平成29年度世田谷区環境マネジメントシステム「ECOステップせたがや」環境監査の結果について 世田谷区環境マネジメントシステム「ECOステップせたがや」が適切に運用されているかどうかを判定するとともに、システムが有効に機能しているかを検証するため、書類監査(40課及び全小・中学校、幼稚園)、現場監査(20課、6校)による環境監査を実施した。 監査結果総括 「ECOステップせたがや」は運用開始から5年目を迎え、各職場での取組みが進められる中、環境監査を実施した。各課・学校等で概ね適切に取り組まれていた。 取組み別では、省エネルギーについて各施設での様々な省エネ行動の取組みの成果が見られた。 次年度に向けて継続して取組みを推進する。 コピー用紙削減については、各職場で継続的な努力が見られ、前年度に比べて減少に転じた職場が多くみられた。 しかし、事業増加等の事情で削減が厳しい側面もあり、区役所全体として更なる推進を図る必要がある。 環境関連法令の遵守については、概ね適切に実施されていたものの、廃棄物処理法に関連して観察事項・改善事項に該当するケースがあった。 このため、今後も環境関連法令に関する研修を継続して実施するほか、不適切事例や法改正などの情報を適切に周知していく必要があると考える。 フロン排出抑制法の遵守については、対象となる職場で概ね適切に機器の点検・記録等が実施されていることが確認できた。 これまでベストプラクティスとして紹介してきた取り組み事例が多くの職場で取り入れられ実践されており、「ECOステップせたがや」が十分に浸透してきていると判断することができる。 今後も継続して環境マネジメントシステムの推進に取り組まれたい。 課題および今後の取組み 第1 現場監査の評価区分(優良事項、改善事項等)について、厳密な定義や区分けが難しい側面がある。事務局は区分の見直しについて検討されたい。 第2 「観察事項」と評価された職場について、事務局でその後の追跡調査を実施されたい。 第3 過去の監査において、廃棄物処理法に関する類似した指摘が繰り返し見られるため、事務局はこれまで同様に研修の実施や情報発信を行うほか、セルフチェックなどの確認手法について検討されたい。 第4 各職場におけるコピー用紙削減の取組みについては、効果を感覚的に捉えるのではなく、なるべく数値データ化するよう留意されたい。 第5 施設の所管課においては、施設管理者による環境配慮行動の実践に向け、積極的に関与していくよう留意されたい。 このファイルの問い合わせ先 環境計画課 電話03−5432−2708 ファクシミリ03−5432−3062