次に14ページです。 14ページには、家づくりにおけるユニバーサルデザインの考え方が載っています。 14ページ全体に、3階建ての住宅のイラストが描かれています。 住宅イラストの3階部分には、快適に住み続けられるためのヒント として4つの項目が説明されています。 (1) 変化するニーズへの対応 (2) 安全・安心(転ばない、滑らない、大けがしない。) (3) 使いやすさ・快適性 (4) つながり(外出しやすい、訪問しやすい) と書かれています。 住宅イラストの2階部分には、家の基本性能 として5つの項目が説明されています。 (1) 耐震性能、防災・防火性能。 (2) 耐久性能、維持管理。例えばメンテナンスのしやすさなど。 (3) 防犯性能。 (4) 省エネルギー対策。例えば断熱性・省資源など。 (5) 健康。例えば、シックハウス対策など と書かれています。 住宅イラストの1階部分には、家のつくり方の全体のポイント として5つの項目が説明されています。 (1) 通路の確保と広さ、1階床の高さなどの外とのつながり。 (2) 将来の改修を考えておく。 (3) 日当たりや風通しが良い。 (4) 部屋の収納が確保されている。 (5) 玄関以外の避難経路の確保など緊急時の安全性。が書かれています。 1階部分右側には、家の間取り例のイラストとして、家づくりの全体のポイントが表現されています。 14ページ右側では、設計士さんとせたっちが住宅イラストを見ながら話しています。 設計士さんは「長く住み続けるためには、家の基本性能も重要だよ。うらびょうしの情報も参照してね。」と言っています。 せたっちは「なるほど。みんな大事なヒントだね。」と言っています。 次に15ページです。 15ページには、ユニバーサルデザインのチェックリスト例が載っています。 15ページ全体に、ユニバーサルデザインのチェックリスト項目として4つの家づくりのヒント(視点)と家の基本性能の項目が分類されて書かれています。 また、全ての項目には、新築・購入時、将来対応という、いつ対応するかチェックできる欄があります。 まずは家づくりのヒント(視点)毎のチェックリスト。 1 快適に住み続けられるためのポイント (1) 変化するニーズへの対応 ・道路から玄関までの高さおよび距離、空間を考える ・玄関の広さを確保 ・間仕切壁や配水管設備など間取りの可変性 ・寝室とトイレ・浴室が近いなどシンプルな動線の間取り ・手すりを設置するための壁の下地補強 (2) 安全・安心 例えば転ばない、滑らない、大けがしない ・滑りにくい床材、緩やかな階段など転倒によるけがを防ぐ。 ・出入口の戸の敷居、段に色をつけるなどつまずかないための工夫 ・玄関、トイレ、浴室、階段、廊下での手すりの設置または将来の設置を考える ・出入口の段差、浴槽の高さと深さ、脱衣室との温度差など浴室の安全性 ・緊急時を知らせる呼び出しボタンなどの設置 (3) 使いやすさ・快適性 ・設備機器。例えば、足元の空いてる洗面台、音声案内のあるキッチンセットなど。 ・照明器具。例えば、適度な明るさの確保、器具の交換のしやすい形など。 ・スイッチ・コンセント。例えば、手が届きやすい位置、操作しやすい形など。 ・水栓金物。例えば、操作が楽に出来るレバータイプなど。 ・建具。例えば、引き戸などの形状、使いやすい取っ手、ガラス窓つきの戸など。 (4) つながり 例えば外出しやすい、訪問しやすい ・家族や訪問者とのコミュニケーションがしやすい。例えば部屋の配置、出入口の形状、モニター付きインターホンなど ・サービスを受入れやすい。例えば介護サービスなど 2 家の基本性能 (1) 耐震性能、防災・防火性 (2) 耐久性能・維持管理。例えばメンテナンスのしやすさなど (3) 防犯性能 (4) 省エネルギー対策。例えば断熱性・省資源など (5) 健康。例えば日当たり・風通し、シックハウス対策など 15ページ下部には、設計士さんとせたっちがしゃべっているイラストが描かれています。 設計士さんは「今はどこに重点を置くか、チェックリストも参考にしてね。」と言っています。 せたっちは「できているかなあ。」と言っています。