オフィスビル小売店飲食店など事業者の省エネメニューです。 空調と照明に消費される電力は、全体の70%以上です。効果的な省エネをしましょう。 事業所内店舗内の照明についてです。 照度の管理として、照度基準の下限値を基本に調整する。 こまめな消灯として、使用していないエリアや不要な場所の消灯を徹底する。休み時間などは完全消灯する。 照明の間引きとして、必要なエリア場所は半分程度間引きする。 器具の清掃と老朽ランプの交換として、時間の経過とともに照度がおちるため、定期的に清掃し、黒ずんだランプを交換する。 高効率照明器具の採用として、白熱灯を電球形蛍光灯やLED電球に交換する。(口金サイズや形状が合うか、ランプの特徴、器具との互換性などの確認が必要です)従来型蛍光灯を、Hf型蛍光灯やLED照明に交換する。 空調についてです。 温度の管理として、室内温度は冬は19度、夏は28度を室温の目安にして、服装の調整やサーキュレーターの利用など工夫する。 運転場所の縮小、時間期間の短縮として、使用していないエリアは停止する。冬は暖気、夏は冷気の流出を防止する。 外気取り入れ量の適正化として、室内の二酸化炭素濃度の基準範囲内で、換気ファンを一時停止または間欠運転して外気取入量を調節する。(過度な換気による冷房効率の低下を防止する) ブラインド等の活用として、冬は開口部の断熱のための断熱材、夏は日射を遮るため、ブラインド、遮熱フィルム、ひさし、すだれを活用する。 室外機の設備改善として、室外機周辺の障害物を取り除く。夏は直射日光を避ける。 フィルター、フィンの清掃として、室内機のフィルター、室外機のフィンを定期的に清掃する。 高効率空調機を導入する。 OA機器についてです。 長時間使用しないときは、電源を切るか、スタンバイモードにする。 冷凍冷蔵庫等についてです。 業務用冷蔵庫の台数を限定、冷凍冷蔵ショーケースの消灯、凝縮器の洗浄を行う。 冷凍冷蔵ショーケースの吸込み口と吹出し口には商品を置かないように、定期的に清掃する。 オープン型の冷凍冷蔵ショーケースについては、冷気が漏れないようにビニールカーテンなどを設置する。 調理機器冷蔵庫の設定温度の見直しを行う。 組織体制 省エネ節電体制についてです。 節電目標と具体的行動について、理解と協力を求める。 担当者を決め、関係部門での会議などを実施する。 建物内での張り紙などを通じて、協力を呼びかける。 従業員などに対して、家庭での節電の必要性方法などについて情報提供を行う。 この事業者の省エネメニューについては、経済産業省 平成25年冬期夏期の節電ほかの資料をもとに構成しました。