更新日:令和5年11月22日
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感染性胃腸炎はおう吐や下痢を主症状とする感染症で、その原因はノロウイルスであることが多いといわれています。年間を通じて発生していますが、冬に流行する傾向があります。感染力が強く、患者のおう吐物や便には大量のウィルスが含まれるため、患者が発生すると家庭内や集団生活では感染が広がることがあります。
ノロウイルスに感染すると、1〜2日で吐き気、おう吐、腹痛、下痢などの症状が現れ、多くは2〜3日で軽快します。しかし、乳幼児や高齢者は症状が重くなることがあるので、注意が必要です。
一度感染した人でも、長期にわたる免疫は獲得できないため、繰り返し感染、発症します。下痢やおう吐の症状があるときは、無理をせず通園、通学、通勤等をできるだけ控え、水分を十分とって休養しましょう。
感染には主に、以下の経路が考えられます。
添付ファイルから、詳しい手洗いの方法や、おう吐物の処理方法、予防のちらしがご覧いただけます。
ノロウイルスに効く薬はありませんので、水分を十分とって休養することが治療になります。吐き気が強いときは無理せず、吐き気が治まってから少しずつ水分をとるようにしましょう。ノロウイルスが原因の場合、多くは数日で症状が軽快します。このため診断のための検査は一般的には行われていません。
症状が軽快せず、高熱がでたり、吐き気のために水分がとれない時などは早めに医療機関を受診しましょう。
次亜塩素酸ナトリウムはハイター、ブリーチ、ピューラックス、ミルトン等の商品名で販売されています。汚染物の処理には0.1%溶液、通常の拭き取りには0.02%溶液を使用します。商品によって濃度が異なるため製品の濃度を確かめてからご使用ください。詳しくは次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒液の作り方をご覧ください。
高齢者施設や学校・保育園等で、おう吐や下痢を主症状とする胃腸炎が集団発生した際は、世田谷保健所への報告にご協力をお願いします。詳しくは感染性胃腸炎(ノロウイルス等)集団発生報告のお願いのページをご覧ください。
感染症対策課
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