きしべの路 国分寺がいせんに沿って残る豊かなみどりや水辺の風景をたどりながら、かつての暮らしと文化を尋ね歩く路です。 成城五丁目猪股庭園 財団法人労務行政研究所理事長を務めた、こ、猪股猛氏が昭和42年に建てた武家屋敷風の邸宅です。 近代数寄屋造りの第一人者で、文化勲章受章者の、こ、吉田五十八氏が設計しました。 喜多見不動堂 明治10年に多摩川に流れついたお不動様をまつっています。 冬至の日には、星を供養して福を招き災いを防ぐ星祭りが行われます。不動の滝、湧水があります。 神明の森 みついけ 23区では珍しい、自生のゲンジボタルをはじめ、クワガタ、カナブン、コゲラなどたくさんの動物やハンノキやセキショウなどの植物が見られます。 自然保護のため開放は年数回の観察会の時に限られていますが、周囲で鳥の声を聞くだけでも、豊かな森の自然が感じられます。 きたみふれあい広場 小田急線の電車車庫の上にある人工地盤の公園です。 地上10メートルの高さにあるため、見晴らしが良く、国分寺がいせんの緑の帯が一望できます。 じだゆうぼり公園民家園 かつて喜多見から岡本界隈の農地を潤した六郷用水の大事業を成し遂げた、旧、今川家の家臣の小泉じだゆうからその名がつけられたこの公園は、昔ながらの小川や自然を復元した公園です。 用水や田圃も再現され、地元の小学生により、田植えや稲刈りの体験学習が行われています。 永安じ 山門を入ると、境内には樹齢数百年といわれるおおイチョウがあります。 世田谷で最初の図書館を創設し、数々の著書を残した石井しこくのお墓もここにあります。 岡本公園民家園 復元されたかやぶきの民家は、18世紀末に建てられた旧長崎けの母屋を、6代目まごべえが増改築したものといわれています。年代ものながら手が行き届いている民家園は、国分寺がいせんの雑木林に溶け込み、心安らぐ雰囲気の場所です。 民家園では四季折々の年中行事が再現され、お茶会や句会など、広く区民に開放されています。 岡本八幡神社 江戸時代初期に建てられたのではといわれていますが、その起源は定かではありません。本堂に向かってまっすぐにのびる勾配がきつい48段の石段があり、脇に迂回するように作られた、ゆるやかな坂は特に「おんな坂」と呼ばれています。 多摩川テラスの武家屋敷門 多摩川テラスの一角に移築された武家屋敷門。旧岡山藩・池田家の筆頭家老の家のものとされます。 間口22メートル、奥行き6てん8メートル。切妻造りで瓦ぶきの立派な門です。 せいか堂文庫美術館 旧三菱財閥の、こ、岩崎弥之助、こやた氏によって収集された膨大な文化財の収集館です。 和漢20万冊のこてん籍や「曜変天目茶碗」などの国宝、重要文化財を含む5000点のこびじゅつひんが収蔵されています。 また、緑したたる美しい庭は、自由に散策できます。 瀬田四丁目広場(旧、小坂け住宅) 信濃銀行取締役で後に貴族院議員を務めた、こ、小坂順造氏の別邸として、昭和12年に上棟。 区が用地を取得し、庭園は、国分寺がいせんの斜面と湧水の流れを活かした散歩道が設けられています。 平成11年に建物や門などが区の有形文化財に指定されました。 砧線の跡地遊歩道 旧東急砧線の跡地を利用した歩道は、たまでんが描かれたタイルや夜になると光る星座などがデザインされ夕暮れ時にはとてもロマンチックな雰囲気になります。 成城三丁目緑地 ここには、こんこんと湧き出る湧水があります。 また、がいせんの地層も一部で見ることができ、かつての国分寺がいせんの自然景観がそのままに残されています。 この緑地では、近隣住民やボランティア、隣接する小学校の児童、世田谷トラストまちづくり、世田谷区など、多くの人たちが関わりあって、「都市の里山」をテーマに、みどりの保全活動が進められています。 富士見橋 (成城) 切り通しにあるため、晴れた日にはその名のとおり富士山を真正面に見ることができます。 平成17年に不動橋とともに新しい橋になり、また、国土交通省の「関東の富士見百景」に選定されました。 問い合わせ先 みどり33推進担当部 みどり政策課  電話番号03-6432-7904 ファクシミリ03-6432-7989