せたがやゆーでぃーすたいる第1号(全16ページ) P1 世田谷から発信するユニバーサルデザインのある暮らしマガジン ご自由にお持ちください ユニバーサルデザイン普及啓発キャラクター「せたっち」 P2 世田谷UDスタイル まちにはどんな人がいる? 私たちは様々な人とともに暮らしています。その中には障害のある人も、ベビーカーで子どもを連れている人も、外国から来た人もいます。 多様な人がまちに 気軽に出るためには?  多様な人が、その能力にかかわらずまちに気軽に出ることができるようになるためには、多くの人々が多様性についての正しい知識を持つことが必要です。  たとえば、障害のある人に対する知識が不十分であるために、障害のある人がまちで不便や困難を感じることがあります。 ▼車イスを使っている人 入口の段差や狭さがバリア(障壁)となり、店に入ることができない。 ▼視覚に障害がある人 視覚障害者誘導用ブロックの上の自転車や看板で安全に歩くことができない。 ▼聴覚に障害がある人 緊急時や、駅などで放送が聞こえず情報を得にくい。 ここに挙げた内容はほんの一例です。ほかにもたくさんの困ることがあります。 世田谷区では新しく建物や道路をつくったり改修したりするときには、バリアのない施設整備をするように、その多くを義務化しています。 P3 まちを「使いこなす」とはどういうことだろう? 限られた資源を 有効に使うために  世田谷区内では、すべての駅にエレベーター等で段差解消がされています。これは10年前には考えられなかったことです。まちのバリアフリーが進むにしたがって、今までまちに出にくいと考えていた人たちが、どんどんまちに出て来られるようになりました。  それはとてもすばらしいことですが、それに伴って新しい課題も見えてきました。たとえば駅のエレベーターでは、たくさんの人が列をつくっています。エレベーターはすぐに一杯になり、ベビーカーを押している人や車イスを使っている人が、次のエレベーターが来るのを待つこともしばしばです。  エレベーターはもちろん誰もが使えます。しかしエレベーターしか使えない人もいます。もし、階段やエスカレーターを使える人が車イスの人に譲れば、もっと皆がスムーズに気持ち良く使えるようになるかもしれません。  もっと大きなエレベーターがあれば良いって?そうかもしれませんが、まちはすぐには変わりません。  そこで大切なのは、今ある施設を少しずつ良くしていくとともに、限られた資源を有効に使いこなしていくことです。 日常生活にユニバーサルデザインの考え方を  そのために提案したいのが、ユニバーサルデザインの考え方を日常生活に取り入れる「世田谷UDスタイル」という考え方です。  これからどんなUDスタイルを世田谷に広げていくか、一緒に考えていきませんか。 世田谷UDスタイル」とは 多くの人がまちを快適に利用できるための工夫や配慮を、自分自身の日常の暮らしに取り入れ実践していくことが「世田谷UDスタイル」です。様々なスタイルをこの冊子では紹介していきます。 UD(ユニバーサルデザイン)とは 世田谷区では平成11年から、高齢者や障害のある人のために、障壁(バリア)を取り除くという「バリアフリー」の考え方でまちづくりに取り組んできました。 平成21年からは「バリアフリー」の考え方だけではなく、前もって多くの人が必要としていることを想像し、バリアのないまちをつくる、という考え方でまちづくりを進めてきました。この考え方を「ユニバーサルデザイン」といいます。直訳するとユニバーサル(universal)は普遍的な、デザイン(design)は設計や計画という意味ですが、世田谷区ユニバーサルデザイン推進条例では、ユニバーサルデザインを「年齢、性別、国籍、能力等にかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすいように生活環境を構築する考え方」と定めています。 第1号の内容 特集 子どもから考える世田谷UDスタイル 4ページ まちはボクらのワンダーランド 6ページ 自分で買い物したい!そんな思いに応えたい 8ページ お出かけは気を遣いますでも気軽に出かけたい 10ページ ワークショップ参加者と考える?世田谷UDスタイルって何だろう? 12ページ ユニバーサルデザインを広げる活動一緒にやってみませんか。 14ページ 世田谷区の取り組み 15ページ p4 子どもをとりまくまちの環境から考えてみると・・・ 特集 子どもから考える世田谷スタイル より多くの利用者の視点で バリアフリーというと、今までは障害者や高齢者のことが中心でした。しかし「誰もが使いやすい」というユニバーサルデザインの考え方では、もっと様々な利用者を想定しています。 p5 子育て環境をめぐる様々な課題  たとえば、子ども連れで外出する人が増えてきた結果、ベビーカーで乗りやすいバスや電車、子ども連れが入りやすいお店、トイレや授乳室なども増えてきました。  しかし一方で、公共交通機関でのベビーカーの利用に関する意識の差が顕在化し、「我が物顔で乗っている」「小さい子どもを連れて外出なんて非常識」といった声もあります。 公共交通機関にかぎらず、子どもの声がうるさいという理由で公園や保育園でのトラブルが起きた、といったニュースも耳にしたことがあるのではないでしょうか。 子どもと子育てをとりまく 環境から考えるUDスタイル  子育てに厳しい環境が気になる一方で、子育て中の人を支える動きも増えています。  『世田谷UDスタイル』第1号ではそんな動きの一端に触れながら、その動きをさらに広げていくために、一人ひとりができることを探り、紹介します。 公共交通機関でのベビーカー利用にあたってのお願いポスター(左)と、共通ベビーカーマーク(上) 国土交通省での検討 国土交通省は平成26年3月、学識経験者や鉄道会社、子育て支援団体などと協議し、公共交通機関でのベビーカーの安全で快適な利用を進めるために、「ベビーカー利用にあたってのお願い」と統一的なマークを決めて、広く呼びかけていくことにしました。 子育てを社会全体で見守るためにも、こうした考え方の周知を広げ、ベビーカーを使う人も、周囲の人も、お互いに理解を深めていくことが大切です。 p6 まちはボクらのワンダーランド ?協力 二子玉川商店街振興組合 青空アート&マート実行委員会 ?連絡先 03−3700−7878 http://futako-tamagawa.net まちの中に子どもの声が聞こえると、元気になる 子どもの声が聞こえないまちでは寂しい。でも、一方で、「コドモはうるさい」なんて言われてしまうこともあります。 二子玉川商店街で年2回行っている「二子玉川アート&マート」では、子どもたちが道で思い切り遊ぶことができます。 子どもがまちで遊んだり、道路にラクガキしたりする様子を見ていると、のびのびとできることの大切さを感じます。 子どもも大人も楽しいイベントに 二子玉川商店街の橘たかさんに、「二子玉川アート&マート」についてお伺いしました。 「商店街をみんなに好きになってもらいたい。そう思って始めたイベントです。続けるうちに、子どもが居心地良さそうにしている空間は、実は大人だって楽しい場所になると気づきました。」 そのために、 @いろいろな出来事が起こる楽しさをつくる(大人が落書きを始めたり、落書きを消す掃除だって「楽しい出来事」になります)。 A《子ども》と《大人》をつなぐ世代の大学生や若い世代を巻き込んで一緒につくる。といったことにも気を配っているそうです。 p7 イベントに遊びに行った時にもできること 「アート&マートに遊びに来たら、子どもをまわりの大人が見てくれていると感じ、安心感があり、僕もイベントを楽しめました」と話すのは4歳のお子さんと遊びに来た中村昌史さん。 子どもが集まるイベントは確かににぎやかです。しかし、自分が子どもだった頃を思い出してみると、《うるさい》が《面白い》に変化するかも知れません。そんな童心に帰った気持ちを持つだけで自然に笑顔になり、そのあなたの笑顔が周りの親子に安心感を与えるのではないでしょうか。 駄菓子屋(おかしモ)の子どもたち 二子玉川商店街振興組合  理事長 白田幸市さん  二子玉川商店街の商店会館では、週1回学生中心のグループが「駄菓子屋」を開いています。多世代交流の場として、商店街が会場を提供、学生が運営しています。  子どもたちの楽しみは、駄菓子だけでなく、ボランティアの大学生とゲームで遊んだり、ものづくりをしたりと様々。自由な遊びをする子どもたちと、それを見守る大人の、バランスの良い関係が生まれているようです。 UDスタイルNo.1 成功率90%以上? 2mmスマイル 子どもに話しかける時に・・ 「子どもを見守る時の基本は大人の笑顔。前歯が2mmくらい見えるつもりでいると、子どもは心を開いてくれるからやってみて。」 この冊子を作成するためのワークショップに参加した田瀬裕水さんから、経験に基づくこんなステキなアドバイスをいただきました。 p7 自分で買い物したい!そんな思いに応えたい 一人で買い物をできるうれしさは誰でも同じ 「はじめてのお使い」をした時のことを覚えていますか? 間違えないかとドキドキ、「エライね」と言われて誇らしげに思った、そんな気持ちは、昔も今も変わりません。 ひとりで買い物することは、社会にかかわるきっかけをつくる大切な行動です。 発達障害の子どもたちの生活支援をしている「凸凹Kidsすぺいす♪」の渡部優子さんは、「子どもたちが一人で買い物ができることは自立の第一歩。そのため、お店でのやりとりやお金の理解を練習しています。しかし、何より大切なのは、お店や周囲の理解です」と言います。 ゆっくりペースの買い物が心を豊かにする まちには、人とのやりとりが苦手な子どもや、お金の計算がすばやくできない子どももいます。そんな子どもの様子に気が付いたら、せかしたり急に手を出したりするのではなく、ゆっくり対応することが大切です。 高齢者や障害者、外国人も、同じかもしれません。多様性を認めながら、いろいろな人のペースにあわせて買い物や活動ができるまちになったらうれしいですね。 p9 子どもの時の、お店の人とのちょっとした会話を覚えていませんか? 忙しい毎日だからこそ、お店の人とのやりとりを楽しむ余裕を持ってみては。ゆっくりペースで買い物をしている人にも、そんな気持ちで接してみよう。 「凸凹(でこぼこ)Kidsすぺいす♪」では、こんなことに取り組んでます。 発達障害や知的障害のお子さんの将来の自立のために必要な「生きる力」を学べる教室として誕生しました。日々の生活にかかせないお金の使い方や人付き合いなど「生きるために必要なこと」を個人のニーズにあわせて楽しく学んでいます。 平成27年4月から世田谷区粕谷で放課後デイサービスを開設予定です。 ?協力 凸凹Kidsすぺいす♪ ?連絡先 03−5314−9876 http://decoboco-kids.jp UDスタイルNo.2 こんにちは、ゆっくり買い物してね。 コラム 買い物のときのちょっとした周囲の配慮 ▼お金がわからなくなってしまった子どもには、見本を示して「これと同じだよ」と教えてあげると分かる場合もあります。 ▼ゆっくりペースの子どもに、手伝うつもりでカバンや財布に手を触れたりすると嫌がられることがあるので気をつけましょう。 ▼他の人がしかられているのを見たり、強い調子で話をされると自分がしかられているように感じてしまう子どもがいるので、やさしい言葉がけを。 ▼身体に触れられたり近づかれると怖がる子どももいます。頭をなでたりするのではなく、言葉や表情でほめてあげてください。 p10 お出かけは気を遣います。でも気軽に出かけたい  バスや電車などの交通機関では、運行中にベビーカーを畳んだり子どもを抱き上げたりすることは危険を伴うので、畳まなくても乗れるようになりました。 しかし、今でもベビーカーを畳まないことに対しては様々な意見があり、子育て中の人が公共交通機関を使う時はとても気兼ねしながら乗っているのです。 「昔はこうだった」とか、一部の人のマナーの悪さをあげつらうのではなく、きちんとお互いの立場を理解しながら、議論を深めていくことが必要です。 ちょっとした声かけがとても助けになりました お出かけする時に子どもが泣いて迷惑をかけないか、他の人の通行をじゃましていないか、多くの子連れの人は心配しています。 赤ちゃんが泣いている時に隣にいた人から「かわいいですね、おいくつですか」といった、ちょっとした声かけが「ほっとする一言」になることがあります。 また、バスから降りるとき他の乗客から「ベビーカーが降ります」「ごゆっくりどうぞ」と言っていただいてうれしかったこともあるそうです。 お手伝いの輪を広げるために 「NPO法人せたがや子育てネット」の明石眞弓さんにお伺いしました。 ちょっとしたお手伝いは、する方もされる方も「場慣れ」が大切。他の人のお手伝いの様子を見ることで「こうすればいいのか」と分かって、お手伝いの輪が広がります。声かけも工夫をしてみましょう。 「お手伝いしましょうか?」?慣れていないと思わず「大丈夫です。」と言ってしまいます。 「(ベビーカーの)前を持ちましょうか」?「あっ、すみません。お願いします。」 こんなふうに、具体的な言葉を使ってみてください。 UDスタイルNo.3 かわいいですね おいくつですか? バスや電車の中で厳しい目線を感じている人に、ちょっと安心してもらえるような言葉をかけてみよう。 p11 バスの中に、ベビーカーの固定スペースがあるのをご存知ですか? 出口付近のイスのところです。 このイスは、車イスを使用している人が乗ってきた時には、イスを畳んで車イスの乗車スペースになります。 車イスとベビーカーが乗りあわせたらどうするのでしょうか? 東急バスの運転手さんに聞いたところ、優先順位はないそうで「お互いに譲り合うようお願いする」とのことです。 限られたスペースを有効に使うために、乗客同士の声の掛け合い、ゆずり合いが必要なんですね。 イラスト:乗車状況の様子を、上から見た車内の様子を描いたイラスト2点。 ※この冊子の作成のためのワークショップで、参加者のみなさんとバスの乗車実験を行いました。その時のバスの中の様子です。 ● ベビーカーの親子が乗ってきました。 ベビーカーの固定用ベルトがあります。 ベビーカーのストッパーを止め、着席後固定ベルトをベビーカーにかけます。 小さな子どもやお年寄りには危険な席(前方ドア横にある席)。 ベビーカーの親子が後ろのドアから乗ってきました。料金は前に行って支払います。 ● 次に車イスを使っている人が乗ってきました。 運転手さんが乗降の手伝いをします。 順ぐりに譲り合いです。 ベビーカーの親子はひとつ前の席に移動してくれました。 座席は折りたたみます。車イスベルトで固定。 スロープ板を出して車イスの乗車をしやすくします。 停車から発車まで約4分くらい。 ?協力 NPO法人せたがや子育てネット ?連絡先 03-6796-3939 http://www.setagaya-kosodate.net ?協力 東急バス株式会社 ?連絡先 03-6412-0190 http://www.tokyubus.co.jp UDスタイルNo4 決めるのは運転手さんではなく私たち。 p12 ワークショップ参加者と考える ?世田谷UDスタイルって何だろう? この冊子「世田谷UDスタイル」第1号を作成するために、世田谷区ではユニバーサルデザインワークショップを開催しました。そこに参加した区民の方々がワークショップを振り返りながら冊子の編集について話し合いました。 お買い物体験(第1回) ソフトハットのアイコン:お買い物の練習の現場にいて、いろいろなことが分かって良かったです。順番を守ることや、お金を理解することが難しい子どもたちも、安心して買い物ができるまちにしていきたいと感じました。 ハンチング帽のアイコン:お店の対応としても、たとえば同じ50円のコインを見せて「これと同じ」とか、「10円5枚だよ」など、わかりやすく説明することが大切なんですね。 車イスのアイコン:子どものお財布からお金を取り出してあげようとすると嫌がる子どももいる、急に近寄ったりすると怖がる子どももいると言っていたね。 スカーフのアイコン:保護者が「地域の人が関わってくれてうれしい」とおっしゃっていたのが印象的でした。地域へ理解を広げていくことが大切ですね。 アート&マート(第2回) 車イスのアイコン:当日は雨で大変だったけど、楽しいイベントだったね。高架下が上手に使われていて、雨でもみんな元気だった。 手話のアイコン:子どもだけでなくて、大人も楽しそうでしたね。 ハンチング帽のアイコン:普段からまちの中に安心して立ち止まっていられる場所があるといいよね。 ベビーカーのアイコン:イベント全体として子どもを見守ってくれる雰囲気があるので、親も安心して楽しめました。 p13 日常生活や働く場でユニバーサルデザインがすべての基盤になる バス乗車体験(第3回) スカーフのアイコン:実際にバスに乗って体験したので、乗り降りの様子が良く分かりました。 ソフトハットのアイコン:バスの中で車イスユーザーとベビーカーは同じ場所を使うけど、どちらが優先ということはなく、お客さん同士のゆずりあいが大切だという説明が印象に残っています。 めがねのアイコン:バスの後の方に座っていると、前がどんな状況になっているかわからないんだよね。「車イスのお客さまが乗降中です」といったアナウンスがありがたいね。 スカーフのアイコン:運転手さん、乗客のお互いの声掛けが大切だということが改めて分かりました。 UDスタイルについて 車イスのアイコン:今まで、こういう切り口で区民にUDのことを伝えることはなかったよね。生活の中のヒント、視点の紹介ということですよね。 ハンチング帽のアイコン:今回は、子どもや子育て中の人の視点から考えるということでしたが、子どもは「多様性」の象徴ですよね。 スカーフのアイコン:少子化で、昔より子育て中の人が減ってきている。そんな状況下で地域の課題がみえてきたわけだけど、子どもの声があるまちってパワーが出てくる、生活感があるまちですよね。 ベビーカーのアイコン:子どもの声がうるさいとか、ちょっと邪魔にされているところがあって、残念ですね。 めがねのアイコン:そんな中で、「応援しているよ」という姿勢を見せること。そのための基本はやっぱり「声かけ」ですね。 手話のアイコン:「お手伝いしましょうか」というと思わず「大丈夫です」と言ってしまう、という話があって、興味深かったです。お手伝いする方も、される方もあまり慣れていないということですよね。 ベビーカーのアイコン:「ベビーカーの前を持ちましょうか?」など、具体的に言うと良いという話もありました。 スカーフのアイコン:気軽に声かけやお手伝いをし合える雰囲気が広がるといいですね。人がお手伝いしている様子を見ることで「こうすればいいんだな」と見ている人も学んで、広がっていく。自分たちから始めていくことが大切ですね。 手話のアイコン:ユニバーサルデザインが、すべての基盤にあるような世田谷をみんなでつくっていきたいですね。 検索:子育てタクシー コラム 「子育てTAXI」知ってますか? ?「子育てタクシー」とは乳幼児を連れた外出のサポート、保育園や学童保育所、塾などに保護者の代行としてのお迎え、陣痛時のスムースな送迎など、"いざという時の保険"として登録・ご利用いただける、子育て世代に優しいタクシーです。 ?一般社団法人全国子育てタクシー協会主催の「子育てタクシードライバー養成講座課程」を修了したドライバーが専門に乗務しています。(同協会のHPより) コラム 山下商店街の点字メニューと指さしボード ?山下商店街振興組合では、UDの視点で商店街づくりをしようと、点字メニューや指さしボードを設置するお店を増やす活動に取り組んでいます。 検索:山下商店街振興組合 p14 ユニバーサルデザインを広げる活動一緒にやってみませんか。 みんなで考える ワークショップ 平成26年度には5回のワークショップを開催! 27年度にも企画します。気軽にご参加ください。 詳細は、区のお知らせ「せたがや」やホームページでお知らせします。確実に情報をという方は、最後のページの連絡先までメール(原則)にて連絡先をお伝えください。個別にご連絡します。 区の施設の見学会(平成26年7月12日) 様々な事例を勉強会形式で学びました(平成26年8月30日) 子どもたちと買物体験をしました(平成26年10月4日) 子どもも楽しめるイベントを訪れ、その魅力を探りました(平成26年11月1日) 小さな子ども連れのお父さんお母さんとバスにも試乗しました(平成26年11月24日) p15 世田谷区の取組み 世田谷区では「ユニバーサルデザイン推進計画(第2期)」を平成27年3月に策定し、ユニバーサルデザインのまちづくりの推進のために3つの目標、28の施策・事業をまとめ、今後、展開していきます。 合い言葉は、 “だれもがユニバーサルデザインの視点と心でまちづくり” 目標は、『公平な社会づくり』『ユニバーサルデザインのまちづくり』『区民参加でまちづくり』 施策・事業は、全部で28ありますが、ここではその一部を紹介します。 トピック:ユニバーサルデザインに取り組むアドバイザーなどの人々の活躍の場を広げ、多くの人が参加できる取組みの推進 UDに関わる人の育成講座や交流会などを実施したり、より使いやすい施設の建設のための検討会などを開催して、UDに関わる人の輪を広げていきます。 トピック:ユニバーサルデザインライブラリーの活用 UDで整備された建物などの事例を「収集」「蓄積(データ化)」し、いろいろな方が情報を活用できるようにしていきます。世田谷区のホームページ内に今後オープンします。 トピック:ユニバーサルデザインの生活スタイルの普及 公共空間を上手に使いこなす方法や工夫などを広め、ソフト面を含めたユニバーサルデザインの普及啓発を進めます。冊子「世田谷UDスタイル」の作成と配布もこの施策・事業の一環です。 くわしくは、世田谷区のホームページをご覧ください。 検索:世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画 p16 いっしょにユニバーサルデザインを広めていこう! ・名前は 「せたっち」 ・オスのサル ・身長90cm程度 ・ユニバーサルデザインという言葉の「サル」の発音にかけて、おさるさんのキャラクターとして誕生。平成20年10月11日が誕生日(区民ワークショップでの提案から生まれました)。 ユニバーサルデザインの普及啓発を一生懸命しています。 立体ぬいぐるみにもなっています。 「せたっち」のキャラクターをみなさんの活動で使ってみませんか? ユニバーサルデザインに関する活動であれば、どなたでもお使いいただけます。 データも送ります。詳細は下記の連絡先までお願いします。 たとえば、、、 「手話の勉強会のチラシに」「せたっちのぬいぐるみを使って子育てサロンのワークショップを」「商店街イベントや子ども向けイベントのキャラクターグッズに」「学園祭のキャラクターに」 世田谷UDスタイル 第1号 平成27年(2015年)3月発行 世田谷区 都市整備部 都市デザイン課 連絡先 : 〒154-8504 世田谷区世田谷4-21-27 電話 : 03-5432-2038  FAX : 03-5432-3023 メール : SEA02092@mb.city.setagaya.tokyo.jp ホームページ :検索 世田谷区 ユニバーサルデザイン