これが10階建てのビルになって、災害対策本部あるいは議会なども入る、その部分が第1期で来春に立ち上がります。今度、第2期というと第1庁舎の部分を作り替え、解体して今度は建設をして第1庁舎の部分とつながっていくということですね。実はこの第2期工事があるとその中庭も再び姿を現します。今話題になった区民交流スペース、第1庁舎のあった部分ですね、1階約500平米、そしてピロティを通ってちょっとくぐり抜けて広場に出る構造になっているので、そのピロティや広場、そして最終的には第3期工事がどんどん進んでいくと区民交流室というのが各所に出来上がると、これは小さな会議室みたいな形でも使える場所です。今、目の前にしているのは区民会館、これが来春、完成して本格的には秋口くらいからどんどん使われるようになる。そこにどのような参加の形をとるかということ、これは一番近い将来、そして第1庁舎の下の部分500平米くらいといったところが、区役所の顔みたいな形になります。そこに区民が色々アイディアを持ち寄ったり、活動を表現したりイベントをやったりしながらという場所をどういうふうに盛り立てていこうかというのがシンポジウムの話題、大変熱い議論がですね、11月5日にありました。

シンポジウムについて

  • パーソナリティ:曽田さんも参加してくださった、区長も先ほどお話にありました、11月5日に「新しい区民利用・交流拠点施設を考えるシンポジウム~協働・交流の場に向けて」というシンポジウムも開催され、区民の皆さんも多く参加されましたね。
  • 区長:大変熱心にご意見をいただきました。
  • パーソンリティ:皆さんの思いも込められたこのシンポジウム、まずは皆さんに聞いていただきましょう。

【シンポジウム音声】

  • 曽田氏:この事業、あるいはプロジェクトのスケールの大きさ、あるいはポテンシャルの大きさというものを、3つの観点から申し上げさせていただきたいと思います。1つは建物、施設としてのスケール、あるいはインパクトの大きさということですね。本庁舎自体の改築、あるいは区民会館の改築、それぞれ大きな事業だと思いますが、それを一体化して建設するという、ハードウェアの面でのスケールの大きさというのがあるかと思います。それから2点目としては、空間的な広がりが大きいということで、この後は各地域でのワークショップの様子もご報告があると思いますけれども、世田谷区内5地域で色々活動されている団体が非常にたくさんあると、そういう団体の方々の間での交流ということによって、これも区としての90万人以上の人々が住んでいらっしゃる世田谷区としての地域コミュニティとしてのアイデンティティというのが醸成される起爆剤になるのではないかという点が2つ目です。それから、3つ目のスケールの大きさとしては、政策都市としての先進性ということが言えるのではないかと思います。度々申し上げておりますが、文化アイデンティティの構築、あるいは多文化共生、あるいは生活の質の向上等々、あるいはSDGsをはじめとしまして、地球規模の環境対策の推進など政策課題といたしましても、現在から未来に至るまでの時間軸のスケールとしても非常に大きいことが構想されていると思うわけです。

  • パーソナリティ:シンポジウムの一部をお聞きいただきました。
  • 区長:今、曽田先生が3つに整理をしていただいたのですが、こういった中で、世田谷区にはたくさんの区民活動団体、市民団体、あるいはNPOだとか、市民の同好会とかも無数にあるんですね。皆さんがそれぞれのチャンネルで、意識で参加をして、しかも一律ではないのでジャンルも幅広い。そうすると齋藤啓子先生にもその点指摘していただいたのですが、つなぐ人、いわばコーディネーターといいますか、そういう人たちの役割というのが大変大事になりますねということです。そして、ビデオで東京農業大学の福岡先生に登場していただいたのですが、実はこの庁舎は3,000平米にも及ぶ屋上ができあがります。そうすると、緑の様々な屋上庭園だとか、場合によっては何か作物を作ったり、そういった緑の活用が区民参加でできないかという議論も今進んでいるのです。できあがるのは先ですが、準備は早く、議論しておいた方がいいということで、緑をいっぱいという思いを発信するような庁舎にもなっていくだろうというようなことで意気込みが語られました。
  • パーソナリティ:曽田さんにも文化芸術によって暮らしを豊かにしていきたいという思いも込められましたが、シンポジウムに参加されてみていかがでしたか。
  • 曽田氏:ワークショップに参加された区民の方からのご報告も含め、多様な視点でこうしたらいいんじゃないかというようなアイディアをいただいたのですごくよかったと思うのですが、芸術文化の発信が地域のアイデンティティの形成につながるということを私からお話申し上げたということです。
  • パーソナリティ:地域の、そして皆さんにとってのアイデンティティがこの場所で広がっていくというところで、区民思い、区民ファーストの場所でもありますよね。
  • 区長:はい。世田谷区役所自体は、そんなに交通の便がいいとは言えない場所にあります。もう少し行きやすくできないかという声もありましたが、皆さんは区役所が新しい建物に変わるというイメージが強いかと思います。ただ、新しい場所に変わるだけではなくて、もともとの世田谷区役所は、前川國男さんが設計をした場所ですが、やはり区民が主人公、区民が自分たちの拠点として縦横無尽に使うという発想がもともとの設計にありましたので、中庭を囲む庁舎群はすっかり引き継いでいます。また、以前の庁舎よりもあちこちに使える場所、区民が主人公になって企画をして、相談をして使える場所が増えました。なので、確かに同じところに改築されるけれども、新しい要素が相当加わるということがシンポジウムではかなり期待を持って語られました。
  • パーソナリティ:今現在ある芸術もそうですし、文化の交流も含めてうまく交流するのかというのが曽田さんのポイントになりそうでしたね。
  • 曽田氏:そうですね。やはり、区役所というと何か手続きに行くというようなことでしか行かないと思っていらっしゃる方が多いのですが、そうではなくて行ってみると、何か面白いことをやっていると、あるいは色々な活動を行っている団体がいっぱいあるということを知るということが、ちょっと足を伸ばせばできるというふうに思ってもらえば、ちょっと遠いというようなネガティブな見方も変えてもらうことができるのではないかと思います。
  • パーソナリティ:区長、本当に色々な発見というか提案もありましたもんね。
  • 区長:そうですね。例えば、ワークショップで出た意見の中で、時間帯によって色んな人が訪れる。朝方ここを訪れる人と、昼間は子ども連れが多いかもしれないし、夜、それからまた劇場が終わった後、使う方、そして中には面白かったのは、例えば世田谷バーみたいなものを作って交流できたら色々ネットワークが広がるんじゃないかというご意見。また、レストランが楽しみだという声もありました。確かに食べながら少しおしゃべりをしたり交流したり、場合によっては広いレストランができますので、200人規模の立食パーティーなども企画ができると、実はそういうこと全てを区民の皆さんに分かってもらうことを、これから何度も何度も色んなインターネットや区の広報などを通してもっとやらなきゃなとその肝心の情報が伝わってないですよというご指摘もありました。
  • パーソナリティ:発信というところもこれからのポイントになりそうですし、また世田谷みやげや世田谷育ちのお野菜もあるので、そんな世田谷の魅力が満載になりそうなんですが、改めて区民の協働交流の場としてというところで、今までも運営基本計画、運営実施計画などをもとに活動もされてきたんですよね、曽田さんいかがですか。
  • 曽田氏:非常に丁寧に議論をしまして、色んな立場の方が参加して意見を言い合う。したがって、その学生の意見だとか、芸術好きの方の意見だとか、色んな意見が入っている形でその計画が作られていると思います。
  • パーソナリティ:こういった計画を受けて、着実に区長、進んでいるようですね。
  • 区長:やはりコロナ禍がありましたので、集まること、議論すること自体はかなり困難でした。したがって区役所の工事は始まったけれども、そこに区民が使える場所ができるんだということはまだまだ、この番組を聞いて、そんなことも考えていたの、というふうに関心を持っていただけると、本当にありがたいなと思います。ただそういう区役所としてスペースは作れるけれども、そこを回したり活用するのは区民なんですね。そのスペースだけあってあまり使われないということに、今日のシンポジウムを見ると十分使っていこうという意気込みが皆さんありましたので、もっとそういった準備をしっかりやっていく時期かなと思いました。
  • パーソナリティ:また後半ではこれからの課題などについてもお話を伺っていきたいと思います。まだまだ続きます。

区民利用、協働・交流の場の考え方、理念

  • パーソナリティ:今日は、「新しい協働・交流の場を考えよう!」というテーマで、新しくできる区の庁舎の活用についてお送りしています。跡見学園女子大学教授の曽田修司さんをお迎えしています。さて、区民が自由に交流し、協働できる場としての公共施設は区役所だけではなく、区長、あらゆる場所が必要ですね。
  • 区長:そうですね。区役所というのもシティホールとよく言われますけれども、その街のシンボルであったり、お祝いごととかエポックなことがあると皆さん集まったり、珍しいお客さんが来ると出迎えたり、以前は結婚式をやったりという場所だったんですよね。以前の世田谷区の庁舎でも結婚式をやる設備はあったんです。これは役所のものではなくて、区民のものだと。この新しい庁舎というのは、1丁目1番地に区民自治の拠点、区民の自治の拠り所というふうに位置づけていますが、やはり役所というと手続きをするところ、色々相談したり事務的に処理をするところというイメージが大きいですので、区民会館ホールは芸術鑑賞とか違いますけれども、しかし、庁舎自体がもともと持っている区民自治の拠点だということをもう一回思い起こして、その中身を作っていきましょうよ、というのが、今回の曽田先生にお願いしている議論だったわけなんです。
  • パーソナリティ:曽田さん、まさにどう皆さんに拠り所になるのかというアプローチも大事そうですね。
  • 曽田氏:おっしゃるとおりだと思いますね。区役所に出かけて行って何をしていいのかわからないとか、誰に話しかけていいのかわからないというとなかなか足が向かないわけですけれども、自分が関心ある活動をしている団体がいつどこで何をやるというのがわかっていると、その場に行ってみたくなるということだと思うんですよね。あとはもうちょっと将来的に攻めに出るとしますと、学校でのクラブ活動とかそういうものを区役所の中にオープンスペースがあって、そこで他に見える形でやってもらいたいとか、イベントを企画して、それに携わっている団体の方々が一斉にそこに集まってきてショーケースとか見本市みたいになるとか、あるいは、区役所の中で色々社会的な課題にどの課も対応していらっしゃるわけですけれども、自分たちの社会的な課題というのが、区民の人たちに分かってもらうともっと進むのにというところがあると思いますので、政策課題を抱えている区役所の色々なセクションが政策見本市をやるとか、そういうふうな広がりがどんどんできていくんじゃないかと思います。
  • パーソナリティ:素敵なご意見をいただきました。
  • 区長:もともと前川國男さんが設計をした、これまでの世田谷区役所では、世田谷区民にとっては中庭で、例えばお正月であるとか、あるいは福祉系のイベントがあるときには福祉団体のブースがわーっと並んだりとか、そういう光景は非常に記憶に残っていると思うんですが、でも実は区役所とかの役所の周辺でお祭りが行われているところはそんなに多くはないんです、実は。そういう意味では、いいDNAをちゃんと引き継いでいこうということと、今曽田先生からお話があった政策フェスティバル。これすごく面白い発想で、実は区民の方が居場所サミットを呼びかけた方がいらっしゃって、そうすると居場所だよって、子どもの居場所、あるいはその介護する人がちょっと一休みしたいっていう居場所、あるいは高齢者の方が友達とか知り合いがいないんだけどってときに集まれるところとか様々な居場所があるんです。認知症のご家族とご本人の方が色々交流するっていう場所もあります。その居場所サミットっていう名前だけで30団体ぐらい、それぞれブースを出して活動アピールをして、その場所自体がやっぱりつながりあっているんですねということが区民の目からは来てみるとよくわかるような活動もありまして、そういったやり方なんかは今度の中庭や区民交流のスペースでは十分できるのかなと。それが世田谷区役所だけじゃなくて玉川とか、砧とか北沢とか烏山でも行われるとさらに面白くなるなと思いました。
  • パーソナリティ:本当に世田谷区の魅力が集結しそうな、皆さんに愛される場所ということにもなりますが、委員会でもそういったリクエストだったり、思いというところも届いていたんですか。
  • 曽田氏:どうしても区民活動主役といいますと、自分たちの趣味とかですね、目立ちがちなんですけども、様々な課題を抱えている方が一人だとなかなか発信しにくいわけですが、集まるとそれが外から見えやすくなることがあると思うんですよね。その辺をそれぞれの活動分野で、もうすでに手がけてらっしゃる人がいるんだということを色んな方からご報告いただいたと思います。
  • パーソナリティ:区長、今までもワークショップやワーキンググループだったり、色々なご意見も来ていたんですよね。
  • 区長:そうですね。ただこの世田谷区役所の工事の難点というのは、「いながら改築」といってどこかに引っ越して一斉に建て替えると時間は早いんですが、そういう代替地がないので、3工期に分けて結構長い時間が進むんですね。ここに至ってようやく来春第一期の完成が見えてきましたけれども、今、主に話しているこの交流スペース第一庁舎があるところに、だいたい500平米くらいの、そういう拠点の機能が生まれますよとか、ピロティなんか使えますよとか、ピロティを作ると中庭も色々使えますねというふうにスタートできるのは3年後の秋なんです。この3年間の中での全般の1年半なり2年をどういうふうな運営が一番いいのか、なかなか議論百出すると思います。ジャンルとか傾向とか、やりたいことも、それぞれ違いますから。違っていていいんですが、それをお互い認め合いながら、しかも尊重しながら区民の方が一人で世田谷区役所、別の用事で来てみたけど、なんだか楽しいねと、この仲間に入ってもいいのかなと思えるような、そういう区民の活動のある種のスパイラルというか、渦巻きができてくるといいなと思います。これは知られていくことが大事で、こういう議論がようやく始まってすごくだんだん輪を広げている。実は、世田谷区に市民活動推進課の調べでは、1,630の市民活動団体があるそうなんですね。今回1,630団体にアンケートをして、どんなスペース、どんな運営がいいですかということを聞いているところだそうで、その規模もすごく大きいでしょう。ただ大きいけれども、そこをまとめていきながら、各総合支所も使いながらの新しい文化が立ち上がっていくといいなと思っております。
  • パーソナリティ:曽田さんも今後、こういったたくさんのご意見というところで、ワークショップも今後展開されたりはするんですか。
  • 曽田氏:ワークショップといいますと、芸術系だけじゃなくて、スポーツとかありますけれども、もっと実は種類が多くて、趣味とか、なにか社会的課題の解決のための意見交換とか、そういうのも全部ワークショップなんですね。したがって、その辺りをつなげてくれる人、あるいは広げてくれる人、どういう議論が必要かということをヒントをくれる人がいるといいんじゃないかと思いますね。
  • パーソナリティ:今までも幅広い年代の方も参加されたんですよね。
  • 区長:これはですね、世田谷区ではですね、無作為抽出方式区民ワークショップというやり方がだいぶ定着したんですね。これどういうことかというと、区民の名簿から無作為に1,000人とか1,500人引き抜いてご案内するんです。今回の場合は、5地域でこういった活動拠点を考えてみませんかっていうのをやったところ、中学生以上に招待したそうですけれども、やっぱり結構それでちょっと行ってみようかっていう人たちが積極的な意見を出して、いつの間にかですね、これやっていくと面白いねっていうふうに変わっていく。なかなかですね、広報に載せて待っていますよっていうだけでは得られない。しかも満遍なく意見を出していただくっていうのは今回も活用していますよね。
  • パーソナリティ:色んなご意見を出してくださった方も、今回のシンポジウムにも参加してくださいましたが、曽田さん、シンポジウムも経てそしてこれからに向けてというところでどういうふうに思いを寄せていきたいなというふうに考えていらっしゃいますか。
  • 曽田氏:今まで区役所っていうところのイメージが自分とは関係ないというか、あるいは手続きだけに行くところだという思い込みっていうのがあったと思うんですけども、そうではないんだというところの伝え方ですね。これをどう工夫できるかが重要だと思います。

まとめ

  • パーソナリティ:区長これからに向けてというところで本日のまとめもお願いいたします。
  • 区長:そうですね。世田谷区役所は一箇所だけ、一部が10階建てになりますが、多くのところが5階建ての低層のビルが中庭を囲むような形で最終的には完成していきます。つまり、見渡せる大部屋が続いているようなイメージですね。これは区役所の中の縦割りをなるべく少なくして、あるいはその隣の仕事が見えるようにするという工夫もありますし、これからデジタル時代、色々なことが電子申請で済むようになった、いわゆる窓口での定番的な定型的な処理業務が、人と人が向き合う仕事に切り替わっていく。なので、将来この世田谷区役所の建物の区民の活用するところ、あるいは区役所職員と区民が一緒に汗をかきながら議論しながらこういうふうにしていこうなんて相談をする、そういう場所がどんどん拡張していく時代に入っていくんじゃないのかなという、そういう可能性も内包しながら、まずはこの区民が積極的に根拠にできるようなそういう場をしっかり作って、どんな時代になってもこの庁舎というのは活用できるというふうにしていけるといいなと、そんなふうに思っています。
  • パーソナリティ:世田谷の顔として皆さんに愛される場所として新しい本庁舎完成に向けて、今日は「新しい協働・交流の場を考えよう!」というテーマでお送りをさせていただきました。保坂区長、曽田さんありがとうございました。
  • 曽田氏、区長:ありがとうございました。
写真令和5年12月放送
写真左より保坂区長、パーソナリティ、曽田氏

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