世田谷区環境に関する子どもの意識調査結果(概要版) 1調査目的 「2050年までの二酸化炭素排出量実質ゼロ」という目標に向け、さらに新たな取組みを推進するため、 将来を担う子どもたちの環境に関する意識や意見、要望等を把握し、世田谷区の環境政策や関連計画の検討を進めるうえで活用させていただくため、実施しています。 2調査設計 (1)調査対象・対象数 区内在住の小学5年生から中学2年生のうち3,000人(無作為抽出) (2)調査方法   郵送配布、インターネット回答 (3)調査期間     令和4年10月15日から11月6日 (4)有効回答数     773人(回収率25.8%)うち、小学5年生197人、小学6年生193人、中学1年生191人、中学2年生192人。特に断りがない場合、各設問の回答人数は773人 3.質問と回答 環境への意識について 問1 地球の気温が上がっていて、問題になっています(地球温暖化と言われています)。このことについて知っていますか。 回答 よく知っている72.06%、少し知っている(聞いたことはある)26.91% 知らない(聞いたことはない)1.03% 問2 地球温暖化は、人類の様々な活動によって、地球を暖める原因となるガス(二酸化炭素など)が大量に出ていることが原因とされています。このことについて知っていますか。 回答 よく知っている75.55%、少し知っている21.6%、知らない2.85% 問3 地球温暖化が進むことについて不安を感じていますか。 回答 とても感じる37.13%、感じる・少し感じる51.23%、感じない・ほとんど感じない7.89%、わからない3.75% 問4 地球温暖化が進むことで、気温の上昇による熱中症の危険が高まったり、大雨が増えたりすると言われています。このことについて知っていますか。 回答 よく知っている58.86%、少し知っている33.51%、知らない7.63% 問5 親しい人(家族や友人など)との時間の中で、環境問題について話をすることはありますか。 回答 いつも話している3.75%、時々話している49.03%、ほとんど話していない47.22% 環境にやさしい行動について 問6 使っていない部屋の照明を消すなど節電に取り組んでいますか。 回答 いつもやっている49.16%、時々やっている39.97%、ほとんどやっていない10.87% 問7 こまめに水道の蛇口(じゃぐち)やシャワーを止めるなど節水に取り組んでいますか。 回答 いつもやっている58.09%、時々やっている32.73%、ほとんどやっていない9.18% 問8 買い物の時はマイバッグやエコバッグを持っていくなど、レジぶくろを使わないよう努めていますか。 回答 いつもやっている72.19%、時々やっている19.66%、ほとんどやっていない9.15% 問9 食べ残しをしないよう努めていますか。 回答 いつもやっている69.99%、時々やっている22.12%、ほとんどやっていない7.89% 問10 問6~問9の行動以外で、みなさんが実際に取り組んでいる環境にやさしい行動を教えてください。(自由記述)。 471人が回答。以下、主な回答(同一の回答者から複数の回答を得た場合、件数は分けてカウント)。 家庭での省エネルギーの取組み(計97件) エアコンの設定温度を調整している。 LEDライトに切り替える。 油を拭いてから食器を洗っている。 植物の水やりに雨水を使っている。 ごみ減量・資源活用(計296件) 洋服や玩具を必要なひとに譲る。 3R(リデュース、リユース、リサイクル)。 マイボトルの持参。 物を大切に使う。 リサイクルショップを活用する。 お店で買い物するときに、賞味期限が早いものを選ぶ。 移動・交通(計48件) できるだけ自転車や徒歩で移動をする。 公共交通機関を使う。 みどり(計17件) 植物を育てる。 環境美化(計40件) ゴミが落ちていたら必ず拾う。  ポイ捨てしないようにしている。 学校のクリーンデーなどに参加している。 その他(計25件) 家に太陽光発電を設置している。  環境に配慮した商品を購入するようにしている。   問11 今はやっていないが、これから取り組みたい環境にやさしい行動を教えてください。(自由記述) 407人が回答。以下、主な回答(同一の回答者から複数の回答を得た場合、件数は分けてカウント)。 家庭での省エネルギーの取組み(計116件) 使わない電化製品はコンセントを抜いておく。  冷蔵庫に物を詰め込みすぎない。 ソーラー充電器を使う。  スマホを省エネモードにする。 ごみ減量・資源活用(計165件) 食べ残しのないように努める。  生ゴミをコンポストで肥料にする。 個包装の食べ物を出来るだけ買わない。  プラスチックに変わるものの開発。 みどり(計34件) ベランダにグリーンカーテンを設置してみたい。  みどりを増やしたり、生物を守りたい。 移動・交通(計38件) 電気自動車に乗る。  移動手段でできるだけ自転車や徒歩、電車を積極的に使う。 ガソリン車から電気自動車や水素自動車への転換。 環境美化(計32件) 海岸沿いなどのゴミを撤去する活動。  学校やグラウンドのゴミ拾い。 その他(計57件) 太陽光パネルを設置したい。  再エネ100%利用の暮らし。  ボランティア活動に参加する。 SDGsなどの取り組みを広めていきたい。 世田谷区の環境に期待することについて 問12 世田谷区の環境に関する取組みの中で、進めていってほしいものはどれですか。(複数回答可) 省エネルギーを進める取組み39・84% 太陽光などの再生可能エネルギー63.52% ごみを減らす・リサイクルする取組み65.33% みどりや生き物を守り、育てる取組み70.76% 電気自動車など環境にやさしい自動車の普及43.21% 環境に関する教育・学習38.55% その他4.4% 特にない3.62% 「その他」について34人が回答。以下、主な回答。 環境に優しい商品の販売会  二酸化炭素を排出しない、安全な発電方法の開発。 問13 世田谷区が、環境に関する子どもの取組みを応援する仕組みを作れば、応募したいと思いますか。 回答 とても思う17.98% まあ思う46.57% 思わない・ほとんど思わない21.99% わからない13.45% 問14 子どもの取組みにどのような応援があったらよいと思いますか。(複数回答可) 回答 取組みを進めるためのアドバイスをくれる45.15% 街の色々な大人と話すときに付き添ってくれる20.44% 専門家を紹介してくれる27.17% 子どもたちがオンラインで話し合える場をつくる26.39% 活動資金の一部を補助してくれる40.75% よい取組みを表彰してくれる45.92% よい取組みを宣伝してくれる44.5% その他3.75% 特にない10.48% 「その他」について29人から回答。以下、主な回答。 子どもどうしで実際に取組みを行う場をつくる。 問15 環境やSDGsをテーマとした、皆さん子どもたちによる「環境のことを考える会」 を開いたら、参加してみようと思いますか。 回答 とても思う9.44% まあ思う42.04% 思わない・ほとんど思わない33.64% 分からない14.88% 問16 「環境のことを考える会」を皆さんにお知らせする場合、どのような連絡方法が届きやすいですか。(複数回答可) 回答 メール41.4% 郵便35.58% チラシ45.92% SNS(ツイッターなど)38.55% その他11.51% 「その他」について89人から回答。以下、主な回答。 学校の配布物。  地域の広報板。  学校緊急連絡情報配信サービス(すぐーる)。 問17 「環境のことを考える会」で取り上げてほしいテーマはありますか。このようなテーマなら参加してみようと思うものがあれば、教えてください。(自由記述) 324人が回答。以下、主な回答(同一の回答者から複数の回答を得た場合、件数は分けてカウント)。 地球温暖化全般(計72件) 地球温暖化がなぜ進んでいるのか。  地球温暖化を止めるには何をすればよいのか。 地球温暖化が進むとどのような影響があるのか。 エネルギー(計32件) 節水・節電の方法について。  再生可能エネルギーについて。 ごみ減量・資源活用(計55件) 食品ロスについて。  プラスチックを減らす方法。 リサイクルできるもの、できないもの、環境に優しいもの、そうでないものなどの分別を教えてくれるといい。 みどり・生きもの(計69件) 緑の大切さと現代社会と緑が共存できる方法。  絶滅危惧種など、生きものについて。 移動・交通(計13件) 電気自動車の普及率、使用メリット。  自動車のCO2排出について。 環境美化(計31件) 海洋プラスチックゴミ問題。  どうしたら、街でのポイ捨てが減るのか。 SDGs(計22件) SDGsの17項目について。 その他(計57件) 自分たちが身近でできること。  世界各国ではどのような取組みをしているのか。 問18 日頃、環境について感じること、話を聞いてみたい人、世田谷区に取り組んでほしいことや伝えたいことなど、自由にご記入ください。 275人が回答。以下、主な回答。 地球温暖化で昔に比べて気温がどんどん高くなっていると感じる。 紙ストローの導入や、無料でのレジ袋配布廃止など、環境問題への取組みが積極的になってきていると感じている。 ゴミのリサイクルを推進してほしい。 緑を守る、増やす取組みをしてほしい。 道にゴミが落ちていたりする場所があるので、ポイ捨てをする人が減るような声掛けやポスター等を作ってほしい。 環境についての体験ができる授業がもっとあったらいいと思う。 保坂区長に環境についてどのように取り組んでいくべきかお聞きしたい。