世田谷パラ陸上車いす競技会を開催しました!(令和5年3月実施済み)

最終更新日 令和5年4月3日

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車いす競技会の様子

世田谷区ではパラスポーツを観る機会の場を創出し、共生社会の理解・促進を目指すことを目的に、区内でのパラスポーツ大会誘致の取組みをしています。

令和5年3月7日に総合運動場陸上競技場で「世田谷パラ陸上車いす競技会」を開催しました。世界トップクラスの選手も参加する世界陸上競技会連盟公認の競技会で、日本選手にとって、世界で戦うための実戦経験を積む貴重な機会にもなりました。競技会は一般公開され、会場近隣の区立明正小学校5年生も来場し、一般観覧も含め、計170名の方たちが観戦しました。

区立明正小学校は大会前日に海外招待選手のマルセル・フグ選手、ジェイク・ラピン選手を招き、車いす競技の特性や障害理解を目的とした交流事業も実施しました。詳しい内容は「海外のパラ陸上車いすアスリートが区立明正小学校を訪問しました」をご覧ください。

世田谷パラ陸上車いす記録会

当日のレースの様子はこちら新しいウインドウが開きますの動画からご覧いただけます。

 車いす競技会の様子    車いす競技会の様子

種目

当日の結果はPDFファイルを開きますこちらからご覧ください。

男子

車いす一般の部 100m、400m、1500m、5000m

車いす招待の部 1500m

女子

車いす一般の部 100m、400m

本競技会でアジア新記録を樹立!

小野寺萌恵(おのでら もえ)選手が女子100mと400mの2つの競技でアジア新記録を樹立しました。100mのタイムでは18秒88を記録し、7月に開催される「パリ2023世界パラ陸上競技選手権」の派遣標準記録である19秒59を上回る結果となりました。

障害クラスの説明

T34

脳原性麻痺のクラスです。両脚/足に中度から重度の痙性(突っ張るような)麻痺のある車いすを使用する選手です。両腕/手や体の昨日はほぼ正常です。

T51

切断・機能障害のクラスで、両上肢に重度の障害があります。肩関節を動かすことや肘関節を曲げるなどの動作のみが可能ですが、自力で座位バランスを保つことができないため、車いす上では膝上に顎を乗せる選手が多いです。

T52

切断・機能障害のクラスで、車いすを使用する選手です。肩、肘、手関節の機能は正常もしくはほぼ正常ですが、指の曲げ伸ばしに制限があります。自力で座位バランスを保つことができません。

T53

切断・機能障がいのクラスで、車いすを使用する選手です。両腕/手の機能は正常もしくはほぼ正常です。腹筋と下部背筋の機能が無いため、自力で座位を保つことが出来ません。

T54

切断・機能障がいのクラスで、車いすを使用する選手です。両腕/手の機能は正常です。部分的あるいは正常な体幹の機能があります。

海外招待選手

マルセル フグ

国籍 スイス

マルセル選手

戦績

2016年 リオパラリンピック大会800m/T54、

車いすマラソン/T54 2種目金メダル

2021年 東京パラリンピック大会800m/T54、

1500m/T54、5000m/T54、車いすマラソン/T54

4種目金メダル 

他多数

ジェイク ラピン

国籍 オーストラリア

ジェイク選手

戦績

800m/T54オーストラリア記録保持者

フレームランニングの体験

区立明正小学校の児童たちは前日の交流会の車いすレーサー体験に引き続き、競技会当日はフレームランニングを体験しました。フレームランニングは脳性麻痺の方を対象とした種目で、三輪の機材(フレームランナー)を足で蹴って進む競技です。次回の世界選手権で正式種目となる予定です。児童たちは初めて見るフレームランナーに興味津々の様子でした。前日の車いすレーサー体験では体育館の狭い範囲での走行になりましたが、フレームランニングでは実際に選手が走っている陸上トラックを思いきり駆け抜けることができ、楽しい体験となりました。体験会と観戦のあとは当日参加した選手たちと集合写真を撮りました。

フレームランニングを体験している様子 集合写真

主催

一般社団法人日本パラ陸上競技連盟

共催:世田谷区、公益財団法人東京陸上競技協会、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団

添付ファイル

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