令和3年第1回区議会臨時会 要望書

最終更新日 令和3年6月5日

ページ番号 191962

区議会は、次の要望書を関係機関あてに提出しました。

国会における憲法論議の推進と広く国民的議論の喚起を求める要望書

日本国憲法は、昭和22年5月3日の施行以来、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の三原則の下、我が国の発展に重要な役割を果たしてきました。この三原則こそ、現憲法の根幹を成すものであり、今後も堅持されなければなりません。

一方、この間の我が国を巡る内外諸情勢の大きな変化に鑑みれば、憲法についても、国家の基本法として、国民の安全を確保し、切迫性が高まっている首都直下地震や南海トラフ地震など大規模災害等への対応、さらには、現下の緊急課題である新型コロナウイルス等の感染症への対応など、我が国が直面する諸課題に的確に対処し得る内容であることが求められます。

こうした中、国会では、平成19年の国民投票法の成立に伴い、憲法審査会が設置され、憲法論議が始められましたが、実質的審査は進んでいない状況です。

国家の基本規定である憲法の内容については、国会は勿論のこと、主権者である国民が幅広く議論し、その結果が反映されるべきです。

よって、世田谷区議会は国会及び政府に対し、日本国憲法について、憲法審査会における実質的審議を推進するとともに、国民的な議論を喚起すべく、広く周知することを求めます。

令和3年5月10日

世田谷区議会議長 和田 ひでとし

衆議院議長 大島 理森 様

参議院議長 山東 昭子 様

内閣総理大臣 菅 義偉 様

総務大臣 武田 良太 様

法務大臣 上川 陽子 様

内閣官房長官 加藤 勝信 様

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