次に10ページです。 10ページには、浴室の場面が載っています。 10ページ右上では、せたっちが「誕生会も盛り上がり、よしえさんが泊まっていくことになったよ。」と言っています。 10ページ中央左のイラストは、またぎ高さが40センチメートル程度の浴槽のほか、手すりなどが設けられている浴室全体のイラストが書かれています。 中央右では、よしえさんとたかしくん、せたっちがしゃべっています。 よしえさんは「おなかが大きくなると足元が見えにくくなって危ないの。それと浴槽をまたぐのって大変なのよね。」と言っています。 せたっちは「わしも最近足腰が弱ってきたから手すりや腰掛けるところがあると安心だな。」と言っています。 10ページ下部では、浴室における家づくりのヒントが書かれています。 安全・安心 という視点では、転倒などの事故を防ぐ、浴槽のまたぎに注意する という2つの項目で説明されています。 転倒などの事故を防ぐについては、浴室の出入口や浴槽の出入りなどでは手すりがあると安心だね。水にぬれても滑りにくい床にしておくことも必要だね。 緊急時を知らせる呼び出しボタンなどがあると安心だね。と書かれています。 浴槽のまたぎに注意する については、 妊婦さんだけでなく高齢者・子どもにとっても浴槽のまたぎには注意が必要だね。深すぎても浅すぎてもダメなんだよ。 腰掛けいたなど浴室内の動作を楽に出来る用具も活用できるといいね。と書かれています。 快適 という視点では、使いやすさ・快適性について説明してあります。 水栓やシャワーなどは使いやすいものを選ぼう。後からつける事が可能な浴室用の暖房機もあるよ。と書かれています。 ニーズの変化 という視点では、手すりの下地補強をしておくということについて必要になったときに手すりをつけられるように壁に下地補強があるといいね。と書かれています。 次に11ページです。 11ページには、台所の場面が載っています。 11ページ右上では、せたっちが「料理が得意なめぐみさんや、おばあさんが大活躍だ。楽しみだなあ。」と言っています。 11ページ中央のイラストでは、めぐみさん、せたっちの奥さん、たかしくん、せたっちの娘の台所周辺での様子が描かれています。 音声ガイドが「右のヒーターの加熱が終わりました。」とアナウンスしています。 めぐみさんは、フライパンを振りながら「目が見えにくくても音声ガイドがあれば料理が安全に楽しめるわね。」と言っています。 せたっちの奥さんは、いすに座って洗い物をしながら「足元が空いてるから疲れたときに座って洗い物や料理が出来るわ。」と言っています。 たかしくんは、皿を運んでいます。 せたっちの娘は、飲みものをお盆に載せて運んでいます。 11ページ下部には台所での家づくりのヒントが書かれています。 ニーズの変化 という視点では、キッチンセットの取替えについて将来キッチンセットを取り替えやすいように床下の配管工事がしやすい工夫があるといいね。と書かれています。 安全・安心 という視点では、 台所の安全 について子どもや高齢者が安心して使えるように安全装置の備わった器具のほか、ガス漏れ検知器や火災警報器などを設置するといいね。と書かれています。 快適 という視点では、使いやすさ・快適性 について説明されています。 水栓はレバータイプなど操作が楽に出来るものがいいね。調理や後片付けの手順を考えた台所のレイアウトが使いやすいね。 操作手順や調理器の状況を音声で教えてくれる製品もあるよ。音声ガイドは見えにくい人にとっても便利だね。と書かれています。