おもいはせの路 季節や時の流れとともに表情を変える、古代から現代までの様々な顔が見える路です。 歴史におもいをはせるということからなづけられました。 九品仏浄真寺 三ぼん九体の、とても大きな阿弥陀仏を安置する三棟の仏堂があり、九品仏の俗称で有名です。 旧奥沢城主、大平出羽守のしろあとに建てられ、今でもその土塁が残されています。 本尊、ぼんしょう、仁王門等の貴重な文化財が多く、広い境内には、との天然記念物に指定されている、カヤやイチョウの大木があります。 ぽかぽか広場 明治45年(1912年)に創設された玉川浄水場。 世田谷の近代的な水道設備による給水が開拓されたのは大正10年(1921年)からで、玉川田園調布に建てられた住宅への供給が最初です。 この広場は貯水じょう上部に作られました。 宇佐神社 多摩川に向かって坂道を降りる途中に、宇佐神社があります。 本殿の裏には鎮守の森があり、はちまんづか古墳がひっそりと佇んでいます。 でんじょうじ 本堂には、柔和なお顔のお地蔵様が安置されています。 頭と身体で造られた年代が五百年も違うといわれ、昔から「大変なご苦労をなさったお地蔵様」だと伝えられています。 御岳山古墳 5世紀後半から6世紀中頃の円墳で、かなり勢力のあった豪族のものといわれています。 満願寺に保管されている、7つの鈴のついた鏡「しちれいきょう」はここで見つけられました。 等々力渓谷 全長約1キロメートルの等々力渓谷は、23区内唯一の渓谷です。 谷間は木々に囲まれ、ひんやりとした風の吹き抜けて行くさまは、まるで幽谷の趣を残しており、と指定名勝として文化財指定されています。 途中には8世紀頃のものと言われる横穴古墳があります。 さらに、等々力渓谷を川下へ降りて歩いて行くと、滝の音がとどろいてきます。 いくつかある等々力の地名の由来のひとつ「不動の滝」です。 等々力不動の本尊の不動明王は、えんの行者の作と言われ、色々な願い事にご利益があると言われています。 玉川野毛町公園(野毛大塚古墳) 公園の一角には、墳丘の全長82メートル、高さ約11メートルの帆立貝式としては全国最大級の前方後円墳があります。 勾玉やガラス玉などが出土し、現在は国立博物館に所蔵されています。 六所神社(野毛)。 丸子川から坂道をのぼると、左手石段の上に六所神社の大きな鳥居がみえます。 旧野毛村に散在していた6つの神社を合祀して、ひとつにまとめた神社です。 そのため祭神は、ろく柱それぞれの神様です。 善養寺 境内にある、との天然記念物の指定をうけているカヤの大木は、見るものを圧倒せんばかりの迫力です。 また、お寺にはごこしょなるものが寺宝として祀られています。 お香で心身を清めた者が、このごこしょに額をつけると、ご利益を授かると言われています。 上野毛自然公園 国分寺がい線の林をそのまま公園にした、土の匂いと木の香りがいっぱいの自然一色の公園です。 木々の間を縫うように、地面より高い位置に階段が設けられていて、園内の散策のべんをはかっています。 階段をのぼりきったたか台には桜があり、春には一面が淡いピンクに染まります。 五島美術館 平安様式に造られた美術館には、多くの古美術が展示されています。 庭は手入れの行き届いた日本庭園と、自然を残した斜面とから成り、二十数種の石灯籠や、様々な表情をした野仏、六地蔵が置かれています。 富士見橋(上野毛) 五島美術館わきの、切通しを走る東急大井町線上にかかる富士見橋。 ここからの景色は絶景で、美しい地域づくりの推進を目的とした、国土交通省の「関東の富士見百景」に選定されています。 法徳じ 本堂右の筆塚に「明治十四年五月半嶺聞書」とした碑がたっています。 幕末から明治初期にかけて、法徳じに寺子屋を開き、農村子女の教育に貢献した大塚ていさぶろうを讃えたものです。 ぎょう善じ ぎょう善じはその昔、玉川八景の眺望場所として、多くの人々の訪れるところでした。 ふたこの鮎漁とならんで、瀬田に、ぎょう善じあり、と江戸市中に広く知られたようです。 将軍もしばしば立ち寄り休息したといわれています。 いまでも、朝夕に赤く染まった風景は、まだまだ一見の価値があります。 問い合わせ先 みどり33推進担当部 みどり政策課  電話番号03-6432-7904 ファクシミリ03-6432-7989