13〜14ページ B 私たちがめざす道路整備イメージ〈補助第54号線(東側)及び世区街第10号線(街路部分)〉 「私たちがめざす道路の考え方」に基づき、具体的な整備イメージをまとめました。 考え方@ 歩く人が中心のまちとして、安全安心な歩行者の動線を確保  ・上部利用空間と駅をつなぐ歩行者動線を確保したい。  ・歩道と車道の境界に必要な施設は、植樹帯ではなく、歩行空間をより広く確保するため   横断抑止柵を安全に配慮して設置したい。  ・歩道内の歩行空間を十分に確保するため、街路樹は車道寄りに植えたい。  ・歩行者が休憩や交流の場として活用できるベンチを設置したい。  ・安全な明るさを確保するため、街路灯を設置したい。 考え方A 補助第54号線西側及び世区街第10号線を車両通行止めにして利活用する際に必要な機能を確保  ・交差点部は車両が展開できる形状としたい。  ・バス等の利用者に配慮し、車両を通行止めにする際の乗降場について工夫したい。  ・世区街第10号線は車両を通行止めにして利活用する際を想定し、取り外しのできる横断抑止柵としたい。 考え方B 駅前広場への動線として、車両通行機能を確保  ・自動車の乗り上げを防止するために、車道と歩道の境界部には段差を設けたい。  ・道路による地域の分断に配慮し、横断しやすい工夫をしたい。 考え方C 日常的な利活用を想定し、歩道の設え方を工夫  ・すべての施設は、景観の統一感やデザイン性を重視し、ナチュラルなイメージで景観を統一したうえで、   部分的にオリジナリティあるアートなデザインを取り入れたい。  ・空間を広く確保するため、植樹帯ではなく植樹ますと可動式大型プランターを設置したい。  ・歩行者の通行や沿道店舗の影響を考慮し、車道寄りで利活用することを想定したい。 (写真)取り外しができる横断抑止柵のイメージ (写真)可動式大型プランターのイメージ (写真)空間を広く確保できる植樹ますのイメージ 道路整備イメージ図  既存の動線に配慮  駅とまちをつなぐ動線を確保  駅前広場と補助第54号線(西側)を車両通行止めにした際に、車両が転回できる交差点形状  上部利用空間との動線を確保  既存の動線に配慮  デザインに工夫をして適宜配置する施設  ・街路灯  ・横断抑止柵  ・可動式大型プランター  ・休憩できるベンチ 日常的な利活用イメージ図〈世区街第10号線(街路部分)〉  十分な歩行空間を確保した上で、街路樹間などの利活用を想定。   歩行空間 利活用空間 歩道7.375m              車道10.25m   利活用空間 歩行空間 歩道7.375m 日常的な利活用イメージ図〈補助第54号線(東側)〉  十分な歩行空間を確保した上で、街路樹間などの利活用を想定。     歩行空間 利活用空間 歩道6.5m              車道9.0m   利活用空間 歩行空間 歩道6.5m 利活用イメージ写真 (写真)歩道でのオープンカフェのイメージ (写真)歩道でのマルシェのイメージ(中野恒明先生提供) 15〜16ページ C 私たちがめざす道路整備イメージ〈世区街第10号線(駅前広場)〉 「私たちがめざす道路整備の考え方」に基づき、具体的な整備イメージをまとめました。 考え方@ 歩く人が中心のまちとして、すべての利用者に配慮した駅前広場 ・歩く人が中心のまちとして、歩行者動線は充分なゆとりを保ち、駅とまちとのスムーズな動線を最短距離で確保したい。 ・高低差部分の動線は、昇降しやすく、かつ充分な幅の階段を主導線として確保したうえで、車いす、ベビーカーなど  すべての利用者に配慮してスロープを整備したい。 ・駅改札口近辺は「下北沢の顔」となるだけでなく、災害時に人が集中すると想定されるため、ゆとりある滞留空間や  充分な歩行者動線を確保したい。 ・エレベーターを整備する際は、歩行者動線や滞留空間に配慮し設置したい。 ・歩行者動線を確保したうえで、待ち合わせ用のベンチや植栽等を設置したい。 ・東側道路(11C188)では、自動車が走行時にスピードを落とし、歩行者の往来や通行が優先される工夫や、歩道と  車道境界部の段差を小さくするなど、駅前広場とのつながりを感じられる工夫をしたい。 考え方A 大きなイベント時は、車両通行止めにして利活用できるよう設え方を工夫 ・車両を通行止めにした利活用に配慮し、西側の空間を広く確保するため、車両乗降場の位置を  東側にするとともに、交通島は段差をなくし、ボラードを設置する場合には取り外し式にするなどの工夫をしたい。 ・通常時利活用できるスペースや利活用に必要なものを収納するスペースなどは、歩行者動線や滞留空間の  妨げにならないよう配慮し、工夫して設置したい。 ・利活用に必要な電源や水道を設置したい。  (写真)段差のない交通島のイメージ 考え方B バスやタクシー、一般車両が駅前広場にアクセスし、円滑にかつ快適に乗り換えできる一方で、      車両が長時間滞留しないような取組みを工夫 ・雨に濡れずに乗換えができるよう、液から車両乗降場まで連続した屋根を設置したい。 ・バス乗り場やタクシー乗り場には、ベンチを設置したい。 ・周辺への排気ガスや騒音に配慮し、車両のアイドリングストップをするなど、長時間滞留しない工夫をしたい。 考え方C まちの玄関にふさわしい景観及び施設デザインの駅前広場 ・すべての施設は、景観の統一感やデザイン性を重視し、ナチュラルなイメージで景観を統一したうえで、  部分的にオリジナリティあるアートなデザインを取り入れ、駅前広場全体がまちの玄関にふさわしい空間と  なるよう設えの工夫をしたい。 ・駅舎と車両乗降場をつなぐ屋根は、視線を遮らない透明感のあるものにしたい。 ・南口側については、歩行者動線を除いた空間に、屋根や案内板、ベンチ等を設置し、親しみのある待ち合わせスペース  となるような設えとしたい。 ・植栽は、高低差部分に整備する階段の間など歩行者動線や利活用の妨げにならない箇所で確保し、可動式の  フラワーポットやベンチで休憩や交流の場の創出をしたい。 ・換気塔は、可能な限り小さく圧迫感のないものにしたうえで、まちのシンボルとなるよう形状やデザインに配慮し、  他の機能で利活用できる工夫をしたい。 ・整備にあたっては、コストや維持管理に配慮し、また経年劣化の少ない素材にするなどの工夫をしたい。 ・雨の日のイベントにも対応できるよう、大屋根などを景観や維持管理に配慮したうえで設置したい。    (写真)ナチュラル系の舗装のイメージ  (写真)オリジナリティあるアートなベンチのイメージ  (写真)階段の間を活用した植栽のイメージ 道路整備イメージ図  下北沢の顔となるゆとりある滞留空間や歩行者動線を確保  高低差部分は歩行者動線を最優先し階段やスロープを整備  大きなイベント時のスペースを広く取る工夫  歩行者と自動車が安全に共存する広場と一体的な空間  雨に濡れずに乗り換えられる屋根を設置  待ち合わせスペースとなる設え  駅とまちをつなぐスムーズな歩行者動線を確保  デザインや位置に工夫をして適宜配置する施設  ・街路灯  ・車止め  ・可動式フラワーポット  ・待ち合わせや休憩のためのベンチ  ・利活用時に活用できる電源や水道  ・収納スペース 利活用イメージ写真  (写真)広場でのイベントのイメージ(車両通行止めにした利活用時)  (写真)広場でのフリーマーケットのイメージ(車両通行止めにした利活用時)  (写真)広場でのイベントステージのイメージ(車両通行止めにした利活用時)