次に4ページです。 4ページ以降は、家での各場面のページを設けて、それぞれの場面でのいえ作りのヒントが書かれています。 4ページには、道路から玄関(階段とスロープ)の場面が載っています。 ページ右上では、せたっちが「最初にみえるのは誰だろう。おっ、娘が孫とベビーカーでやってきた。その後ろから、いちろうさんもみえたぞ。」と言っています。 4ページ中央のイラストでは、娘が孫をベビーカーで連れて、車椅子に乗ったいちろうさんが家に訪ねようとしているところです。 しかし、今の家の入口は家の前の通路より2段上ったところに玄関があるので、ベビーカーや車いすでは家に入るのが難しいようです。 そこでせたっちが「いちろうさんも時々遊びに来るし、スロープにしようかな。」と考えています。 中央右側には、せたっちが玄関脇にスロープを設置した状態を思い浮かべているイラストが描かれています。 4ページ下部には、道路から玄関における家づくりのヒントが書かれています。 ニーズの変化 という視点では、スペース、敷地の高さ という2つの項目で説明されています。 スペース については、将来スロープにする場所を考えておくといいね。 敷地の高さ については、雨水が浸入しないよう注意をした上で道路から玄関までがあまり高くないといいね。と書かれています。 安全・安心 という視点では、手すりをつけて安全に、階段やスロープの仕上げ という2つの項目で説明されています。 手すりをつけて安全に についてはスロープや階段には手すりがあると安全・安心だね。 階段やスロープの仕上げ については、床は滑りにくい材料がいいね。急な階段やスロープは危険だね。と書かれています。 つながり という視点では、使いやすいインターホンについて、モニター付きインターホンは聞こえにくい人にとっても便利だね。と書かれています。 次に5ページです。 5ページには、玄関の場面が載っています。 5ページ右上では、せたっちが「おっと、いちろうさんが上がれない。おばあさんや、よしえさんは玄関の段差に気をつけないとなあ。」と言っています。 5ページ中央左のイラストでは、いちろうさんが玄関の段差部分に設置されているスロープを下ろうとしているところです。 「僕の家では、スロープで上り下りできるよ。」と言っています。 せたっちはそれを見て「なるほど、家の中でスロープが使えるのか。玄関を広くしておいてよかった。」と言っています。 5ページ中央右のイラストでは、椅子が置いてある広い玄関を見て、妊婦のよしえさんが喜んでいます。 せたっちの奥さんが「玄関を広くしておいたからいすを置いて楽に靴を脱いだり履いたり出来るわ。妊婦さんにもやさしいね。」と言っています。 5ページ下部には、玄関における家づくりのヒントが書かれています。 ニーズの変化 という視点では、玄関は広く、手すりの下地補強(壁の裏に合板などを入れて補強すること)をしておく という2つの項目で説明されています。 玄関は広く については、 靴を脱いだり履いたりするための椅子が置けるよ。スロープが置けて、車いすの人にとっても便利だね。ベビーカーも置けるね。と書かれています。 手すりの下地補強をしておく については、必要になった時に手すりを付けられるように、壁に下地補強があるといいね。と書かれています。 安全・安心 という視点では、玄関の段差に注意、手すりを付けて安全に という2つの項目で説明されています。 玄関の段差に注意 については、踏みはずさないように、段を分かりやすくしておこう。と書かれています。 手すりを付けて安全に については、段差のあるところには、手すりを付けると安心だね。と書かれています。 つながり という視点では、サービスの受けやすさについて説明されています。 出入口の段差、戸の形状など外出しやすいことって大事だね。訪問入浴など介護サービスも受入れやすいし、宅配物や配達弁当も受け取りやすいね。と書かれています。