4から5ページ 4ページに写真を2枚、5ページに写真を5枚掲載しています。 トイレにあるさまざまな設備 誰が、どうやって使っているの? 写真1:車椅子使用者用トイレ 広いトイレのブースの中に便器の周りにL型手すりと可動手すりがあり、オストメイト対応水洗器具やベビーチェアも設置されている。  バリアフリートイレは、さまざまな人が使えるように公共施設や公園、駅などに整備されています。年齢や性別、能力、状況に応じてさまざまな人が使えるように工夫されています。  トイレの個室で車椅子が回転して利用するためには広いスペースが必要です。車椅子から便座に移ったり、服を脱いだり着たり、介助を受ける時に体を支えるため両側に手すりが必要です。  世田谷区では、新しくできる建物には車椅子使用者用トイレを1か所以上設置することとしていますが、車椅子使用者はもちろん、さまざまな人が必要としています。例えば、子どもと一緒に利用する人、オストメイトの人、性的マイノリティの人、緊急でトイレを我慢できない人などです。そのような人たちがどのような設備を必要としているのか、紹介します。 写真2:少し広めの個室 少し広い一般ブースの中に、L型手すりと可動手すり、ベビーチェア、着替え台が入っている。  一般トイレの中にも個室が広いトイレがあります。子どもをベビーカーに乗せたまま使用したり、介助者と一緒に使うことができます。  着替え台では子どもを立たせておむつを替えることもできます。ベビーチェアは、子どもを安全に座らせる設備です。 バリアフリートイレとは? 車椅子使用者用トイレ(車椅子使用者が使用できる広さが確保された便房(大型ベッド付き含む))、オストメイト対応水洗器具を有する便房、乳幼児用設備を有する便房の総称。 写真3:大型ベッド 大型ベッド(介助用ベッド)は、横になっておむつを交換したり、着替える時に使います。また、車椅子使用者が介助者と一緒に利用することが多いため、広いスペースが必要です。使い終わったら元の位置に戻しましょう。 写真4:オストメイト対応水洗器具 人工肛門、人工膀胱の人が汚物を流す設備です。オストメイトの人にとっての便器です。 写真5:ベビーベッド 一般トイレにもベビーベッドを設置することで、車椅子使用者用トイレを利用しなくてもおむつ替えができます。一般トイレに設置する場合、男子トイレと女子トイレの両方に必要です。使い終わったら元の位置に戻しましょう。 手すり(L型手すり、可動手すり) 高齢者などが便座から立ち上がる時や車椅子から便座に乗り移る時、姿勢が不安定な人が体を支える時などに不可欠です。そのため、両側に手すりが必要です。 写真6:触知案内板 地図が浮き出しており、手で触って分かるようになっています。そのため、目の不自由な人でも男女別やトイレの構造を知ることができます。 写真7:フラッシュライト 天井についているフラッシュライトは地震や火災などの緊急時に点滅するため、緊急放送が聞こえない人も安心してトイレの個室に入れます。 1