世田谷UDスタイル第7号 全12ページ中、こちらは10ページ目から11ページ目の情報です。 10から11ページ 10から11ページに、写真を6枚、イラストを1枚掲載しています。 ◆区の取組 小学校のUD出張講座 UD出張講座では、学校からの依頼を受け、主に4年生の総合的な学習の時間に区民の協力者と区の職員で小学校に訪問し、パワーポイント等を使用してUDのまちづくりに関する授業を行っています。せたっちと一緒に学びたい小学校や、協力したい区民のかたは都市デザイン課までご連絡ください。 写真1:小学校のUD出張講座の様子 ◆世田谷区UD推進計画 平成21(2009)年の策定以来、現在第2期の後期計画が実施されています。 計画の目的は「すべての区民が個人として尊重され(中略)誰にとっても利用しやすい生活環境の整備を推進していくための具体的な計画」です。そのために「誰もがユニバーサルデザインの視点と心でまちづくり」を目指すことを掲げ、「目標1 公平な社会づくり」「目標2 ユニバーサルデザインのまちづくり」「目標3 区民参加でまちづくり」を掲げています。またユニバーサルデザインのまちづくりを推進する「25の施策・事業」を定めています。 イラスト1:「せたっち」のイラスト ◆UDサポーター 世田谷区では昭和57(1982)年から、やさしいまちづくりに取組み、計画づくりには障害のある方を含む区民参加が行われ、現在に引き継がれています。 今後は「UDサポーター」の制度を立ち上げ、区民募集を行い、より一層多様な区民のかたと共にUDの取組を行う予定です。 「UDサポーター」は、UDのまちづくりに関する講座で基礎知識を学んだり、区が主催するUDのまちづくりに関するワークショップでまち歩き点検やマップ作りなどに参加いただきながら交流し、多様なニーズに応えるためハード・ソフト両面に求められるUDの環境整備について、理解を深めていただきます。 これらの体験を生かして、小学校のUD出張講座で授業のお手伝いやUDスタイルの編集、区の事業に対する意見聴取等の場で活躍していただきます。 「UDサポーター」の実際の取組は、令和3(2021)年度からスタートする予定です。 写真2:令和元年度UDワークショップの様子 写真3:以前開催されたUD講座の様子 ◆UDの本紹介 写真4:『さっちゃんのまほうのて』 先天性四肢欠損という障害を負って生まれたさっちゃん。みんなとは違う手の形で幼稚園の友だちとけんかしたり、傷つくこともあります。それでも、さっちゃんは右手の指がないという障害を受けいれ、力強く歩き始めます。 (共同制作/たばた せいいち、先天性四肢障害児父母の会、のべ あきこ、しざわ さよこ 偕成社 1985) 写真5:『すべての子どもに遊びを』 今、障害の有無を問わずあらゆる子どもが自らの力を生き生きと発揮して共に遊び学べるユニバーサルデザインの遊び場が求められています。地域のさまざまな大人たちが子どもの成長を見守り支え合えるような公園づくりを通して、インクルーシブな社会づくりの重要性を説いています。 (みーんなの公園プロジェクト編著 萌文社 2017) 写真6:『新しい 心のバリアフリーずかん』 「だれもがくらしやすい社会」を実現するために、社会によって生み出されたバリアや、自分の心のバリアに気づき、考え、行動することを「心のバリアフリー」と言います。当事者の声を聞き、困っている人を見かけたときに、だれもが行動を起こせるようなヒントや実践例を掲載しています。 (監修/中野泰志 ほるぷ出版 2018) 以上