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最終更新日 2024年7月20日

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令和6年第2回区議会定例会 一般質問

6月11日及び12日の本会議では、31名の議員が区政をめぐる諸課題について質問を行いました。その一部を要約してお伝えします。

質問者一覧

質問者一覧
自由民主党世田谷区議団 加藤たいきくろだあいこ坂口賢一佐藤正幸宍戸三郎畠山晋一真鍋よしゆき
公明党世田谷区議団 いたいひとし岡本のぶ子河村みどり
立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団 オルズグル中塚さちよ原田竜馬藤井まなみやかおり
日本維新の会・無所属・世田谷行革110番 田中優子桃野芳文若林りさ
日本共産党世田谷区議団 川上こういち中里光夫
都民ファーストの会・Setagayaあらた 佐藤美樹そのべせいや
生活者ネットワーク世田谷区議団 おのみずき関口江利子
レインボー世田谷 上川あや
世田谷無所属 ひうち優子
国際都市せたがや 神尾りさ
せたがやの風 つるみけんご
国民民主党世田谷 石原せいじ
参政党 岡川大記
無所属 青空こうじ

くろだ あいこ(自民)

  • 災害時の性被害を防ぐ取組の強化
    質問 能登地震発生後の避難所で性被害が起こった。女性や子連れ家族など配慮が必要な方の専用エリア設置や複数名での見回りなど開設当初からの対策を検討せよ。
    答弁 避難所運営マニュアルの見直し時に検討し更なる改善を図る。
  • 被災時の子どもの居場所の確保
    質問 発災直後は児童館職員含め全職員が非常配備体制に組み込まれるため、被災後の遊び場開設や児童館再開については、庁内連携の上で必要な計画の策定を急げ。
    答弁 児童館や新BOPボップの早期再開に向け庁内連携のもと検討する。
  • ワクチンの未接種者への勧奨促進
    質問 HPVワクチン勧奨中止時期の未接種者を対象とした国の無料接種が6年度で終了する。区民が接種機会を逃さぬよう、対象者や保護者へ確実に周知せよ。
    答弁 区のホームページやSNSなどを活用して周知を行う。

桃野 芳文(維無行)

  • 公金紛失事件に対する区長の責任
    質問 過去に複数の支所で現金や切手の紛失事件が起きたが、いずれも犯人逮捕に至っていない。区長は自身の給料で穴埋めするなどして責任を取るつもりはないのか。
    答弁 私自身の給料を減額することなどは考えていない。
  • 執務室内への防犯カメラの設置
    質問 
    公金紛失のたびに区は現金管理や確認体制を強化すると答えるが、窃盗か紛失か分からない事件は後を絶たない。もはや執務室内に防犯カメラが必要ではないか。
    答弁 事故防止に向けて防犯カメラを含め複数の手法を検討する。
  • 組織規律に対する区長の認識
    質問 
    公金紛失の犯人が特定されなければ区としては誰も責任を取らずに済み好都合であり、再発防止策を真剣に講じない原因につながっている。区長の認識を示せ。
    答弁 組織の規律崩壊を招くため、うやむやではいけないと考える。

岡本 のぶ子(公明)

  • 強度行動障害者への支援の充実
    質問 
    強度行動障害者への支援体制が不十分だ。個々の特性に応じた福祉サービスを確実に提供できるよう次期障害施策推進計画に支援項目と達成目標を明記せよ。
    答弁 支援体制などについて検討を行い、サービスの充実を図る。
  • 子どもの予防接種費用の助成拡充
    質問 都は子どものインフルエンザ予防接種の費用助成を行う自治体に補助額を上乗せする事業を開始した。当事業を活用し、1回当たり1000円の助成を2000円に倍増せよ。
    答弁 小児の重症化や感染予防などの取組の充実に向け検討する。
  • ペット同行避難の受入体制の整備
    質問 私は円滑なペット同行避難の取組を幾度も求めてきたが、遅々として進んでいない。避難所運営を担う地域住民に丸投げせず、区が責任を持って取り組め。
    答弁 獣医師会の協力も得ながら関係所管で連携し課題を整理する。

つるみ けんご(風)

  • 学校給食への異物混入問題
    質問 本年5月に太子堂調理場で学校給食に異物が混入する事案が発生した。子どもの食の安全を脅かす重大な事態である。異物とは何か、今後どう再発を防ぐのか。
    答弁 虫の一部であり、侵入が疑われる場所を塞ぎ薬剤散布も行う。
  • 地区を基本に据えた災害対策
    質問 災害から区民の命を守るには、地区という区民に身近な単位を基本に対策を講じることが肝要だ。各地区の住民の声をどのように地域防災計画に反映するのか。
    答弁 防災塾などで意見交換し地区特性を踏まえた計画に修正する。
  • 長期的視点での認知症施策の展開
    質問 高齢者が元気に暮らせる地域づくりは、将来的な認知症患者の減少や介護費の軽減につながる。予防的かつ長期的な投資効果の視点を持ち認知症施策を再構築せよ。
    答弁 長期的な視野に立った認知症施策を総合的に推進していく。

坂口 賢一(自民)

  • BOPボップ学童クラブの今後の展開
    質問 
    共働き世帯の増加に伴い、学童保育の利用ニーズが高まっている。希望する方が確実に利用できるよう、需要と供給のバランスを考慮した施設整備を進めよ。
    答弁 人口動態や利用意向の推移などを慎重に見極め精査していく。
  • オンラインによる学習支援
    質問 区は不登校児童生徒数の増加を受け、昨年度からオンラインを活用した学習支援の場として「ほっとルームせたがYah!」を開設した。現在の利用状況を示せ。
    答弁 238名の参加申込があり、肯定的な評価をもらっている。
  • 地域防災力向上への支援強化
    質問 平時から自発的に防災活動を行い、災害時には避難所の管理運営も担う区民防災組織は、地域の防災力向上に不可欠な存在だ。活動に対する支援を強化せよ。
    答弁 防災組織への助成限度額を今年度増額するなど取組を進める。

ひうち 優子(世田谷)

  • 工夫した自転車の安全教室の推進
    質問 
    自転車事故が多い働く世代への交通ルールの啓発が重要だ。安全教室のオンライン開催やSNSで動画配信するなど、忙しい方でも参加しやすい環境を整えよ。
    答弁 働く世代にとって学習しやすい環境の整備を検討していく。
  • 自転車レーンの案内表示の保全
    質問 自転車レーンの案内表示が薄くなっており、区民から安全面を危惧する声を聞く。区道を速やかに点検するとともに国道や都道のメンテナンスを関係機関に促せ。
    答弁 速やかな再表示に努め、国道や都道は警察などに働きかける。
  • 図書宅配型ブックボックスの拡充
    質問 下北沢駅に設置した宅配型ブックボックスは予約図書を24時間いつでも受け取れるため大変好評だ。図書館が近くにない全ての駅への設置を前向きに検討せよ。
    答弁 下北沢駅での今後の利用状況などを確認しながら検討する。

関口 江利子(生ネ)

  • 猛暑の根本原因への取り組み促進
    質問 猛暑などの気候変動は、人の活動で排出される温室効果ガスが要因だ。熱中症対策の拠点「お休み処」を活用し、区民参加型で周知・理解・行動変容を推進せよ。
    答弁 提案を踏まえ、関係所管で連携しながら効果的な啓発を行う。
  • 新庁舎トイレでの香りの配慮
    質問 
    香りによる頭痛・せき・倦怠感など健康被害の相談が区に多数寄せられている。新庁舎での消臭芳香剤の運用見直しおよび次期竣工庁舎での一層の配慮を行え。
    答弁 可能な対応策を確認し、安全快適に利用できる環境を整える。
  • 区民参加による平和への取組
    質問 
    区民の2割しか知らない戦争・平和資料を展示する「せたがや未来の平和館」の周知徹底が必要だ。参加型の展示などで区民と共に平和をつくる文化施設とせよ。
    答弁 参加型イベントの企画など、新たな観点での検討を進めていく。

おの みずき(生ネ)

  • 女性支援の推進体制の強化
    質問 女性の福祉増進を図る女性支援新法が施行された。当該法律の基本理念である人権擁護や男女平等の視点に立った支援を庁内横断的に推進する体制を構築せよ。
    答弁 一人ひとりに寄り添いながら支援できる体制を考えていく。
  • 女性支援に係る職員研修の充実
    質問 
    女性支援新法の理念に基づく支援を展開するには、職員の理解促進が不可欠だ。福祉領域に配属される新任職員の研修カリキュラムに女性支援の項目を追加せよ。
    答弁 法制定の背景を含め職員の理解が進むよう研修の充実を図る。
  • 女性支援に関する情報の発信
    質問 新法を活かすには、裨益者ひえきしゃたる女性たちへの周知啓発が重要だ。支援情報をホームページに分かりやすく掲載するとともに区民向け講座などで積極的に周知せよ。
    答弁 ホームページでの案内を工夫するなど、周知啓発に努める。

佐藤 美樹(都S)

  • ベビーセンサーの活用促進
    質問 区は保育施設の安全対策としてベビーセンサーの設置費用を補助する予定だ。設置はあくまでも職員の業務を補完するものという認識を共有した上で活用を促せ。
    答弁 効果的な導入事例などを紹介し、積極的に促していく。
  • 脱炭素を目指す地域づくりの推進
    質問 区は成城地区をモデル地域として脱炭素の地域づくりを進める方針だ。住民ニーズや地域特性を踏まえ、地域課題の解決にもつながる効果的な取組を検討せよ。
    答弁 地域の課題や住民の思いを反映した取組の検討を進める。
  • 区政課題解決に向けた取組
    質問 
    区が導入するプロジェクトチーム制度は庁内横断的な発想により区政課題の解決が期待できる。チーム活動参加者の人事評価などの課題を整理し、着実に進めよ。
    答弁 人事評価については、他自治体の事例などを参考に検討する。

青空 こうじ(無所属)

  • 急増する詐欺被害の未然防止策
    質問 著名人を装い嘘の投資話を勧める詐欺や恋愛感情に付け込み金銭をだまし取るロマンス詐欺の被害が後を絶たない。トラブルの未然防止に向けた区の対策を示せ。
    答弁 ホームページでの啓発のほか広報紙などで注意喚起を重ねる。
  • 悪質商法の被害に対する対処法
    質問 ネットサイト上に安価な料金で害虫駆除を引き受ける広告を載せ、駆除後に高額な追加料金を請求する悪徳業者が存在する。被害に遭った場合の対処法を示せ。
    答弁 一旦その場での支払いをきっぱり断ることなどが挙げられる。
  • 詐欺から高齢者を守る取組の強化
    質問 インターネット上で偽りの警告を表示し金銭をだまし取るサポート詐欺が高齢者の間で急増している。狙われやすい高齢者の被害を未然に防ぐため対策を講じよ。
    答弁 民生委員からのチラシの配付などにより注意喚起に努める。

藤井 まな(立憲れ)

  • 学校給食提供の公平性の確保
    質問 
    一部の区立校では始業式や終業式の当日も給食が提供されている。提供を望む保護者の声や学校給食費無償化による公平性の観点を踏まえ、全校で実施せよ。
    答弁 給食提供が平等に行われるよう学校と調整を図っていく。
  • 全学童クラブでの弁当提供の実施
    質問 
    一部の新BOPボップ学童クラブだけで長期休暇中に弁当を提供していることに対し、他の保護者から不満の声を聞く。全箇所での導入に向けて早急に対策を講じよ。
    答弁 未実施校への周知も含め、更なる導入の拡大を検討する。
  • 物流の2024年問題への対応
    質問 物流の停滞を防ぎつつ配達員の負担を軽減するには宅配便の再配達を減らす取組が有効だ。八王子市で市民から好評だった置き配バッグの無料配付を実施せよ。
    答弁 他自治体の事例研究とともに意識啓発を図る取組を検討する。

畠山 晋一(自民)

  • 区職員が安心して働ける環境整備
    質問 
    多様化複雑化する区民ニーズへの対応などにより区の業務量は増大し、職員の時間外勤務も増えている。職員の心身ケアや働きやすい職場環境づくりに注力せよ。
    答弁 心理的安全性の高い、安心して働ける職場づくりに取り組む。
  • 協定団体との実践的な防災訓練
    質問 大規模災害に備えた防災訓練が不十分だ。区は300以上の関係機関や民間団体と災害時協力協定を結んでいるが、有事を想定した実践的な訓練にどう取り組むのか。
    答弁 秋の北沢地区防災訓練でトラック協会と連携を予定している。
  • 下北沢駅前の環境美化の強化
    質問 深夜早朝の下北沢駅前は、飲酒やポイ捨てによるごみが深刻な問題となっている。まちの魅力を守るため今こそ区が環境美化条例で定めた罰金の適用を実行せよ。
    答弁 法と条例の規定や趣旨の周知に努め環境美化に一層取り組む。

上川 あや(虹)

  • 若年末期がん患者支援事業の改善
    質問 介護保険が使えない若年がん患者を対象に区独自の支援事業ができたが、ケアプランの作成は素人に丸投げ。助成額も低いままだ。後続自治体を参考に改善せよ。
    答弁 がん対策委員会などの意見を伺い支援策の一層の充実を図る。
  • 超低温冷凍庫の大量廃棄への疑義
    質問 区はコロナ対策で国から譲渡された超低温冷凍庫を売却もせず廃棄した。杉並区、大田区は売却、譲渡ともに成功し廃棄ゼロだ。公費をかけての大量廃棄は妥当か。
    答弁 結果的に多くの廃棄が生じた事実は重く受け止めている。
  • 同性ペアの住民票に事実婚表記を
    質問 区は4年前、私の議会質問に、同性カップルも事実婚に準ずる関係と認めた。ならば区も大村市同様、同性ペアに事実婚を示す続柄での住民票交付をするべきだ。
    答弁 当該表記の導入に向け、早急かつ具体的に検討していく。

田中 優子(維無行)

  • 桜木遺跡の周知
    質問 
    歴史的な価値が高く郷土の歴史や文化を学ぶきっかけにもなる桜木遺跡を後世に継承すべきだ。跡地に記念碑を設置するなど区民の関心を高める取組を推進せよ。
    答弁 遺跡の存在を学校への出張展示などを通じ広く周知する。
  • 公園設備故障時の周知の工夫
    質問 
    公園の設備に不具合が生じた際の対応が故障中の貼り紙だけでは利用者にとって不親切極まりない。修理完了の予定見込みも掲示するなど案内を工夫せよ。
    答弁 修繕の状況を適宜記載するなど適切な周知案内に取り組む。
  • トゥレット症候群への理解促進
    質問 
    チックや奇声をあげるなど自分の意思では止められないトゥレット症候群。偏見をなくすため周知・理解促進を図り、「優しい無視」ができる地域社会を築け。
    答弁 普及啓発に継続的に取り組むことが必要だと認識している。

神尾 りさ(国際)

  • 自治権拡充に向けた区長の覚悟
    質問 
    区が市と同等の自立した自治体を目指すには、都からの教員人事権の移譲など更なる自治権の拡充に向けた議論を着実に進めることが必要だ。区長の覚悟を示せ。
    答弁 議会と深く議論を重ね、論点を整理ししっかりと前へ進める。
  • 認知症に対する価値観の転換
    質問 
    認知症へのイメージの転換を図り、真の共生社会を実現すべきだ。区民が認知症を自分事と捉え、できないと決めつけず、理解を深める機会の創出に尽力せよ。
    答弁 地域で自分らしく暮らせる社会に向け認知症観の転換に臨む。
  • 子育て中の親を全力で応援せよ
    質問 
    子育て家庭の中には社会的孤立などから育児に不安を抱える親も多い。子どもの成長を支える親自身が子育てを通して幸せを実感できるよう、支援に全力を注げ。
    答弁 支援を受ける権利があることを伝え地域社会一体で支援する。

加藤 たいき(自民)

  • 町会に対する区の認識
    質問 町会の多くは役員の成り手不足が深刻であり存続も危ぶまれる中、区はいまだに善意に甘え大量の仕事を押しつけている。町会に何を求めるか、一度整理すべき。
    答弁 区政推進に欠くことができない大切なパートナーである。
  • 社会福祉協議会への寄附の見直し
    質問 社会福祉協議会の事業は全区民向けであるにもかかわらず、その財源は町会会員からの寄附が充てられている。事業の財源を町会に頼る現状への認識を示せ。
    答弁 社会福祉協議会の活動は皆様の善意によって支えられている。
  • 塾と連携した教育の質の向上
    質問 千葉県では学校で塾の講師が授業を行う取組を始め、成果を上げている。教員不足が深刻な今、子どもに質の高い教育を提供するため、区でも導入を検討せよ。
    答弁 教育の質向上の観点から、実効性のある施策を検討する。

川上 こういち(共産)

  • 介護保険制度の安定的な運営
    質問 
    介護サービスを安定的に利用できる社会を築くべきだ。介護保険の国費負担割合を増やし保険料や利用料の軽減、介護報酬の抜本的引上げを図るよう国に求めよ。
    答弁 国費負担割合の引上げなどについて引き続き国に働きかける。
  • 災害時の緊急輸送ルートの確保
    質問 震災時の救助活動に重要となる緊急輸送道路を建物倒壊で塞いではならない。沿道建築物の耐震化を一層促進するため、耐震改修などに係る助成内容を充実せよ。
    答弁 耐震改修促進計画の改定作業の中で助成内容を調査研究する。
  • 区独自の地下水調査の実施
    質問 都が行った区内の地下水調査で有害性が指摘されるPFASピーファスの値が国の目標値を上回って検出された。区民の不安払拭に向け、区が独自に地下水調査を実施せよ。
    答弁 区民の不安解消に向け迅速かつ正確な情報提供などに努める。

若林 りさ(維無行)

  • 選挙演説妨害事件への認識
    質問 4月の衆議院東京15区補欠選挙で、候補者の演説を邪魔する選挙妨害事件が起き、有権者が候補者の主張を公平に聞く権利が奪われた。当該事件への認識を示せ。
    答弁 公正な選挙は民主主義の根幹であり、権利侵害は許されない。
  • 日中に発災した際のペット避難
    質問 ペットと暮らす区民にとって災害時の避難は重要な課題だ。日中の飼い主不在時の避難方法や備蓄の在り方など、十分な想定の下で検討し万全の体制を築け。
    答弁 個々の避難所に合った受入方法など課題を検討している。
  • 障害者理解への心のバリアフリー
    質問 障害者差別の解消には、障害の有無にかかわらずお互いを尊重し合う意識の醸成が必要だ。真の障害者理解に向けて心のバリアフリーの取組を重点的に進めよ。
    答弁 関係部署が連携し様々な角度から障害理解の促進に取り組む。

佐藤 正幸(自民)

  • 企業への支援を通じた歳入確保策
    質問 革新的ビジネスを生み出すスタートアップ企業への支援に工夫を凝らすべきだ。従来の補助金ではなく見返りが期待できる出資の方法で支援し歳入増につなげよ。
    答弁 リスクを伴うものであり、慎重な検討が必要と考えている。
  • 災害に備えた無電柱化の推進
    問 狭あい道路率が30%を超える当区では、災害時における支援物資の輸送道路が電柱倒壊で寸断される危険性が高く対策は急務だ。都と連携し無電柱化を一層進めよ。
    答弁 緊急輸送道路など、必要性の高い路線から無電柱化を進める。
  • 自転車マナー啓発事業の実施
    質問 電動アシスト自転車の事故が急増しており、自転車マナー向上への取組の強化が急務だ。砧公園内の現在閉鎖中の自転車レーンを活用し、啓発事業を実施せよ。
    答弁 警視庁や都と連携し幅広い年齢層への講習会などに取り組む。

河村 みどり(公明)

  • 障害児の子育て家庭への支援
    質問 他自治体では障害児の子育て家庭の経済的負担を減らすため、児童の通所や障害福祉サービスに係る費用について独自に助成している。これに倣い区も実施せよ。
    答弁 課題を整理し、適切な助成制度の在り方について検討する。
  • 障害児が使う補装具の支援
    質問 
    肢体不自由児の保護者から補装具を取り扱う施設が区内になく、製作や修理のたびに遠方まで出向くのが大変だとの声を聞く。保健センターで事業を実施せよ。
    答弁 事業手法について研究し、引き続き協議を重ねていく。
  • 平和教育の一層の推進
    質問 
    子どもが戦争体験に触れることは、命の尊さを学び未来の平和を考えるきっかけとなる。平和資料館が有する戦争資料を活用した平和学習を全校で実施せよ。
    答弁 教科学習などと関連させ平和資料館を多くの場面で活用する。

そのべ せいや(都S)

  • 砧地域における待機児童の解消
    質問 
    区は保育の預け先が不足する砧地域の受入枠拡充に向け区立園などで様々な対策を講じてきたものの、待機児童はいまだ解消されていない。今後の対応策を示せ。
    答弁 保育室の面積などを考慮した受入枠の拡充を中心に取り組む。
  • 区の少子化対策の基本的方向性
    質問 世田谷は23区で唯一、結婚後の出生率が全国平均を下回っている。この実態を踏まえ、区は今後どのような視点で少子化対策を進め持続可能なまちを築くのか。
    答弁 子どもを望む方が産み育てることを選択できる環境を整える。
  • 保育園への紙おむつ持参の改善
    質問 保育園の利用に際し紙おむつに名前を書いて持参する運用が保護者の負担となっている。23区中12区が紙おむつ定額サービスを導入する今、区も導入に踏み切れ。
    答弁 保護者から要望があった場合は園と相談して柔軟に対応する。

真鍋 よしゆき(自民)

  • エイトライナー構想の実現
    質問 環八沿いを公共交通機関でつなぐエイトライナー構想は、南北交通の充実を図る重要な事業だ。検討から30年以上が経過する今、実現に向けた区長の見解を示せ。
    答弁 計画を軌道に乗せられるよう、関係9区で取り組んでいく。
  • 恵泉通りの早期開通に向けた取組
    質問 
    恵泉通りの全線開通は地域住民にとっての最重要事項である。今般、早期開通を求める陳情が委員会で趣旨採択されたことも踏まえ、今後どのように取り組むのか。
    答弁 自主的な明け渡しを強く求め、行政代執行の課題も整理する。
  • 千歳台交差点への横断歩道の設置
    質問 地域住民が切望する千歳台交差点への横断歩道の設置を早期に実現し、車椅子などが安全に往来できる環境を整えるべきだ。都や警察との協議を一層進めよ。
    答弁 早期の横断歩道整備に向け、引き続き都と連携して取り組む。

原田 竜馬(立憲れ)

  • アーバンスポーツの振興
    質問 区は和田堀給水所にスケートボード場を整備予定だ。利用者と地域住民とのトラブルを防ぐため、対話や交流の場を設けるなど、顔の見える関係づくりを支援せよ。
    答弁 意見交換を行い相互理解の下で運営できる仕組みを検討する。
  • 子どもの意見を尊重する教育
    質問 
    中野区では各学校に予算を配分し、子どもが話し合って使い道を決める事業を開始した。子どもの意見を教育活動に反映する有効な取組であり、区でも導入せよ。
    答弁 各校で子どもの意見を反映する取組が一層進むよう検討する。
  • こども若者シェルターの整備
    質問 親からの虐待などにより家庭に居場所のない子どもや若者を守る取組が必要だ。夜間も含め一時的に避難や宿泊のできる「こども若者シェルター」を整備せよ。
    答弁 国の先行実施の動向を注視し、関係団体との連携も研究する。

石原 せいじ(国民)

  • 空き家対策の更なる推進
    質問 空き家対策の相談窓口「せたがや空き家活用ナビ」は所有者と利用希望者をマッチングし、成果を上げている。空き家活用の促進に向けて今後どう取り組むのか。
    答弁 相談者のニーズを捉え、相談しやすい環境の整備を目指す。
  • STEAMスティーム教育講座の今後の展開
    質問 科学実験などを体験するSTEAMスティーム教育講座が充実した内容で人気を集めている。多くの子どもが学べるよう区施設や学校にとどまらない多様な場所で展開せよ。
    答弁 世田谷のまち全体を学びの場とする取組を更に進めていく。
  • 子どもの探究心を育む教育の充実
    質問 
    子どもがSTEAMスティーム教育講座を通じて興味を持った分野を探究的に学べる機会を充実すべきだ。講座で学んだ内容を身につけ、実践できる学びの場を創出せよ。
    答弁 学びの機会の拡充を目指し、大学などとの連携を一層推進する。

中塚 さちよ(立憲れ)

  • 介護事業所での虐待防止策
    質問 
    介護事業所での利用者への虐待が増加しており対策が急務だ。介護オンブズマンや外部の専門人材を活用し、介護職員が適切なケアを学び実践できるよう支援せよ。
    答弁 事業者が適切にサービスを提供できるよう支援策を検討する。
  • SNS型投資詐欺への注意喚起
    質問 
    SNSで著名人に成り済まし投資に勧誘する詐欺が急増している。違法でないか金融庁ホームページの確認を促すなど、被害を防ぐための周知啓発に取り組め。
    答弁 広報紙やSNSを活用し、幅広い世代へ丁寧に周知を重ねる。
  • 男性へのHPVワクチン啓発強化
    質問 子宮頸けいがんの原因となるHPV感染症の予防には、女性だけでなく男性も感染予防に努めることが重要だ。男性が接種の助成対象となったことを十分周知せよ。
    答弁 接種を主体的に判断できるよう、丁寧な情報提供に努める。

みや かおり(立憲れ)

  • 高校中退者支援の拡充
    質問 区は高卒認定試験の合格を目指す講座の受講費用助成をひとり親家庭に限り実施している。過去3年で1件と低調な実績に鑑みあらゆる家庭を助成対象とせよ。
    答弁 国庫補助金を活用した事業のため対象拡大を国に働きかける。
  • 小中学校への午睡の導入
    質問 午睡は認知能力や注意力などを高める効果があることが様々な実験で明らかとなっている。子どもの学力向上を図るため、小中学校への午睡の導入を検討せよ。
    答弁 他自治体での取組状況を注視しながら、研究していく。
  • 教育虐待に対する区の対応
    質問 中学受験率の上昇などに伴い、子どもに過度な勉強を強いる教育虐待が問題化している。教育虐待が疑われる家庭を発見した場合、どのように対応しているのか。
    答弁 子どもに合った学習環境について助言するなど支援している。

中里 光夫(共産)

  • 保育待機児童の解消
    質問 今年4月入園における保育待機児童数が砧地域と烏山地域で増加しており対策が急務だ。保育を必要とする家庭が確実に利用できるよう、区立認可園を増設せよ。
    答弁 中期的な保育需給を見定め、低年齢児を中心に対策を検討する。
  • 区立保育園の保育士の欠員補充
    質問 区立園では産休や育休に対する欠員補充が不十分であり、現場の保育士は疲弊している。欠員が生じた園に正規保育士を配置できるよう年度途中に追加採用せよ。
    答弁 保育士の2次募集について、必要に応じて対応を検討する。
  • 学校の暑熱対策を急げ
    質問 
    近年の猛暑で教室のエアコンが効かず教育環境として問題だ。気候危機対策としても、この夏のモデル校での実証実験を検証し計画的に全校の教室断熱化を進めよ。
    答弁 検証結果を踏まえ、各校に応じた暑熱対策を実施していく。

岡川 大記(参政党)

  • 人口流出の減少に向けた住宅支援
    質問 区内人口の維持には、結婚や出産を機に転出が増える若者世帯や子育て世帯への対策が肝要だ。家計の支出の多くを占める家賃の補助など住居への支援を充実せよ。
    答弁 都との連携などにより定住促進につながる支援を検討する。
  • ひとり親家庭への支援の在り方
    質問 所得制限で児童扶養手当を受けられないひとり親が3人の子を育てているケースでは、相当の経済的負担が生じている。必要な支援が行き届くよう改善を図れ。
    答弁 ひとり親家庭調査の結果などを踏まえ支援を充実していく。
  • 教科書選定に対する区の対応
    質問 子どもの愛国心を育むため、日本の歴史を正確に伝えている教科書を選定すべきだ。選定の際は、自虐史観ではなく史実に基づいているかを検証した上で採択せよ。
    答弁 国の基準を満たした教科書を調査研究、審議し決定している。

いたい ひとし(公明)

  • 中高生の自習スペースの充実
    質問 勉学に励む中高生への支援として、区施設を自習スペースに開放すべきだ。また、電源コンセントやWi-Fiワイファイを設置するなど、学習環境の更なる充実に取り組め。
    答弁 開放施設の利用日時拡大など、自習の場の拡充に取り組む。
  • 奥沢図書館仮事務所の機能拡充
    質問 
    奥沢図書館の仮事務所では予約資料の貸出しなどの一部業務しか実施しておらず大変不便だ。改善を求める多くの区民の声に応え、サービスを最大限拡充せよ。
    答弁 関係所管で連携しながら図書館機能の拡充に努める。
  • 身近な地域で介護予防事業を行え
    質問 区の介護予防筋力アップ教室は参加者が少なく効果も疑問だ。徒歩圏内の会場で官民が連携して要支援者に対する介護予防事業を実施し、予防効果を見える化せよ。
    答弁 来年度より開催場所を充実するとともに効果測定を実施する。

宍戸 三郎(自民)

  • 実効性の高い少子化対策の展開
    質問 区の合計特殊出生率が国や都と比べて低い現状から、実効性の高い少子化対策が必要だ。これまでの対策を十分に評価検証し、今後の事業に反映せよ。
    答弁 関係所管が横断的に議論する場で検討し各施策に反映する。
  • 外国人との共生社会の実現
    質問 区内に住む外国人が増加しており外国人と共生する地域社会づくりが大切だ。困り事や日本語習得への支援強化など、地域の一員として受け入れる体制を整えよ。
    答弁 外国人が安心して地域で生活できる体制づくりに取り組む。
  • 人口の分析結果への区長の見解
    質問 有識者グループの分析で、区は出生率が低く人口の増加分を他地域からの転入に依存する「ブラックホール型自治体」に分類された。区長の見解を示せ。
    答弁 子どもや若者の声に寄り添った施策の展開が大切だと考える。

オルズグル(立憲れ)

  • 案内表示への英語表記の徹底
    質問 
    新庁舎の案内表示には英語表記がほぼ見当たらず、日本語を理解できない外国籍区民にとって不便極まりない。多文化共生を掲げる区として現状への認識を示せ。
    答弁 今後は英語の併記を基本とし、分かりやすいサインとする。
  • 外国人の意見を聞く機会の拡充
    質問 多文化共生社会の実現には、外国人の実態やニーズを正確に把握することが重要だ。外国人当事者や専門家、NPOなどが集う意見交換会を開催し広く声を聴け。
    答弁 毎年行う外国人との意見交換会を見直し更に充実していく。
  • アートイベントによるまちづくり
    質問 地域でアートイベントを開催しアーティストとの交流を地域活性化につなげる自治体が増えている。区もアートを生かした世田谷らしい魅力ある事業を展開せよ。
    答弁 豊富な文化資源を持つ強みを生かし文化芸術のまちを目指す。

(補足)代表質問や一般質問では下記のとおり省略表記を使用しています。

  • 支所=総合支所

会派名等

  • 自民=自由民主党世田谷区議団
  • 公明=公明党世田谷区議団
  • 立憲れ=立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団
  • 維無行=日本維新の会・無所属・世田谷行革110番
  • 共産=日本共産党世田谷区議団
  • 都S=都民ファーストの会・Setagayaあらた
  • 生ネ=生活者ネットワーク世田谷区議団
  • 虹=レインボー世田谷
  • 世田谷=世田谷無所属
  • 国際=国際都市せたがや
  • 風=せたがやの風
  • 国民=国民民主党世田谷
  • 参政党=参政党
  • 無所属=無所属

お問い合わせ先

世田谷区議会 区議会事務局 

ファクシミリ:03-5432-3030