等々力防災Watch No.8 地震が起きたらあなたはどのように避難行動しますか? 学校が指定避難所になっているはずだから近くの学校に向かえばすぐ避難所に入れるはずだ ちがいます 指定避難所は、町会・自治会が中心となって地域住民の皆さまが立ち上げます。人員の確保、建物の安全確認、防災物品の搬出、会場の設営、受付の準備など、開設までに時間を要するため、すぐに入れるわけではありません。 それでは、私たちはどのような避難行動をとればよいのでしょうか? 世田谷区では、災害時に避難する場所として「一時集合所」「広域避難場所」「指定避難所」があり、それぞれ役割が異なります。状況に応じた避難場所避難行動を確認しましょう。 一時集合所 自宅などが危険な場合や避難勧告・指示があった場合に一時的に集合する場所です。寝泊まりなど長時間滞在するための設備はありません。公園や学校(校庭のみ)など、町会が選定しています。 広域避難場所 一時集合所や自宅が火災延焼などで危険な状態になったときに、避難する場所です。区内では東京学芸大学附属世田谷小・中学校、多摩川河川敷、玉川野毛町公園、都立園芸高校などが指定されています。 指定避難場所 自宅が倒壊しているなど居住継続が困難な場合、または余震による家屋の倒壊など二次災害を受ける可能性のある場合に一時的に避難生活をする場所で、区立小・中学校などが指定されています。 裏面へ続く 避難の流れ 地震発生⇒最優先で自分の命を守る 1.揺れが収まったら、火元を確認し、出口を確保する。ガラスや塀から離れる。余震に注意。 2.家族の安否を確認し、可能な範囲で初期消火、救出・救護に協力する。 3.情報を収集し、近隣の状況を把握して避難指示などが出ていないか確認する。 家屋の倒壊、火災の危険がない 家に被害があるか確認する(建物の安全性、ライフラインの確認) 家屋の倒壊、火災の危険があるとき 一時集合所や、安全な場所へ向かう(小・中学校の校庭、近所の公園など)校庭内の安全を確認することが必要です。 火災延焼の危険がなく一時集合所が安全であり状況が落ち着いてきた。 家に被害があるか確認する(建物の安全性、ライフラインの確認) 火災延焼などで一時集合所が危険 広域避難場所に避難(大きな公園・広場) 火災の危険がなくなる 家に被害があるか確認する(建物の安全性、ライフラインの確認) 火災延焼などで一時集合所に行けないとき 広域避難場所に避難(大きな公園・広場) 火災の危険がなくなる 家に被害があるか確認する(建物の安全性、ライフラインの確認) 家に被害があるか確認したあと 被害がない 家に戻る・在宅避難 在宅避難の場合、住み慣れた自宅で避難生活を送ることができます。また、自身で備蓄している食料を食べることができます。(アレルギーなどに対応することができる。) 被害があり、自宅で生活することができない 指定避難所に避難(小・中学校の体育館など) 指定避難所は開設までに時間がかかります。 指定避難所は、限られた物資での避難生活を送らなければなりません。プライバシーの確保が難しく、加えてお風呂・トイレ等の衛生面にも課題があります。普段から災害に備えて、在宅避難ができる環境を整えましょう。 発行者 等々力地区区民防災会議  事務局 世田谷区等々力まちづくりセンター TEL03-3702-2143 FAX03-3702-0942 「等々力防災 Watch!」の印刷費の一部には、等々力地区の古着・古布回収の売り払い金が充てられています。 H30.2 2K