世田谷の道づくりについて

最終更新日 令和5年4月1日

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道づくりの歴史と現状

明治初期の世田谷
明治初期の世田谷

世田谷の道づくりの歴史は古く、人口2万人足らずの農村地帯だった明治初期には、村落と村落とを結ぶ道路が自然発生的にでき、人々に使われていました。その中でも、甲州街道や大山街道(現在の玉川通り)、登戸道(現在の世田谷通り)は、当時から幹線道路としての役割を果たしていました。

大正12年に発生した関東大震災によって、いわゆる下町で被害を受けた人々が移住し、急激な人口増加を伴って世田谷は住宅地へと変貌していきます。第二次世界大戦では世田谷も被災したものの、空襲による損失が比較的少なかったため、戦後から昭和40年代にかけて更に人口が増加しました。

しかし、こうした人口増加に伴う急激な都市化の波にインフラ整備が追い付かず、現在でも道路整備の水準が低い地域が多く、交通渋滞や消防活動困難区域が発生するなど、世田谷区では様々な問題が生じています。

道路整備の取り組み

道路ネットワークの構成イメージ
道路ネットワークの構成イメージ

このような問題を解消し、安全・安心のまちづくりを実現するため、区では平成2年(1990年)より世田谷区道路整備方針に基づき、計画的な道路整備に取り組んでいます。平成26年(2014年)3月には、「道路整備方針」及び「地先道路整備方針」を全面的に改定、統合し、道路の新設・拡幅整備に関する総合的な方針として「せたがや道づくりプラン」を策定しました。

詳しくはせたがや道づくりプランのページをご覧ください。

道路の分類と役割
分類 役割
幹線道路
  • 環七通り、環八通り、甲州街道など、都市の骨格を形成する道路です。
  • 東京都と隣接する県をまたいだ移動など、比較的長距離の交通を担い、大量の自動車交通を処理することを目的としています。
地区幹線道路
  • 世田谷通り、駒沢通り、淡島通りなど、幹線道路を補完して地区の骨格を形成する道路です。
  • 隣接する区や市へまたがった移動など、比較的中距離の移動に使われることを目的とし、整備や管理は東京都と世田谷区で分担して行います。
主要生活道路
  • 赤堤通り、城山通り、希望丘通りなど、地区幹線道路を補完して、幹線道路と地区幹線道路で囲まれた区域の交通を処理する役割を持っています。
  • 「せたがや道づくりプラン」により位置付けた道路で、幅員は10~13メートル程度です。
  • なお、「世田谷区画街路」として都市計画道路に定めた路線もあります。
地先道路
  • 各戸に面する道路で、日常生活の中で利用する最も基本となる道路です。
  • 歩行者と自動車の共存が最低限確保される幅員4メートル以上の道路や、消防車両の通行や消防活動が可能で歩行者の安全性が高まる幅員6~8メートル程度の道路があります。
駅前交通広場
  • 交通結節点として、鉄道とバスなどの乗り継ぎの利便性の向上や、駅前における安全かつ円滑な交通の確保などを目的に設置される広場で、防災機能の強化、都市の顔としてのシンボル性や環境・景観などの向上、街の活性化などの効果もあります。

都市計画道路と主要生活道路

世田谷区の都市計画道路と主要生活道路について、法的な位置付けや事業の内容などを説明いたします。詳しくは都市計画道路と主要生活道路のページをご覧ください。

なお、都市計画道路のうち「東京外かく環状道路」についての詳細は、東京外かく環状道路のページをご覧ください。

道路事業のすすめ方

世田谷区における一般的な道路事業のすすめ方を説明いたします。詳しくは道路事業のすすめ方(都市計画道路・主要生活道路)のページをご覧ください。

道路事業についての相談先・よくあるご質問(FAQ)

道路事業について皆さまから寄せられる質問(FAQ)をまとめました。詳しくはよくあるお問い合わせ(建築予定・不動産調査の方へ)のページをご覧ください。

添付ファイル

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関連リンク

このページについてのお問い合わせ先

道路・交通計画部 道路計画課

電話番号 03-6432-7935

ファクシミリ 03-6432-7991

所在地 世田谷区玉川1-20-1 二子玉川分庁舎内