5〜6ページ 私たちが道路・駅前広場空間でしたいこと、欲しいもの   新しい魅力・文化を発信し続けるまち 下北沢 補助第54号線(西側) 歩行者が主体となって憩いや交流、イベントなどに使いたい 欲しいもの ・広場的空間 ・緑陰の感じられる広場(特にサークル部) ・ベンチ(可動できるもの、腰かけ棒、屋根つきベンチなど) ・荷さばきスペース ・マーケット用のテント つくり方 ・車道は最低限の幅でつくりたい ・商店街の賑わいが途絶えないよう、横断しやすくつくりたい 交通ルール ・週末は歩行者天国にしたい ・生活者や店舗の荷さばき車両のみ通行可としたい ・自転車の通行は、通行帯を設けるか押して移動するかにしたい 全体(道路空間全体のこと、場所を問わないこと) 住んでいる人も楽しめて、便利で憩える空間にしたい 住民・来街者・商店主、みんなが交流できる場所にしたい 欲しいもの ・緑(皆で緑を育てることができる場所)、シンボルツリー ・ベンチ ・案内標識 ・ゴミ捨て場/ゴミ箱を置くと汚くなる ・駐輪場(二輪車も):地下式を希望、駅北東側にも必要 ・防災施設 ・防犯カメラ  (写真)地下式駐輪場イメージ 道路空間以外に欲しいもの ・図書館 ・保育所 つくり方 ・融通のきくつくり方にしたい ・歩道・車道の間に段差のない設え(バリアフリー) ・デザインされた舗装や照明 ・まち全体がギャラリー(デザインされたゴミ捨て場、椅子になる換気塔など) ・電線類の地中化(周辺道路も) ・建物の色やデザインのガイドライン 運営ルール・しくみ ・荷さばきや自転車・車両通行のルールが必要 ・イベントやオープンカフェの運営主体が必要 ・緑の維持管理をしたい ・人と人を結びつけるしくみが欲しい 補助第54号線(東側)〜世区街第10号線 交通弱者に配慮し、必要な交通機能は確保したい 欲しいもの ・タクシー、バス乗降所 ・荷さばきスペース 世区街第10号線(駅前広場) 週末は車両通行止めにしてイベントに使いたい イベントスペースや集いふれあえる場として使いたい お祭り(北沢八幡神社例大祭・盆踊り・音楽祭・天狗祭り・阿波おどり・ハロウィンなど)/ ライブ/屋外劇場/オープンカフェ/カフェ村/マーケット/屋台村/姉妹都市や地方の物産スペース 欲しいもの ・可動式アートシアター ・噴水(水場) ・ランドマーク・ベンチ ・緑  (写真)駅前広場でのイベントイメージ  (写真)駅前広場でのイベントイメージ(中野恒明先生提供) 駅直近 ・トイレ(防犯上、交番とトイレは近いほうがいい) ・交番(交番がなくてもみんなで守る) ・案内所(観光・語学) ・手荷物預かり所 ・駐輪場 ・レンタルカート、レンタサイクル 補助第54号線(東側)〜世区街第10号線 交通弱者に配慮し、必要な交通機能は確保したい 欲しいもの ● タクシー、バス乗降所 ● 荷さばきスペース *使用している写真は、イメージです。 ・広場的空間にしたい ・特にサークル部は、樹木を植えて緑陰の感じられる広場にしたい ・周辺飲食店の露天出店を簡単にしたい ・道路沿いにチャレンジショップ商店街をつくりたい(暫定的な長屋店舗) ・ベンチが欲しい  (写真)緑陰を感じられる広場空間イメージ 車道は最低限の幅でつくりたい 荷さばきスペースを確保したい 車のスピードを緩める舗装の工夫(週末は歩行者天国) 商店街の賑わいが途絶えないよう、横断しやすくつくりたい 地下式駐輪場が欲しい 地元で空間を管理して、オープンカフェや緑の維持管理をしたい  (写真)歩道空間でのオープンカフェイメージ(中野恒明先生提供) 動線に配慮したい 南口商店街に必要な荷さばきスペースが欲しい 7〜8ページ 私たちがめざす道路の基本方針 交通、利活用、施設・デザイン、運用・マネジメントの4つに分けて「私たちがめざす道路の基本方針」をまとめました。 交通についての基本方針  すべての利用者や利活用に配慮した通行・停車に関する「下北沢ルール」を新しくつくることにより 安全・安心で楽しい交通環境をつくります  現況と課題  ・下北沢では、多くの人が狭い道路を楽しみながら歩くことができることが、魅力となっている一方で、駅までタクシーやバスが直接アクセスできなかったり、   緊急車両や荷さばき車両が通行困難な状況にあったりと、交通上の課題を抱えています。    ・これに加え、放置自転車やスピードの速い通り抜け車両が、歩行者の安全な通行を妨げている状況です。  方向性  ・このまちを利用するすべての利用者に配慮し、荷さばきや居住者に必要な車両の通行・停車ルール、自転車の通行・駐輪ルールなどを定めたうえで、   今ある課題解決につながる安全な歩行環境をつくることをめざします。  ・日常の交通利用をふまえたうえで、イベント等利活用時には、下北沢オリジナルの交通ルールなどを新たに定めることにより、   安全で楽しい交通環境をめざします。 利活用についての基本方針  誰もが気持ちよく参加でき まちがひとつになれる交流の場とします  現況と課題  ・日常的に多くのイベントや文化活動が行われている一方で、場所が確保できないためにまち全体で行うイベントが少なかったり、    夜間の路上ライブにより騒音が発生したりと、周辺居住者への迷惑行為が課題となっています。  ・また、憩いの場の不足も課題のひとつです。  方向性  ・居住者の家族や観光客も含め、誰もが気持ちよく参加でき、まちがひとつになれる交流の場、憩いの場など   多様な活用ができる道路・駅前広場空間としてくことをめざします。 施設・デザインについての基本方針  新しい魅力・文化を発信し続けるよう 道路空間や設置する施設をデザインします  現況と課題  ・ごちゃごちゃしているけれど、個性的で活気があるのが下北沢の魅力ですが、まち全体に緑が少なく、   憩いの場、休める場所が乏しいのが課題となっています。  ・また、マナーの悪さに対しても、きれいなデザインにすることで、汚しづらくなるため、施設や空間の工夫が必要です。  方向性  ・今の魅力を活かしながら、新しい魅力や文化を発信し続ける下北沢に相応しい道路空間の創造をめざします。  ・道路に設置する施設や緑が、利活用の妨げとならないように、位置やつくり方にも配慮します。 運用・マネジメントについての基本方針  誰もが気持ちよく使えるよう まちの運営に必要なしくみや組織をつくります  現況と課題  ・音楽や芸術などの多様な文化活動を支えてきた、寛容な居住者や商店主。こうした人付き合いや人情が魅力のまち下北沢でも、   近年、ゴミのポイ捨てや違法駐輪などのマナー悪化が目立ち、課題となっています。  ・また、情報共有不足や情報提供の統一化も課題のひとつです。  方向性  ・イベントやオープンカフェ等の運営、緑の維持管理活動、防災や防犯活動、外国人対応や案内などのサービス、情報発信など、   下北沢のまちの維持発展に必要な取り組みを検討します。  ・また、まち全体が連携しながら必要な取り組みを行う組織を設立して、次世代を担う若者の育成につながるよう   運営していくことをめざします。