次に8ページです。 タイトル みんなが利用する施設(図書館)で 図書館についたせたっち。窓口で身ぶり手ぶりで話している人がいます。そのうち、窓口の人が何かを書き始めました。 右側には、窓口で筆談機を使っている写真があります。 知りたがりやの せたっちは聴覚障害者のすすむさんに後ろから声をかけましたが、返事がありません。あれ? 気がついてふり返ったすすむさん。こんなカードを見せてくれました。耳の聞こえないかただったんですね。 左側には、「わたしは耳や言葉が不自由です。わかるように合図していただけますか」と書いてあるカードの写真があります。 筆談ボードで、お話を聞きました。これに書いたり消したりして、話をすることができます。 左側には、筆談ボードの写真があります。 コラム 聴覚に障害のある人は、こんなことに困っています 全部で4項目です。 ・窓口での呼び出しの声、緊急の情報など、音声だけではわかりません。  右側には、すすむさんが歩いていて、後ろからやってきた自転車が、すすむさんに向かってどなっているイラストがあります。 ・後ろから声をかけられてもわかりません。自転車に気づかず、追い越しざまに文句を言っているのが口の形でわかり、とても悲しくなったこともあります。 ・聴覚に障害のある人の中には、文章を読むことの苦手な人がいます。区役所の窓口などには手話を使える人がいると助かります。  左側には、エレベーターの操作盤の写真があります。 ・インターホンで対応するエレベーターの非常用ボタンでは、いざというときに話ができません。ひとりではエレベーターに乗らないようにしている人もいるそうです。                                          次に9ページです。 みんなが利用する施設で見かける工夫や とりくみ 全部で4項目です。 ・車いすを使う人、オストメイト(人工肛門や 人工ぼうこうのかた)、小さい子どもづれの人など、だれもが使いやすいように工夫されたトイレがふえています。  左側には、だれでもトイレのイラストがあります。 ・イベントでは、手話通訳や要約筆記などを用意し、聴覚に障害のある人も参加できるようにしています。  上側には、イベントで講師の横で手話通訳をしている写真があります。 ・弱視の人にも見やすいようにサインが工夫されています。外国語の対応もしています。  左側には、駅にある 出口やトイレを案内している看板の写真があります。 ・窓口で順番を知らせるとき、音声だけでなく、番号表示もしています。  左側には、窓口で よびだし番号を表示している電光掲示板の写真があります。 別れるときに、すすむさんが言いました。 「まちには、耳の聞こえない人や、目の見えない人、車いすを使っている人、お年寄り、赤ちゃんをつれた人などがいるけれど、みんなが使えることをめざした ユニバーサルデザイン という考え方があるんだよ。興味があったら調べてみてね。」 9ページ下部には、せたっちが ありがとう の手話をしているイラストがあります。ありがとう の手話は、手刀を切るようにして上にあげる。 簡単な手話を教えていただき、別れました。どうもありがとうございました。