次に6ページです。 6ページには、廊下の場面が載っています。 6ページ右上では、せたっちが「孫たちが廊下を走り回っている、転んでけがしないで欲しいな。おっと、いちろうさんがやってきた。」と言っています。 6ページ中央のイラストでは、たかしくん、せたっちの娘、いちろうさんが部屋の前の廊下にいます。 たかしくんは「わーい、わーい」と言って廊下を走り回っています。 せたっちの娘は「敷居に段差が無いので、つまずきにくいわね。」と言って扉の前に立っています。 いちろうさんは「幅が広いから、手すりが付いていても廊下が通りやすいなあ。」と言って廊下を曲がろうとしています。 それを見てせたっちが「今は片側だけ手すりがあるけど、もう片方も手すりがつけられる準備があるよ。」と言っています。 6ページ下部では、廊下における家づくりのヒントが書かれています。 ニーズの変化 という視点では、廊下の幅について説明してあります。 廊下を少し広くしておくと後で楽だね。例えば目安として幅90センチメートル以上。メーターモジュールにするなど。 廊下と各部屋の床仕上げをそろえると間取りが変えやすいよ。と書かれています。 なお、メーターモジュールとは1メートルを基準として設計することで、今までの木造の住宅は3尺(91センチメートル)を基準にしている住宅が多いです。 快適 という視点では、部屋の扉を使いやすくすることについて説明がされています。 引戸は使いやすいね。扉の幅が80センチメートル以上で広いといいね。取っ手は使いやすい形がいいね。例えばドアノブ型よりも棒状にするなど。 向こうが見通せる扉は内・外の様子が分かって安全だね。と書かれています。 安全・安心 という視点では、廊下における事故を防ぐ、手すりを付けて安全に という2つの項目で説明されています。 廊下における事故を防ぐ については、 転ばないように滑りにくい床にしておくといいね。廊下のかどをとがらせない工夫があるね。危険な箇所は色の違う材料を使うとわかりやすいよ。と書かれています。 手すりを付けて安全に については、廊下も手すりを付けると安心だね。と書かれています。 次に7ページです。 7ページには、階段の場面が載っています。 7ページ右上では、せたっちが「よしえさんが2階に子どもたちを呼びに行くよ。」と言っています。 7ページ中央のイラストでは妊婦のよしえさんがせたっちの家で2階に子どもたちを呼びに行こうと階段の前に立っています。 よしえさんは「階段の上り下りって大変なの。せたっちのおうちは緩やかでいいわね。」と言っています。 それを見て中央右側のせたっちが「物置の場所は、ホームエレベーターに変えられるようにしてあるよ。」と言っています。 7ページ下部には、階段における家づくりのヒントが書かれています。 ニーズの変化 という視点では、 ホームエレベーターの設置空間について、将来、設置したいときのために建築当初から場所を考えたり、基礎を作っておくといいね。と書かれています。 快適 という視点では、器具の交換のしやすさについて、照明器具の交換がしやすいことや、長持ちする省エネタイプを使うのもいいね。と書かれています。 安全・安心 という視点では、手すりを付けて安全に、階段における事故を防ぐ という2つの項目で説明してあります。 手すりを付けて安全 については、階段を安全に上ったり、下ったりするために、両側に手すりを付けると安心だね。と書かれています。 階段における事故を防ぐこと については、 緩やかな勾配や中間の踊り場は誰にとっても優しいね。転ばないように、滑りにくい床にしておくといいね。 段がわかりやすいように、色を変えるなどの工夫があるといいね。足元の照明も有効だよ。と書かれています。