4から5ページ 第1回ワークショップ 『ジェスチャーで伝えてみました!』 普段とは異なるコミュニケーション方法(ボディランゲージなど)を体験しました。 今回は、外国の方、聴覚障害の方、東急電鉄の方にもご協力いただきました。 4ページに、写真を5枚、イラストを2つ、図を1つ掲載しています。 講師 廣川(ひろかわ)麻子 氏 観劇支援団体シアター・アクセシビリティ・ネットワークを設立。詳しくは8ページ参照。 4ページの写真1:手話をしている廣川(ひろかわ)氏の写真(上半身) ◆ジェスチャークイズ(廣川(ひろかわ)氏とともに) 普段の生活では、体を動かすことで相手に何かを伝える機会は少ないと思います。まずは、ウォーミングアップとして、ジェスチャークイズをしました! グループの1人がカードに描かれている食べ物を体の動きで表現します。他の人は何を表現されたか考えて、答えます。 「うどんとラーメンどっちだろう?」「ハンバーグとステーキの違いはどうやって伝えよう?」と、相手に伝えるにはどうすれば良いのか、色々と工夫して表現してみました。 4ページの写真2:ジェスチャークイズに使われたイラストカードを机に広げている。パスタ、ハンバーガー、ワインなど食べ物のイラストがある。 4ページの写真3:ジェスチャークイズの様子。お椀をもって麺類を食べるジェスチャーをしている男性と、ジェスチャーをしている男性を見ている女性。 写真3の吹き出し:ラーメンかな?うどんかな? 4ページの写真4:ジェスチャークイズの様子。パスタを食べるジェスチャーをしている女性。 4ページの女性のイラストと吹き出し:指が3本で、 フォークみたいだからパスタですね! 4ページの写真5:ジェスチャークイズの様子。ハンバーガーを食べるジェスチャーをしている男性。 4ページの男性のイラストと吹き出し:ハンバーガー! コラム 東急電鉄の窓口等での取組み 4言語版(中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、英語)の路線図を用意し、簡単な英語で案内しています。より詳細な説明が必要な時は、専用のアプリを利用し、5言語(英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語)で対応をしています。 また、翻訳アプリを使用することにより、より詳細にご説明することもできます。 4ページの図:一部拡大した英語の路線図と韓国語の路線図 5ページに、写真を6枚掲載しています。 ◆まちの中で体験! コミュニケーションのきっかけとして、スマホなどがあれば翻訳アプリや、メモアプリなどを使って、やり取りできます。 具体的な名前(地名や駅名、お店の名前など)、ジェスチャーで伝えにくいものはアプリを使うことも有効です。 地図や路線図なども手がかりになりました。 5ページの写真1:外国人と参加者(日本人)がジェスチャーでやり取りしている。日本人が手で何かをつまむようなジェスチャーをしている。外国人は少し驚いている様子。 写真1の吹き出し:参加者(日本人):おすしって手で食べたりするんです。外国人:そうなんですか? 5ページの写真2:外国人と参加者がジェスチャーでやり取りしている。外国人がつり革を握るようなジェスチャーをしている。 写真2の吹き出し:外国人:電車に乗りたいの。 参加者:つり革?電車かな? 5ページの写真3:聴覚障害者と東急電鉄職員2人がジェスチャーで会話している。女性職員が両手の人差し指を立てている。 写真3の吹き出し:東急電鉄職員:世田谷線ですか?それとも、田園都市線ですか? ジェスチャー以外にも… 筆談で伝える 5ページの写真4:筆談している様子。 アプリで伝える(アプリの紹介8ページ) 5ページの写真5:アプリを使用している様子。 ◆さまざまな手段を使い、お互いにコミュニケーションが取れることを実感! 参加者の発言 ・ボディランゲージで伝わると楽しい。 ・体を使って相手に伝えることで心が通じた。 ・伝えようと互いに努力すること、相手の立場を考えることが大事だと気づいた。 ・恥ずかしがらず、伝えていきたいと思う。 ・アプリは便利だが、ボディランゲージのほうが“心が通じた”感じがした。 ・外国人観光客には建物などだけでなく、地域の人とふれ合ったりして、日本の文化も是非感じてほしい。 5ページの写真6:ワークショップの様子。参加者がテーブルを囲んで笑顔で話している。