13から16ページ 3 ホームページ掲載情報のユニバーサルデザイン 3の1 世田谷区公式ホームページについて  世田谷区公式ホームページは、ユニバーサルデザインの考えを取り入れたホームページとして運用しています。運用方針において年齢や障害の有無、言語の違い、インターネット通信環境など、様々な要因に左右されることなく、だれにでもわかりやすく、使いやすいホームページとします。と定めています。  なお、詳しくは世田谷区公式ホームページ運用方針を参照してください。 3の2 ウェブアクセシビリティへの対応 3の2の1 ウェブアクセシビリティとは  ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障害者といった、ホームページなどの利用に何らかの制約があったり、利用に不慣れな人々を含めて、だれもがホームページなどで提供される情報や機能を支障なく利用できることであり、JIS規格(日本産業規格)に定められた規格です。  区公式ホームページは、このJIS規格(JIS X 8341-3 2016)(資料編参照)の適合レベルAAに準拠しており、一番上の等級AAAについても一部適合し、可能な限り配慮しています。 3の2の2 CMS(ホームページ作成システム)の導入と外部サービスなどの利用  ウェブアクセシビリティに対応するための機能を備えたCMSを導入するとともに、外部サービスや表示機能を付加することで統一的なページ作成が可能となり、ウェブアクセシビリティに対する一定の水準を確保しています。 (1)CMSの主な機能 画像の代替テキストの必須設定 機種依存文字の入力拒否 不適切な配色の回避 不要な文字装飾の入力拒否 など (2)表示機能 文字の拡大機能 文字・背景色切替え機能 (3)外部サービス 音声読み上げサービス ふりがなサービス 外国語自動翻訳(英・中・ハングル)サービス 3の3 ホームページ掲載情報の作成ポイント  ユニバーサルデザインやウェブアクセシビリティに配慮した情報をホームページに掲載する際には、CMSだけでは対応できないこともあるため、実際に目視で確認しましょう。 3の3の1 タイトルで内容がわかること  視覚障害があり、音声読み上げソフトを使用する人など、ページ全体のレイアウトを見渡すことができない利用者にとって、ページタイトルはそのページを読み進めるかどうかを判断する重要な情報です。 ページ内容を端的に表す単語やフレーズを含め、わかりやすいタイトルを付ける。 簡潔なタイトルを設定する。 他のページと重複するようなタイトルは設定しない。 インターネット検索エンジンなどによる直接アクセスも意識する。 悪い例 注意事項 タイトルだけでは何に対しての注意事項なのかわからない。 良い例 アクセシビリティについての注意事項 タイトルだけで何に対しての注意事項かがわかる。 3の3-2 音声読み上げソフトで正しく読める表記にする  2の3の2音声読み上げソフトで正しく読める表記にする を参照。 3の3の3 文章構造を正確に設定する  文章は、見出し、箇条書きなど、各種設定機能を用いて文章の構造を規定する必要があります。 見出しや箇条書きを正しく設定する。 装飾の目的だけで見出しを設定しない。 3の3の4 リンク先は わかりやすく・選択しやすく 設定する  ロービジョン(弱視等)の人や上肢に障害がある人などにとっても、リンク先を選択(クリック)しやすくする配慮が必要です。 (1)リンクを設定する文字や画像は適切な大きさとする 図あり (2)複数リンクが連続するレイアウトでは 適切な間隔 をあける 図あり (3)リンク先の内容が的確に推測できるように設定する  リンクの文字を設定する際、こちら や ここ と表記すると、読み上げている人にとってリンク先の内容が推測できなかったり、意図したリンクを選択できない可能性があります。リンク文字列だけでリンク先の内容が的確に推測できるように設定します。 適切な範囲でリンクを設定することで、選択しやすく、内容を推測しやすくなる。 こちら や ここ だけではなく、具体的な内容を書き示す。 PDFなどのファイルにリンクする場合、ファイル形式を表示する。 3の3の5 表を使用する場合、表示順序を考慮するなど、内容を把握しやすくする  表が音声読み上げソフトの特性(左上から右下へ向かって読むなど)に沿って構成されていない場合、各項目の読み上げ順序がばらばらになってしまうため、読み上げ時に表の情報が理解できません。表の中に表を入れた場合や、セルの結合を多用した表などは、意図したとおりに読み上げることができない可能性があります。  音声読み上げソフトの特性(左上から右下へ向かって読むなど)を考慮した構成の表にする。  行や列の見出しには、CMSで見出しであることの設定を行う。  サイズが大きい表などは、見出しとデータ部分を区別するなど、データ構造が把握しやすくなるよう工夫する。 図あり 3の3の6 添付ファイルについて (1)PDFの添付  Word、Excelは、閲覧するためにアプリケーションソフトのMicrosoft Officeが必要なため、PDF、テキストファイルも添付します。 (2)音声読み上げソフトに対応  音声読み上げソフトは、添付ファイルの内容がテキスト化されていない場合、読み上げることができません。添付ファイルは音声読み上げに対応する必要があります。  詳しくは、2の3の1 音声読み上げソフトに対応して作成するを参照。 3の3の7 ユニバーサルデザインに関する区民利用施設の設備情報を記載する  区民利用施設は、様々な人の利用を前提としています。施設利用の目安として、区民利用施設を紹介するページでは、以下の設備の有無について記載する必要があります。  車いす対応駐車場、エレベーター、車いす対応トイレ、オストメイト対応トイレ、ベビーチェア設置トイレ、ベビーベッド、シート、授乳室、授乳スペース、音声案内、AED、多機能トイレ内折り畳み式大型ベッド