等々力防災Watch! No.18 等々力地区の防災活動が再開! 等々力地区の4つの小中学校で実施する避難所運営訓練と地区全体の防災リーダーが 一堂に会して防災への見識を深める防災塾、コロナ禍でなかなか思うような活動がで きていませんでしたが、3年ぶりに全ての活動が再開しました。再び動き出した等々力 地区の防災活動の様子を今号ではまとめてお伝えします! 避難所運営訓練 新型コロナウイルス感染症は避難所の考え方も一変させました。震災時、 避難所を 開設・運営する町会や学校関係者の皆さんと一緒に、避難所の感染症対策や新たに 配備された物品などの確認をしました。 等々力小学校 (令和4年10月8日(土曜日)実施) 体育館を避難所として開設する際に、避難所の感染症対策として、受付時の検温や 体調確認の方法、感染の疑いがある人を受け入れる専用スペースについて確認しました。 写真は体育館内での避難者の生活スペースをブルーシートを使用して確認している様子です。 尾山台中学校 (令和4年11月6日(日曜日)実施) 防災倉庫に配備されている物品について確認・点検しました。 新たに感染症対策物品として手指消毒液、マスク、フェイスシールド、使い捨て手袋や体温計などが追加されました! 玉堤小学校(令和4年12月10日(土曜日)実施) 灯油バーナーやガソリン式発電機などの避難所運営用資機材の操作方法について、 実演での講義を受けました。 寒い中、皆さん大変熱心に体験していました。 尾山台小学校(令和5年1月14日(土曜日)実施) 新たに配備された大容量ポータブル蓄電池の取り扱い方法を確認しました。 蓄電池の最大出力は3000Wで、スマホなら一度に60台を充電できます。 ソーラーパネルも付属しており、太陽光での充電にも対応しています。 防災塾 (令和5年2月5日(日曜日)、尾山台中学校にて実施) 防災塾は「発災後72時間は地区の力で乗り切る」をスローガンに、 地区防災力の向上を目指し、専門家による講演会や資機材操作訓練などをしています。 コロナ禍のため少人数での開催となりましたが、それでも町会関係者やPTA、 おやじの会など60名が参加しました。 世田谷ボランティア協会による在宅避難や災害ボランティアに関する講演と 灯油バーナーと発電機の操作訓練をしました。 参加者からは「実際の事例を聞けて良かった」、「各町会との意見交換ができた」、 「資機材操作訓練を経験し、災害時のイメージが膨らんだ」との声が聞かれました。 世田谷ボランティア協会による講演の様子。 資機材操作訓練にて、発電機の使用方法の説明を聞き入る参加者。 防災塾の講演の中で、災害ボランティアについての話がありました。災害ボランティアってなに? 災害時にどのように私たちを助けてくれるの?また、どうしたら災害ボランティアとして活動できるの?その疑問にお答えします! 避難所 物資の仕分け、設営・片付け 被災者 片付け、日常生活の支援 サテライト 避難所、被災者はサテライトへニーズを届け、 サテライトは避難所と被災者へボランティアを送る Q1.ボランティアはどのようにして避難所へ来るの? A1.災害が発生すると、等々力地区の避難所と同じ学校内にボランティアの活動拠点 となる「サテライト」が開設されます。サテライトでは、被災者からのニーズを 集めて、ボランティアを避難所や被災者宅に派遣します。 Q2.ボランティアはどれくらいで避難所に来てくれるの? A2.サテライトでは、災害発生時から4日目を目途にボランティアの派遣を開始します。 Q3.ボランティアはどんな活動をしているの? A3.避難所に対しては、届けられた物資の仕分けや設営・片付けの手伝いなどをします。 被災者に対しては家屋やがれきの片付けや日常生活の支援などをします。 ボランティアとしての活動を希望される場合は、左記の二次元コード、 または電話番号よりお問い合わせください。 災害ボランティアについてのお申し込み・お問い合わせ先 「せたがや災害ボランティアセンター」 電話:03-5712-5101 (災害担当をお呼びください) 「等々力防災 Watch!」は春と秋の年2回発行しております。 印刷費の一部には、等々力地区の古着・古布回収の売り払い金が充てられています。 令和5年3月 発行者 等々力地区区民防災会議  事務局 世田谷区等々力まちづくりセンター 電話03-3702-2143 ファクシミリ03-3702-1165