次に12、13ページです。 タイトル まちの中で、こんなことに気づいたら      私たちにもできる! ちょっとした手助けと気配り 12ページ上部には、ヘルプマークのイラストがあります。 ヘルプマークは、援助や配慮を必要としていることが外見からは わからない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、 東京都で作成したマークです。 まちの中で困っている様子の人や、とまどっている人を見かけたら、 一方的に手助けが必要と決めつけず、相手の気持ちを大切にして「何かお手伝いすることがありますか」などと、まずはひと声かけてください。 手助けを求められたら、 何をどのようにすれば良いのか、相手に聞いてください。 12ページ下部では、視覚に障害のある人に出会ったら について説明しています。全部で3項目です。 ・安全に歩くための手助け  横断歩道や駅のホームは危険な場所です。まわりの状況を伝えましょう。  右側には、ホームを歩く視覚障害者に、「危ない!とまって」と後ろから声をかけているイラストと、  横断歩道で、「青にかわりましたよ」と声をかけているイラストがあります。 ・お店では  ちょっとした声かけで買い物がしやすくなります。困っている人を見かけたら、声をかけましょう。  右側には、スーパーで「なにかおとりしましょうか」と声をかけているイラストがあります。 ・手助けをするとき  何をどうすれば良いか、相手に聞いてください。手を引いたり後ろから押したりしないで、手助けをする人の肩やひじに軽くふれてもらい、半歩前を歩きましょう。  視覚障害者の手を引き、ずんずんと歩いているイラストと、ひじに軽くふれてもらいながら歩くイラスト。  右側には、2種類のイラストがあります。手を引いているイラストが よくない例、ひじに触れてもらっているイラストが よい例です。 13ページ上部では、車いすを使う人に出会ったら について説明しています。全部で3項目です。 ・だれでもトイレやエレベーターでは  そこしか使えない人、より必要としている人がいるかもしれません。必要としている人を優先するように心がけましょう。  右側には、だれでもトイレの前で、親子連れが「わたしたちは上に行くわ」と言い、車椅子使用者が「ありがとう」と答えているイラストがあります。 ・駐車場では  車いすを使う人の駐車場は、車いすで乗降できるスペースを確保したものです。必要がない人は使わないようにしましょう。  右側には、車椅子用駐車場で「広いからとめちゃえ、となりがあいているからいいだろう」と言いながら駐車をしている車と、  そこにやってきた車椅子使用者が、「あいているけどとめられない」と困っているイラストがあります。 ・手助けをするとき  急な坂道や段差では、手助けが必要な場合があります。どうすればよいか相手に聞きましょう。  上側には、車椅子使用者がエレベーターに乗ろうとしているときに、周囲の人が扉を抑えるなどして「どうぞ」と声をかけているイラストがあります。 13ページ下部では、聴覚に障害のある人に出会ったら について説明しています。全部で2項目です。 ・聞こえにくい人かもしれません  後ろから声をかけたり、自転車のベルを鳴らしても気づかない人がいたら、もしかしたら聴覚に障害のある人かもしれません。相手に気を配りましょう。  右側には、窓口で手話で会話をしているイラストがあります。 ・手助けをするとき  大切な放送があっても聞こえません。メモを使ったり、身ぶり手ぶりなどで情報を伝えましょう。聞こえにくい人には、ゆっくり話しましょう。