世田谷UDスタイル第7号 全12ページ中、こちらは2ページ目から3ページ目の情報です。 2から3ページ 2から3ページに、写真を6枚、案内図1枚を掲載しています。 インクルーシブな公園 都立砧公園(みんなのひろば) ◆みんなの公園、みんなの遊具 都立砧公園内にある「みんなのひろば」は東京都が遊具の設計を見直すことで、多様なニーズを持った子どもたちも一緒に安心して遊ぶ風景に出会うことのできるインクルーシブな公園になりました。 公園で遊びたいのに遊べない子どもたちがいます。 多様なニーズを持った子どもたちもみんなで一緒に遊べる遊具のある公園が日本にはまだ少ないためです。 こうしたニーズに応えた公園が、東京都の整備で世田谷区内に2020年春オープンしました。 遊具には子どもたちの多様なニーズに応えられるように物理的なバリアと心理的なバリアを解消する工夫が各所に散りばめられており、子どもたちが楽しく遊ぶ中で共に生きる心を育みます。広場はゴムチップ舗装がされているため、転んでも安全です。また、遊具の周囲は柵に囲われているので、子どもたちが自由に走りまわっても、親の目が届き安心です。船形遊具などは車椅子に乗ったまま、ブランコやシーソーなどは寝転がっても遊べます。また、全体的に視認性が良く感覚的な刺激の少ない、落ち着きのある色を使用するなど、みんなが使いやすい遊具となっています。 案内図1:みんなのひろばの案内図 写真1:みんなのひろばの風景。遊んでいる子どもたちや遊具とスロープなどがある。 写真2:複合遊具「みらい号」の滑り台で遊ぶ子どもたちの様子。 写真3:シーソーで遊ぶ子どもたちの様子。 写真4:迷路。車椅子使用の子どもも通りやすい、ゆとりのある迷路です。あちこち触って遊べる仕掛けがあります。 写真5:切り株。他の遊具から少し離れた場所にある大きな切り株は、人混みや大きな声が苦手な子どもたちが心を落ち着かせることができるシェルターにもなる場所です。また車椅子でも入れる広さになっています。 写真6:楽器遊具。鍵盤を押すと様々な音が出ます。背の高さに合わせて、鍵盤の高さの異なる2台が設置されています。 ◆「世田谷UDスタイル」とは 多くの人がまちを快適に利用するための工夫や配慮を自分自身の日常の暮らしに取り入れ、実践していくことが「世田谷UDスタイル」です。この冊子では区内のUDの取組をご紹介します。 ◆UD(ユニバーサルデザイン)とは 年齢、性別、国籍、能力等に関わらず、できるだけ多くの人が利用しやすい生活環境にするという考え方です。 以上